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キャッスルロック(Castle Rock)は、スティーヴン・キングが創造したアメリカ合衆国メイン州に位置する架空の街である。
キャッスルロックはニューイングランドの典型的な田舎街であるが、不可解な事件ばかり起こるなど無数の暗い秘密を有している。この街はキングの『デッド・ゾーン』で初めて登場し、『ニードフル・シングス』の大破壊でその歴史に幕を閉じた。しかし、それ以降の作品においても言及されることはある。また、『呪われた町』の舞台となったセイラムズ・ロットはキャッスルロックの原型とされている。 キングの故郷であるアンドロスコギン郡ダーラム(en:Durham, Maine)や高校時代を過ごしたアンドロスコギン郡リスボンはキャッスルロックの街並みに大きく影響している。
H.P. ラヴクラフトはその作品群の舞台としてアーカム、ダニッチ、インスマスといった街を作り上げた。キングはそのアイデアを拝借して、ジェルサレムス・ロット、キャッスルロック、そしてデリーといった街を創造した。キングはラヴクラフトの大ファンを公言しており、彼を「20世紀の暗闇とバロックの貴公子」と称している。
Riding the Bullet
参考 スティーヴン・キング以外でキャッスルロックの地名が登場する作品
キングとJ・J・エイブラムスが製作総指揮を務め、キング作品に登場するキャラクターやテーマを交錯させながら、キャッスルロックで起きる謎の事件を描いたテレビシリーズ『キャッスルロック』が2018年7月からHuluで配信され、日本ではWOWOWで2019年に放映された[1]。