ぷっちぐみ | |
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Pucchigumi | |
ジャンル | 幼年漫画・情報雑誌 |
読者対象 | 幼稚園児から小学校低学年までの女児 |
刊行頻度 | 隔月刊(奇数月1日発売) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本 |
定価 | 1000円台 |
出版社 | 小学館 |
編集部名 | ぷっちぐみ編集部 |
編集長 | 其田郁子[1] |
刊行期間 | 2006年7月15日 - |
発行部数 | 37,500部(2024年7月 - 2024年9月日本雑誌協会調べ) |
レーベル | てんとう虫コミックススペシャル ぷっち・ぷぷぷBOOKS |
姉妹誌 | シールぐみ |
ウェブサイト | ぷっちぐみ |
『ぷっちぐみ』は、小学館が発行する日本の幼稚園児 - 小学校低学年を対象とした女児向け幼年漫画(少女漫画)・情報雑誌。2006年7月に創刊号が発売され、不定期刊から隔月刊を経て2008年11月発売の第12号から月刊形態となった。しかし23年夏以降再度隔月刊に戻る
『めばえ』・『幼稚園』・小学館の学年別学習雑誌(『小学一年生』)の編集部が共同編集し、日本の少女漫画雑誌では最も対象年齢が低い[2]。
誌面は小学館が出版権・掲載権を持つ作品・商品のうち、幼児から小学生(低学年・中学年)までの女の子に人気が高いキャラクターの情報と、それをモチーフにした漫画およびオリジナルの漫画で構成されている。さらに小学館発行の女子小学生向け漫画雑誌『ちゃお』で連載してアニメ化された『きらりん☆レボリューション』(2006年〜2009年 以下『きらレボ』)などの人気漫画[3]のアニメ関連の情報や漫画版も掲載されたことがある。なお、『ちゃお』編集部は本誌には関わっていないが、同誌の人気漫画が本誌でも掲載されたり、連載経験を持つもりちかこなどの作家が本誌で執筆するケースがある。2014年からは『なかよし』(講談社発行)で作品を連載していた花森ぴんく、菊田みちよ、原明日美、小鷹ナヲなども本誌に移籍している。
2023年8月現在は『すみっコぐらし』、『ポケットモンスター』を主力キャラクター、『星のカービィ』を準主力キャラクターとしている。
第1号は2006年7月に発売され、11月に第2号、2007年3月に第3号、7月に第4号と続刊が発売された。同年9月発売の第5号以降は奇数月中旬発売の隔月刊となり、2008年11月発売分の第12号からは月刊誌化され、2017年9月に発売された2017年10・11月合併号までは毎月15日に発売されていた。2017年11月に発売された2017年12月号からは毎月1日に発売されている。11号までは「小学館スペシャル○月号増刊ぷっちぐみ」が正式な誌名だった。なお新型コロナや世界情勢の影響で2020年7月号は7・8月合併号、2022年6・7月、10・11月合併号として発売された。
創刊から2008年までは連載当時大人気コンテンツだった『オシャレ魔女♥ラブandベリー』『たまごっち』(2004年版)や『きらレボ』を中心に女児向けの人気キャラクターの情報が取り上げられていた。表紙は創刊号・第2号は"ラブ"と"ベリー"、第3号から2009年3月号までは"月島きらり"のイラストが目立っていた。2006年は『ラブandベリー』のブームが真っ只中だったのでそれを中心に取り上げていたが、2007年春頃には『ラブandベリー』のブームが去り、翌2008年夏の稼働終了と同時に本誌での連載も終了した。その一方で『きらレボ』がそれに代わって本誌の中心的なキャラクターと位置づけられ、アニメの情報と企画特集の掲載はもちろん漫画の連載も行われた。しかし2008年後半には『きらレボ』もブームが去り、2009年のアニメ終了と同時に漫画の連載が終了、2ヶ月ほど遅れて関連カードゲーム機の稼働も終了した。
2009年から2011年にかけては『ラブandベリー』や『きらレボ』の後継となるセガ・小学館の共同開発キャラクターである『リルぷりっ』と、セガ・サンリオの共同開発キャラクターである『ジュエルペット』に力を入れた。一時期は勢いがなかった『たまごっち』も2009年10月からのテレビアニメ化で人気を取り戻し、再び看板キャラクターに返り咲いた。一方で『ちゃお』で『きらレボ』の後継と位置づけられた『極上!!めちゃモテ委員長』は、本誌ではアニメの情報と企画特集の掲載に留まった。2010年春には『リルぷりっ』がテレビ東京系でアニメ化された。タイアップ作品ではあるものの、本誌発祥の漫画のアニメ化はこれが初めてである。
