オールド97'S | |
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![]() 2013年撮影 | |
基本情報 | |
出身地 |
![]() |
ジャンル | |
活動期間 | 1993年 - |
レーベル | |
公式サイト | OLD 97's // The Official Website of the Legendary Old 97's |
メンバー |
オールド97'S(オールドナインティセブンス[4]、Old 97's)は、アメリカ合衆国のオルタナティヴ・カントリー・バンドである。1993年に結成されて以降、12作のスタジオ・アルバム、2作のEPのほか、スプリット・アルバムとライブ・アルバムをそれぞれ1作ずつ発売している。
1990年代半ばから後半にかけて起こったオルト・カントリー・ムーブメントの先駆者で、2000年代にはパワー・ポップ路線を確立させている[3]。リード・ボーカリストのレット・ミラーは、バンドの音楽スタイルを「ラウド・フォーク」(Loud folk)と表現している[5]。バンド名は「Wreck of the Old 97」に由来する[6]。
1993年、レット・ミラーとベーシストのムリー・ハーモンドによって結成[1]。1994年に地元のレコードレーベル「Big Iron」から発売したアルバム『Hitchhike to Rhome』でデビュー[7]。その後、ブラッドショット・レコードと契約を結び、『Wreck Your Life』を発売[7]。同作のミラーのボーカルとミラーが手がけた歌詞は、当時急成長していたオルタナティヴ・カントリー・シーンで注目を集め、オルト97'Sはエレクトラ・レコードを契約を結び、1997年にアルバム『Too Far to Care』を発売[7]。同年の夏に開催された『ロラパルーザ』に出演し、この他にもウィスキータウンとともに『ノー・ディプレッション』誌が主催する複数のライブイベントに出演した[1]。
1999年、アルバム『Fight Song』を発売。しかし、この頃にはギターはグランジ寄りのサウンドになり、初期のバンドのサウンドの基盤となっていたカントリーの要素を薄くなっていた[7]。ミラーとハーモンドは「Ranchero Brothers」という私的なバンドを結成。同バンドでのアルバムの発売も計画されたが、最終的に実現することはなかった[1]。その後、2人はオールド97'Sの活動に再び重点を置くようになり、2001年にアルバム『Satellite Rides』を発売[1]。同作は2001年4月7日付のBillboard 200で初登場121位を獲得[8]。
『Satellite Rides』発売後、活動を一時的に休止。この休止期間で、ミラーは2002年にソロ・アルバム『The Instigator』を発売し、他のメンバーはそれぞれ家族と過ごした[1]。2004年にアルバム『Dragit Up』を発売し、活動を再開[1]。
2008年、メンバーはダラスに集まり、アルバムのレコーディングを行なう。同年に『Blame It on Gravity』を発売[1]。同作は2008年5月31日付のBillboard 200で初登場85位を獲得[9]。
2017年、アルバム『Graveyard Whistling』を発売。同作でミラーは、ブッチ・ウォーカーやニコール・アトキンスをはじめとしたソングライターと共作[10]。
2020年8月21日、ATOレコードからアルバム『Twelfth』を発売。同作のプロデュースは、ヴァンス・パウエルが手がけた[11]。
発売年 | タイトル | 最高位 | 初収録アルバム |
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US AAA [12] | |||
1995
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Eyes for You | —
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アルバム未収録 |
1996
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Crying Drunk | —
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1997
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Timebomb | —
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Too Far to Care |
1998
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Streets of Where I'm From | —
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1999
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Murder (or a Heart Attack) | 6
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Fight Songs |
Nineteen | 9
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2001
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King of All the World | 8
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Satellite Rides |
2007
|
Here It Is Christmas Time | —
|
アルバム未収録 |
2008
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Dance With me | 28
|
Brame It On Gravity |
2010
|
Every Night is Friday Night (With You) | 20
|
The Grand Theatre, Volume One |
2017
|
Good with God (featuring Brandi Carlile) | 11
|
Graveyard Whisting |
2020
|
Turn off the TV | 22
|
Twelfth |
「—」はチャート圏外を表す。
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タイトル | 詳細 | 最高位 | |
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US 200 [13] |
US HA [14] | ||
Hitchhike to Rhome |
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—
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—
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Stoned / Garage Sale (with Funland) |
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—
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—
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Wreck Your Life |
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—
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—
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Too Far to Care |
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—
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—
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Fight Songs |
|
—
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16
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Early Tracks |
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—
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—
|
Satellite Rides |
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121
|
2
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Drag It Up |
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120
|
3
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Alive & Wired |
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—
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—
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Hit by a Train: The Best of Old 97's |
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—
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—
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Blame It on Gravity |
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—
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—
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Wreck Your Life... And Then Some: The Complete Bloodshot Recordings |
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85
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—
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Mimeograph |
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—
|
—
|
The Grand Theatre, Volume One |
|
—
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—
|
The Grand Theatre, Volume Two |
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—
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—
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Old 97's & Waylon Jennings |
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—
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—
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Most Messed Up |
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30
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—
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Graveyard Whistling |
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82
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—
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Love the Holiday |
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—
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—
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Twelfth |
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—
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—
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「—」はチャート圏外を表す。
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