ワロップスの水平統合施設で組み立てられたアンタレス A-ONE ロケット | |
任務種別 | 技術実証 |
---|---|
運用者 | オービタル・サイエンシズ |
COSPAR ID | 2013-016D |
SATCAT № | 39145 |
任務期間 | 603 秒[1] |
特性 | |
宇宙機 | シグナス重量シミュレータ |
製造者 | オービタル・サイエンシズ |
打ち上げ時重量 | 3,800 kg (8,400 lb) |
寸法 | 直径2.9 m (114 in) 全長5.061 m (199.25 in) |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2013年4月21日 21:00:02.2 UTC[2][3] |
ロケット | アンタレス 110[4] |
打上げ場所 | 中部大西洋地域宇宙基地 LP-0A |
打ち上げ請負者 | オービタル・サイエンシズ |
任務終了 | |
廃棄種別 | 軌道離脱 |
減衰日 | 2013年5月10日 UTC |
軌道特性 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
体制 | 低軌道 |
近点高度 | 241 km (150 mi)[5] |
遠点高度 | 260 km (162 mi)[5] |
傾斜角 | 51.64°[5] |
元期 | 2013年4月21日 |
アンタレス A-ONE (Antares A-ONE) はオービタル・サイエンシズ社のアンタレスロケットの初飛行であり、シグナス重量シミュレータを積載して2013年4月21日に打ち上げられた[6]。射点はワロップス島の中部大西洋地域宇宙基地(MARS)の0A射点であった[5]。ペイロードはシグナス宇宙船の重量を模擬したものであり[5]、近地点高度240km、遠地点高度260km、軌道傾斜角 51.6°の軌道に投入された[6]。
また、Spaceflight Industriesが委託を受けたCubeSat 4基がダミーペイロードから放出された[7]。
この打ち上げは、ここに至るまでのさまざまな取り組みと共にNASAの商業軌道輸送サービスプログラムにおいて大きなマイルストーンとなった[8]。
主要なペイロードは直径2.9メートル(114インチ)、高さ5.0メートル(199.25インチ)で重量3,800キログラム(8,400ポンド)のシグナス重量シミュレータ(Cygnus Mass Simulator、CMS)であった[9]。22個の加速度計と2個のマイクロフォン、12個のディジタル温度計、24個の熱電対、12個の歪みゲージが取り付けられていた[9]。
さらに、CMSから放出される4機のCubeSatが搭載されていた[9]。そのうち3台はNASAのエイムズ研究センターが製作した1Uサイズ(10cm角の立方体)の PhoneSat であり[9]、電話の発明者にちなんでそれぞれアレクサンダー、グラハム、ベルと名付けられていた[9]。この衛星はスマートフォンをCubeSatのアビオニクスとして利用する技術実証が目的であり、いずれも重量1.124キログラム(2.48ポンド)でリチウム電池で駆動されていた[9]。もう1機は Cosmogia Inc. が製作した3Uサイズ(10cm×10cm×34cm)の地表画像取得実験機 Dove-1 で、高度制御に地球の磁場を利用していた[9][10]。