アメリカハマグルマ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Sphagneticola trilobata (L.) Pruski | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
Wedelia trilobata | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Bay Biscayne Creeping-oxeye[1] |
アメリカハマグルマ(学名:Sphagneticola trilobata)は、キク目・キク亜科に分類される多年草の一種。別名「ミツバハマグルマ」。園芸種として「ウェデリア」とも称される[2][3]。
中央アメリカを原産地とする[4]。アメリカ合衆国、オーストラリア、コンゴ民主共和国、インドネシア、日本(沖縄)、太平洋諸島に帰化植物として定着している[5]。
草丈40-50cm[4]。長さ4-9cmの葉には不規則な鋸歯がある。黄色い花を通年咲かせる。
熱帯から亜熱帯の森林、農耕地、海岸、河原、市街地などに生育する。
日本では1970年代から沖縄の各地に緑化植物として導入され、野生化している[5]。世界的にはマングローブや海岸植生といった希少な自然環境に侵入し、在来種や生態系を脅かしており、侵略的な外来種となっている[4]。また、農耕地では雑草として嫌われている。
こうした悪影響から、国際自然保護連合では本種を世界の侵略的外来種ワースト100のひとつに選定している[4]。日本でも外来生物法により「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)」の緊急対策外来種に指定している[6]。
刈り取った断片から発根して拡大するため、抜き取りによる防除が必要となる[5]。