サード・プレイス(Third place)とは、コミュニティにおいて、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。サード・プレイスの例としては、カフェ、クラブ、公園などである。アメリカの社会学者、レイ・オルデンバーグはその著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』(The Great Good Place)で、市民社会、民主主義、市民参加、ある場所への特別な思いを確立するのに重要だと論じている。
ロバート・パットナム は、『Bowling Alone: America's Declining Social Capital 』(1995, 2000)で、サード・プレイスに関して論じている。
アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは、その著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』(The Great Good Place)で、サード・プレイスが、現代社会において重要であること、その場所に対する特別な思いなどを論じている。オルデンバーグによれば、“ファースト・プレイス”はその人が自宅で生活を営む場所、“セカンド・プレイス”は職場、おそらくその人が最も長く時間を過ごす場所、そして、“サード・プレイス”はコミュニティライフの“アンカー”ともなるべきところで、より創造的な交流が生まれる場所であるという。あらゆる社会は既に非公式の出会いの場所を備えていて、意図的に、現在の社会的ニーズに重要なそれらを追求している。以下のような場所が真のサード・プレイスの特徴を備えているという。
Oldenburg, Ray (1991). The Great Good Place. New York: Marlowe & Company. ISBN978-1-56924-681-8 (Paperback)
Oldenburg, Ray (2000). Celebrating the Third Place: Inspiring Stories about the "Great Good Places" at the Heart of Our Communities. New York: Marlowe & Company. ISBN978-1-56924-612-2