エディ・プラボウォ

エディ・プラボウォ
Edhy Prabowo
生年月日 (1972-12-24) 1972年12月24日(51歳)
出生地 インドネシアの旗 インドネシア南スマトラ州ムアラ・エニム県英語版
出身校 スイス・ジャーマン・ユニバーシティ英語版
現職 政治家
所属政党 グリンドラ党英語版

インドネシアの旗 インドネシア共和国
第8代海洋水産大臣
在任期間 2019年10月23日 - 2020年11月26日
大統領 ジョコ・ウィドド
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エディ・プラボウォインドネシア語: Edhy Prabowo, 1972年12月24日 - )は、インドネシア政治家2019年から2020年まで、同国第8代海洋水産大臣を務めた。

経歴

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1972年12月24日インドネシア南スマトラ州ムアラ・エニム県英語版にて誕生する。エディは1991年インドネシア国軍に入隊したが、わずか2年で除隊[1]。その後、ジャカルタに移り住み、後のインドネシア大統領候補プラボウォ・スビアントと知り合うことになる。二人は親しくなり、スビアントはエディに教育学とシラットの勉強をさせるために費用を出した。1990年代のエディ・プラボウォの知名度は、主に格闘技選手としての経歴に関連していた。1997年に、ジャカルタの厶ストポ大学経済学部を卒業。エディは、スビアントがドイツヨルダンに駐在していた時に海外に同行し、スビアントがグリンドラ党英語版を設立した時に政界に進んだ。その後も教育を受け続け、2004年タンゲランスイス・ジャーマン・ユニバーシティ英語版で経営学の修士号を取得した。エディは2005年にインドネシア農民協会に参加し、2007年には同協会の教育訓練部門の会長に就任した[2]。また2007年には、セキュリティ・サービス会社ガルーダ・セキュリティ・ヌサンタラを設立し、代表取締役を務めた。同年、エディは後援者であるスビアントが所有する製紙会社、キアニ・レスタリ・ジャカルタの委員となった。スビアントが2008年にグリンドラ党を設立した後、エディは同党の候補者として立候補し、2009年から2014年の任期で南スマトラ第1選挙区の代表として下院議員に選出された。2014年から2019年の任期で再選され、その間には下院第4委員会の委員長を務めた。スビアントが2019年インドネシア総選挙で落選した後にジョコ・ウィドド大統領は、スビアントや2019年10月23日に海洋水産大臣に任命されたエディを含むグリンドラ党員を閣僚に加えたが、エディは2019年から2024年の任期で再選された。エディは2020年11月25日ロブスターの幼生の輸出許可の交付に関連して賄賂を受け取った疑いで汚職撲滅委員会に逮捕された[3]。この事件に関連して、エディの妻と他の7人も逮捕された。逮捕の翌日にエディは大臣の職を辞し、グリンドラからも辞任した。2021年7月15日、エディは禁固5年の判決を受け、4億ルピアの罰金と98億ルピアの支払い、77,000アメリカ合衆国ドルの賠償金を支払う義務を負った。この処分は2021年11月に改定され、懲役9年が言い渡された。2022年3月7日、エディの上訴が認められ、懲役5年、罰金4億ルピアに減刑された。後に、エディの減刑に関与した裁判官の一人であるガザルバ・サレが、ブディマン・ガンディ・スパルマンの事件で賄賂を受け取った容疑で逮捕されたことが判明した[4]

脚注

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  1. ^ Edhy Prabowo, Atlet Silat yang Jadi Wakil Rakyat”. OkeNews (16 November 2009). 23 October 2019時点のオリジナルよりアーカイブ24 October 2019閲覧。
  2. ^ Edhy Prabowo, Orang Dekat Prabowo yang Jadi Menteri Kelautan dan Perikanan” (インドネシア語). KOMPAS.com (23 October 2019). 24 October 2019時点のオリジナルよりアーカイブ24 October 2019閲覧。
  3. ^ “Ditangkap di Bandara Soetta, Menteri KKP Edhy Prabowo Tak Sendirian” (インドネシア語). Okezone. (25 November 2020). オリジナルの11 January 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230111023730/https://nasional.okezone.com/read/2020/11/25/337/2315635/ditangkap-di-bandara-soetta-menteri-kkp-edhy-prabowo-tak-sendirian 25 November 2020閲覧。 
  4. ^ Jejak Hakim yang Kini Meringkuk di Sel KPK dalam Vonis Pengurangan Hukuman Edhy Prabowo” (インドネシア語). Republika Online (2023年2月15日). 2023年8月22日閲覧。