コムド(劍道、geomdo、kumdo)は、主に韓国で行われているスポーツ、韓国武道。漢字表記は
검도 コムド | |
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競技形式 | 個人対戦 |
使用武器 | 竹刀、韓国刀 |
発生国 | 韓国 |
発祥地 | 韓国 |
オリンピック競技 | 非種目 |
公式サイト | https://www.kumdo.org/ |
日本の剣道、それを朝鮮語で発音したものがコムドである。また、剣道についても韓国では「コムド」と呼ばれている。
21世紀初頭現在、韓国において盛んに行われているが、用語や礼法、防具などは一部、剣道とは異なっている。
明代末期の兵学者である茅元儀が1620年代に著した『武備志』には、倭刀を両手で使う「戚継光演の倭寇刀法」(日本の陰流剣術から考案)と両刃の長剣を両手で使う「朝鮮勢法」なるものが記載されている。
このうち、朝鮮勢法については、茅元儀の友人が朝鮮で学んだ長剣術であると記されているものであるが、当時の李氏朝鮮の朝廷は、この「朝鮮勢法」を認めず、「茅元儀が創作したもの」とした。[要出典]この記述の正否を証明する文献等は、他に確認できておらず、失伝したとされる唐代の中国式長剣術であるとの説もある[要出典]。
コムド | |
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各種表記 | |
ハングル: | 검도 |
漢字: | 剣道 |
発音: | コムド(Kumd) |
日本語読み: | コムド(komudo) |
ローマ字: | komudo |
英語表記: | kendo |
そもそも、李氏朝鮮では武官の立場が低く、朝鮮の貴族である両班の中でも、武班は常に文班の下位に置かれた。これは元々宗主国であった中国の古代において、文官は武官より上位に位置するものという官位制をそのまま取り入れたという面と、朝鮮半島で思想上支配的な立場にある儒教の、肉体労働は頭脳労働の下位とする傾向の影響もあった。そのため武術は軽視され、儒教の経典の論語において推奨の記述がある弓技以外は盛んではなかった。
朝鮮半島で最も多用された剣は現在の日本刀のような片刃ではなく両刃剣だったことが、中世より近代で朝鮮半島には著名な刀工・研師の名前が残されていないこと、朝鮮半島など大陸の製鉄法は鉄鉱石によるもので、日本の踏鞴製鉄のように砂鉄を原料とし直接還元法をした形跡が見いだせないことから分かる[要出典]。
その後、明治以降の日本統治下で、日本の防具・竹刀・道着・袴を使用し、両手で刀を使う形式の剣道が韓国に伝わり、定着していった。剣道の技には面、小手、胴、突きがあるが、どれも片刃の日本刀の所作である。(両刃剣術と片刃剣術では自然に所作が変わるはずである)。
現代においては、韓国剣道の国内競技連盟である大韓剣道会が剣道(けんどう)の歴史の基礎として李朝の武人やその風習が形を残していると主張し、『武備志』記載の朝鮮勢法を「本国剣法」であるとして、昇段審査の際には日本剣道形と本国剣法の両方を審査するという独自の昇段基準を実施している。
コムドは韓国併合後の日本統治時代に導入された剣道が起源である[1]。また、コムドを「韓国の伝統剣法」とし、剣道の起源だと発言するコムド団体は多い。一方で「コムド」が剣道の元になったという史実を裏付ける根拠はなく、韓国最大の剣道団体である大韓剣道会もコムドは剣道が元だとしている。日本の国内競技連盟である全日本剣道連盟[2]および、全日本剣道連盟配下の国際競技連盟である国際剣道連盟[3]のWebページで取り上げられた内容では、コムド団体の主張は歴史的に間違いであり、剣道の起源は日本にあると発表された。
韓国国内で約200団体以上存在するが、団体間の交流はあまり活発ではなく閉鎖的である。唯一大韓体育会に加盟している大韓剣道会は、他の剣道団体を偽者と呼んでいる。ここでは主に、彼らが主張する起源と設立の過程で分類している。コムド団体は現在大きく3つに分類出来る。なお団体名に「剣道」が多用されているが、それらの団体の多くは国際剣道連盟や全日本剣道連盟の主張[2][3]を認めていない。
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