2011年には『プリティーリズム』がアニメ化されたのと同時に漫画の連載も開始し、本誌で長らく連載されていた『はっぴーカッピ』も短期間ながらテレビアニメ化された。2012年には『リルぷりっ』のテレビアニメ終了と共に漫画の連載も終了し、その半年後に『アイカツ!』がアニメ化され、漫画連載もスタートした。2014年にはニンテンドー3DS用ゲーム『妖怪ウォッチ』が男児はもちろん女児にもブレイクしたことを受けて、女児向けに設定を変更した漫画が連載された。同年夏には『プリティーリズム』が終了し後継作の『プリパラ』が登場した。2015年9月に『たまごっち!』が終了し、後継は小学館が出版権・掲載権を持たない作品になった。
2016年2月には『ジュエルペット』が終了して、同じくセガ・サンリオの共同開発キャラクターの『リルリルフェアリル』に、同年春には『アイカツ!』が終了して後継の『アイカツスターズ!』が登場、2017年春には『プリパラ』第2シリーズの『アイドルタイムプリパラ』と、『ちゃお』原作の『プリプリちぃちゃん!!』、そして実写ドラマ『ガールズ×戦士シリーズ』(第1作は『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』)が登場した。2017年12月に『プリプリちぃちゃん!!』が終了し、2018年2月には『アイカツスターズ!』・『アイドルタイムプリパラ』が後継の『アイカツフレンズ!』・『キラッとプリ☆チャン』と入れ替わりながら(いずれも本誌での連載開始の時期がアニメの放映開始に先行する形となる)アニメとのタイアップが続けられた。
しかし世界情勢が新型コロナウイルス感染症に見舞われた2020年から2023年にかけて、2010年代の本誌を支えていた『プリティーシリーズ』、『アイカツ!シリーズ』、『ガールズ×戦士シリーズ』といった主力作品が全て終了し、本誌でもそれらのテレビアニメ(テレビドラマ)作品のコンテンツが大幅に減少することになる。まず『アイカツ!シリーズ』は『アイカツフレンズ!』が2020年3月に終了し、2021年1月に9ヶ月ぶりに『アイカツプラネット!』として再登場するものの歴代最短の半年で放送終了、『キラッとプリ☆チャン』と入れ替わる形で2021年10月に登場した『ワッチャプリマジ!』も2022年9月に『プリティーシリーズ』歴代最短(アンコール再放送は除く)の1年で放送終了、そして『ガールズ×戦士シリーズ』第5作の『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』も2022年6月に放送終了(同年4月から6月まで15分枠に短縮)し、それと放送枠を分け合う形で同年4月から登場した『リズスタ -Top of Artists!-』は同年7月から12月まで30分の単独枠で放送が続けられ、本誌でも掲載された。代わって、2023年4月からは『冒険大陸 アニアキングダム』と『ゴー!ゴー!びーくるずー』は本誌では初めて女児向け幼年漫画に連載される運びとなった。
2023年1月からは『コロコロコミック』『てれびくん』など同社の男児向け雑誌の看板コンテンツである『アニメ版ポケットモンスター』を本誌でも看板キャラクターとした。
女児向けトレーディングカードアーケードゲーム機は、小学館が出版権・掲載権を持たない『プリキュアシリーズ』関連のものを除く、ほとんどの機種の情報を取り上げているのが特徴で、それらのゲーム機で使える雑誌限定カードが付録となることもあった。今までに『ラブandベリー』・『きらりん☆レボリューション・ハッピーアイドルライフ』・『リルぷりっ』・『アイカツ!』・『アイカツスターズ!』・『オトカドール』のカード、『プリティーリズム』のプリズムストーン(プラスチック製ジュエリー)、『プリパラ』のプリチケ(チケット形カード)が付録となっていた。
日本雑誌協会のデータによる本誌の月平均発行部数推移は以下の通りである[4]。創刊直後は25万部とされていたが、2008年度は15万部、2009年度には12万部、2011年度は11.3万部と漸減傾向が続いていたが、2013年度は12.5万部、2015年度は13.1万部に回復していた。しかし2016年度は9.5万部、2022年度は4.3万部に激減した。
小学館広告局のサイトによると、小学1年生の読者が最も多く、幼稚園年長児、小学2年生、幼稚園年中児の順に多い[5]。なお、小学3年生以上は『ちゃお』などと競合し、読者が少なくなる。
2016年度までは『小学一年生』と並行して掲載されている作品も多かった。
この節の加筆が望まれています。 |
連載作品の単行本は当初はてんとう虫コミックスのサブレーベルである「てんとう虫コミックススペシャル ぷっち」より発売され、判が大きいこと以外は通常の漫画コミックスの形態を取っているが、2011年7月以降は関連レーベルとして「ぷぷぷBOOKS」が新たに発刊、テレビアニメ原作のタイトルを対象にテレビ絵本の要素を組み合わせ、漫画と絵本の中間の形態となっている。