グラシン(glassine)は、紙の種類。グラシン紙(グラシンし)ともいう。
長時間、細かく叩解した亜硫酸パルプを原料とし、スーパーカレンダー(Supercalender)という平滑なローラーを使って高圧加工する。この過程で、パルプの繊維は圧縮・平滑化され、隙間を失う。
狭義では、パラフィン紙はパラフィン蝋を塗布・浸透させた紙である。元になる紙としてグラシンを使ったものが多いため、グラシンと混同されるが、本来は別物である。グラシンから作ったパラフィン紙は、単なるグラシンより特性が優れている。
広義では、単なるグラシン紙やグラシン混入紙が、パラフィンの加工をされたパラフィン紙に風合いが似ているため、通称として「パラフィン(紙)」「パラピン(紙)」と呼ばれる(例:薬包紙[1])。
グラシンから作ったパラフィン紙の用途もほとんど同じであり、共に挙げる。