グランドトラバース湾 Grand Traverse Bay | |
---|---|
東グランドトラバース湾 | |
位置 | グランドトラバース郡、アントリム郡、リーラノー郡 |
座標 | 北緯45度06分 西経85度28分 / 北緯45.100度 西経85.467度座標: 北緯45度06分 西経85度28分 / 北緯45.100度 西経85.467度 |
種類 | 湾 |
語源 | 歴史項を参照 |
上位水域 | ミシガン湖 |
主な流入 | |
国 | アメリカ合衆国 |
指定 | グランドトラバース湾沖積層低地保護区 |
延長 | 51 km (32 mi) |
最大幅 | 16 km (9.9 mi) |
最大水深 | 59 m (194 ft) |
水面標高 | 179 m (587 ft) |
島 | 3 |
主な沿岸自治体 | トラバースシティ |
脚注 | [1] |
グランドトラバース湾(グランドトラバースわん、Grand Traverse Bay)は、アメリカ合衆国ミシガン州のロウアー半島北西部に位置する湾である。
グランドトラバース湾は、ミシガン湖のうちリーラノー半島によって湖の他の部分と隔てられている部分にあたる。
湾の南側が、南北に細長いオールドミッション半島によって西グランドトラバース湾と東グランドトラバース湾に二分されているのが特徴であり[2]、湾内にはノースポート湾、オメナ湾、サットンズ湾、バウワーズ湾、オールドミッション湾といった支湾がある。
ボードマン川が流入する西グランドトラバース湾の湾奥には湾岸の最大都市であるトラバースシティがある。
湾の東にはトーチ湖やエルク湖などの湖が並んでいる。これらの湖は水路によって結ばれており、最終的にエルク川として東グランドトラバース湾に流入する。
また、湾内と湾岸地域はグランドトラバース湾沖積層低地保護区として保全されている。
先史時代のものと見られる岩の彫刻が水中から発見されている[3]。
17世紀には、イエズス会宣教師であるジャック・マルケットが付近を航行した。
その後、18世紀にフランス人探検家が、湾口を「ラ・グラン・トラバース」すなわち、湾口全長を横切ったことからグランドトラバース湾と名付けられた[4]。
フランス領、イギリス領ケベック州を経て、1776年にアメリカ領となった。1839年に牧師のPeter Doughteryがオールドミッション半島の先端部に初めて入植し、「グランドトラバース」と名付けた(現在のペニンシュラ・タウンシップ のオールドミッション地区)。なお、この地区に建つミッションポイント灯台付近には、北緯45度線が通り、北極点と赤道の中間点として知られている。
湾岸地域にはサクランボ(タルトチェリー)の果樹園が並び、サクランボの加工品を製造する企業が多数立地するなど、ミシガン州のサクランボ生産の中心地となっている。加えて、ミシガンワインの生産も盛んである[5]。
また、水泳やクルーズ、ボート、カヤック、釣りといったレジャーを楽しむことができ、人気の観光地となっている[5]。