アイザイア・ラシャド(英: Isaiah Rashad、本名: Isaiah Rashad McClain、1991年5月16日 - )はアメリカ合衆国テネシー州チャタヌーガ出身のラッパー、歌手、ソングライター、音楽プロデューサー。
2012年のSmoker's Clubツアーに参加したことをきっかけにブレイクし、翌年トップ・ドッグ・エンターテインメントと契約。2014年にEP『Civil Demo』が評論家から評価され、米Billboard 200で40位を記録、XXL誌のfreshman class選出される。2016年にはデビューアルバム『The Sun's Tirade』をリリース、全米17位を記録した[2]。
1991年5月16日、アイザイア・ラシャド・マクレーンはテネシー州チャタヌーガで生まれる。アイザイアは主に美容師の母に育てられる。父親は3歳の頃に蒸発[3]。小さい頃に聴いていたのはトゥー・ショートやスカーフェイスといったものであった[4]。アイザイアの夢は説教師であったが、アウト・キャストのATLiensを中学生の時に聴き、考えを変えた。10年生の頃にラップを始める[5]。
2012年、ジューシー・J、Joey Badass、Smoke DZAなどが参加するSmoker's Club Tourに出演したことをきっかけに知名度を上げる[6]。
2013年3月には、カリフォルニア州ロサンゼルスカーソンにベースを置くトップ・ドッグ・エンターテインメントと契約を結ぶ[7]。
2014年1月28日にEP盤である『Civil Demo』をリリース。このEPは評論家から称賛を受け、アメリカのBillboard 200で40位を記録する[8]。この称賛を受け、XXL誌のfreshman classの2014年度に選出される[9]。
2016年9月2日にはデビューアルバムである『The Sun's Tirade』をリリース。このアルバムはBillboard 200で17位を記録する[8]。
アイザイア・ラシャドはジェイ・Z、ナズ、スヌープ・ドッグ、アウト・キャスト、ノー・リミット・レコード、キャッシュ・マネー・レコード、エリカ・バドゥ、フージーズ、KRSワン、UGK、R・ケリー、スリー・6・マフィア、カニエ・ウェスト、ブーツィー・コリンズ、ジョージ・クリントン、ジェームズ・ブラウン、スモーキー・ロビンソン、ゴリラズなどを聴き育つ[10]。主にアウト・キャストのビッグ・ボーイ、スカーフェイス、ジェイ・Zを最大の影響として挙げる[11]。その後のXXLでのインタビューでは、アウト・キャスト、エリカ・バドゥ、ナールズ・バークレイ、スクールボーイ・Q、T.I.、リル・ウェインを挙げている[12]。
アイザイア・ラシャドには、長年のガールフレンドとの間に2013年に生まれた息子がいる[13]。2015年には別の女性との間にも子供がいると発覚した。
『The Sun's Tirade』のプロモーション中、ザナックスやアルコールの依存症になり、『Cilvia Demo』や『The Sun's Tirade』の製作中はうつ病に苦しんでいたことを明らかにする[14][15][16]。
Vice社のインタビューでは、19歳の頃には自殺傾向があったと明かしている[17]。
主なアルバムとミックステープ
- Cilvia Demo (2014年)
- The Sun's Tirade (2016年)
- ^ “Isaiah Rashad”. XXL. Townsquare Media. July 26, 2014閲覧。
- ^ “Hip Hop Album Sales: Week Ending 2/2/2014 | Get The Latest Hip Hop News, Rap News & Hip Hop Album Sales | HipHop DX”. web.archive.org (2014年2月22日). 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Who Is Isaiah Rashad?”. Complex (January 9, 2014). January 28, 2014閲覧。
- ^ “GEN F: Isaiah Rashad”. The Fader (November 25, 2013). January 28, 2014閲覧。
- ^ “GEN F: Isaiah Rashad” (英語). The FADER. 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Who Is Isaiah Rashad?” (英語). Complex. 2020年11月5日閲覧。
- ^ October 16, Eric DiepPublished:. “The Come Up: Isaiah Rashad - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月5日閲覧。
- ^ a b “Hip Hop Album Sales: Week Ending 2/2/2014 | Get The Latest Hip Hop News, Rap News & Hip Hop Album Sales | HipHop DX”. web.archive.org (2014年2月22日). 2020年11月5日閲覧。
- ^ May 5, Nicole SiaPublished:. “XXL Freshmen 2014 Cover Revealed - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月5日閲覧。
- ^ “Musical Influences — Who Is Isaiah Rashad?”. Complex (January 9, 2014). January 28, 2014閲覧。
- ^ https://hiphopdx.com, HipHopDX- (2014年1月13日). “Isaiah Rashad Reflects On Scarface's Influence & His BET Cypher Experience”. HipHopDX. 2020年11月5日閲覧。
- ^ May 9, XXL StaffPublished:. “Isaiah Rashad - XXL” (英語). XXL Mag. 2020年11月5日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “Isaiah Rashad on His Addiction: "I Fucked Up, I Almost Got Dropped Three Times" - DJBooth Article”. DJBooth.net. http://djbooth.net/news/entry/2016-08-30-isaiah-rashad-addiction 2017年7月5日閲覧。
- ^ “Isaiah Rashad Describes How Xanax & Alcohol Addiction Nearly Derailed His Career”. HotNewHipHop. http://www.hotnewhiphop.com/isaiah-rashad-describes-how-xanax-and-alcohol-addiction-nearly-derailed-his-career-news.23785.html 2017年7月5日閲覧。
- ^ “Isaiah Rashad Says His Xanax And Alcohol Addiction Almost Got Him Dropped From TDE” (英語). Complex UK. 2017年7月5日閲覧。
- ^ “Isaiah Rashad: Motion Activated” (英語). www.vice.com. 2020年11月5日閲覧。