シド・サクソン(Sid Sackson, 1920年2月4日-2002年11月6日、シカゴ出身)[1]は、アメリカのボードゲームデザイナー、ボードゲームコレクター。ビジネスゲーム『アクワイア』の作者として知られる。
1960年頃にニューヨーク・ゲーム協会(New York Game Associates, 略称NYGA)を組織し、会長を務める。NYGAは良い意味で穏健なゲームサークルで、不定期に会合を行い、新作ゲームの発表や批評を行っていた。
1970年後半から数年間は、月刊「Strategy & Tactics」の"Sackson on Games"というコラムで、ウォーゲーム以外のゲームのレビューを書いていた。
生涯を通してゲームを収集、死亡時のコレクションは18,000タイトル以上と推定。多くが珍品で、サクソンへの助言を求める有望なゲームデイナーより親展されたものだった。だがサクソンは生前これらを、どこかで恒久的に保管するという提案を断った。死後オークションでゲームが売り出され、コレクションは分割された[2]。個人的な書類はニューヨークのロチェスターにあるThe Strongに保管されている。
2011年、アクワイアと共にオリジン賞に殿堂入りし[2]、またフライングバッファローの有名ゲームデザイナートランプデッキで「ダイヤのキング」として紹介され、 「有名ゲームデザイナー」の名誉も授かった[3]。
全5巻にまとめられており、検索は容易である[4]。