「ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン」(We'll Be Together Again) は、カール・T・フィッシャーの作曲、フランキー・レインの作詞により、1945年に発表されたポピュラー音楽の楽曲[1]。
この曲を作った当時、フィッシャーは、レインの専属ピアニスト兼音楽監督であり、レインは求めに応じて、フィッシャーが作った曲に歌詞を載せた。最初にこの曲を吹き込んでリリースしたのはパイド・パイパーズとレインであるが、以降、数多くの有名な歌手がこの曲を取り上げており、ビリー・ホリデイ、フランク・シナトラ、ルイ・アームストロング、ルー・ロウルズ、トニー・ベネットなどによる録音がある[1]。
曲名の「We'll Be Together Again」は、「いつかまたお会いしましょう」といった含意であり、アメリカ合衆国ではテレビ番組の最終回に、この曲が使用されることがある。
この曲は、長寿番組として知られていた昼間のソープ・オペラ2作品それぞれの最終回で使用された。1980年2月1日、CBSの『Love of Life』の最終回ではトニー・ベネットのバージョンが使用された[5]。この曲は、最後のクレジットタイトルで流れ、長くこの番組のディレクターを務めたラリー・アワーバックが誰もいないセットの中を歩いていく姿が映された[6]。1986年12月26日、NBCの『Search for Tomorrow』の最終回では、ルー・ロウルズのバージョンが使用された[5]。こちらでは、最後のクレジットタイトルで主役のジョアン (Joanne) を演じたメアリー・スチュアートが視聴者にお別れの挨拶をし、番組視聴への感謝を述べた。
レイ・チャールズとベティ・カーターのバージョンは、1989年5月14日に放送されたABCの『こちらブルームーン探偵社 (Moonlighting)』の最終回で、番組の最後に、直近5シーズンの名場面のモンタージュに合わせて流された[7]。