きたむら さとし(1956年6月11日 - )は、日本の児童絵本作家、イラストレーター。神戸市外国語大学の客員教授を務める[1]。
1956年に東京で生まれる。芸術家を志して[2]高校を中退[1]、父の勧めにより陶芸の道を目指すも断念し[2]、19歳の時に広告や雑誌のイラストレーターとして商業活動を開始した[3]。1979年に東京からロンドンに移住し、グリーティングカードをデザインする仕事に就いた[3]。1981年にアンデルセン・プレスから仕事を依頼されるようになり[3]、初の絵本作品となる『Angry Arthur』(文:ハーウィン・オラム、邦題:ぼくはおこった)のイラストを手掛ける[2]。そのイラストは評価され、1983年にイギリスの新人絵本作家への奨励賞であるマザーグース賞を受賞した[3]。
1996年の著作『Sheep in Wolves' Clothing』(邦題:ひつじのコートはどこいった)を原作としたBBCの子供向けテレビアニメシリーズ『Sheeep』が2000年に放送された[4]。
2009年、それまで拠点としていたイギリスから日本に帰国した[1]。
など著書(訳含む)は70冊に及ぶ。