イランゴー・クマラヴェール(Elango Kumaravel、1965年8月27日 - )は、インドのタミル語映画で活動する俳優、脚本家。チェンナイに拠点を置く演劇グループ「マジック・ランタン」の共同創設者でもある[1][2]。
ポンディシェリ大学(英語版)付属サンカラダース・スワミガル舞台芸術学校を卒業後、クートゥッパタラージ(英語版)のワークショップに参加して演技を学んでいる[3][4]。その後は舞台俳優として活動し、『ポンニ河の息子(英語版)』の舞台演劇に出演した際にナーサルの目に留まり、『Maayan』に起用され映画デビューした[5]。また、『Minnal Ravi』の舞台演劇に出演した際に知り合ったカーシー・ヴィシュワナーダン(英語版)の紹介でラーダー・モーハン(英語版)の『Azhagiya Theeye』に起用され[6][7]、これをきっかけにラーダー・モーハン監督作品の常連俳優となった[5]。2007年に『Loins of Punjab Presents』でキャスティング助監督を務め、2008年に出演した『Abhiyum Naanum』では乞食のラヴィ・シャストリ役を演じ、批評家から高い評価を得ている[8][5]。2010年には『Kattradhu Kalavu』の脚本を手掛けたほか[9]、民族音楽とクラシック音楽の音楽家によるコラボレーション作品「Ey Aa O!」の製作にも参加している[10]。