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リオデジャネイロオリンピックでのスティーブンソン(2016年) | |
基本情報 | |
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本名 | アッシュ=シャクール・ナフィ=シャヒド・スティーブンソン |
通称 |
Sugar(シュガー)[1] Kur(クール) |
階級 | ライト級 |
身長 | 173cm |
リーチ | 173cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1997年6月28日(27歳) |
出身地 | ニュージャージー州ニューアーク |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 22 |
勝ち | 22 |
KO勝ち | 10 |
敗け | 0 |
獲得メダル | ||
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アメリカ合衆国 | ||
男子 ボクシング | ||
オリンピック | ||
銀 | 2016 リオデジャネイロ | バンタム級 |
ユースオリンピック | ||
金 | 2014 南京 | フライ級 |
AIBA世界ユース選手権 | ||
金 | 2014 ソフィア | フライ級 |
シャクール・スティーブンソン | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2020年11月25日 - |
登録者数 | 6470人 |
総再生回数 | 約19万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年4月19日時点。 |
シャクール・スティーブンソン(Shakur Stevenson、1997年6月28日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。 ニュージャージー州ニューアーク出身。現WBC世界ライト級王者。元WBO世界フェザー級王者。元WBC・WBO世界スーパーフェザー級統一王者。世界3階級制覇王者。リオデジャネイロオリンピックバンタム級銀メダリスト。
名前のシャクールは、ラッパーの2パックの姓に由来する[2]。
ニュージャージー州ニューアークで9人兄弟の長男として生まれた。アフリカ系、プエルトリコ系にルーツを持つ[3][4]。
2013年、キーウで行われたAIBA世界ジュニア選手権にフライ級(52kg)で出場し金メダルを獲得[5]。
2014年1月、全米ユース選手権にフライ級(52kg)で出場し、準決勝でブランドン・フィゲロアに勝利し優勝した[6]。
2014年4月、ソフィアで行われたAIBA世界ユース選手権にフライ級(52kg)で出場し金メダルを獲得[7]。同年8月、中国の南京で行われたユースオリンピックにフライ級で出場し金メダルを獲得[8]。
2015年、ナショナル・ゴールデン・グローブにバンタム級(56kg)で出場し3回戦でルーベン・ヴィラに敗退[9]。
2016年、リオデジャネイロオリンピックにバンタム級(56kg)で出場。準決勝まで勝ち進むと、準決勝で対戦するはずだったロシアのウラジミール・ニキーチンが棄権した為に決勝に進出した[10]。決勝では米国代表としてアンドレ・ウォード以来となる12年ぶりの五輪での金メダル獲得の期待が高まったが、ロンドンオリンピック金メダリストであるキューバのロベイシ・ラミレスに僅差の判定で敗れ、銀メダルに終わった[11][12]。準々決勝後には観戦に訪れた元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニアから、「ネクスト・フロイド・メイウェザーを見つけた。自分の記録を破るならこの子だろう」とその才能を高く評価された[13]。
2017年2月、19歳の時にメイウェザーを含む複数のプロモーターとの争奪戦からボブ・アラムのトップランクと契約を結んだ[14]。
2017年4月22日、カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センター・テニスコートでエドガー・ブリトーとデビュー戦を行い、6回負傷判定勝ちを収めた[15]。
2019年1月18日、ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノでジェシー・クリス・ロサレスとWBC米大陸フェザー級王座決定戦並びにIBFインターコンチネンタルフェザー級王座決定戦を行い、4回1分29秒TKO勝ちを収め両王座を獲得した[16]。
2019年4月20日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにてテレンス・クロフォードvsアミール・カーンの前座でクリストファー・ディアスとNABO北米フェザー級王座決定戦を行い、10回3-0(100-90、99-91、98-92)の判定勝ちを収めIBFインターコンチネンタル王座は初防衛、NABO北米王座を獲得した[17][18]。
2019年7月13日、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターにてアルベルト・ゲバラと対戦し、3回2分37秒KO勝ちを収めNABO王座の初防衛に成功した[19][20]。当初はハイロン・ソカラスと対戦する予定だったが、試合に合意していたはずのソカラスが記者会見に現れず試合が中止となる事態になり[21]、代役として一時はフランクリン・マンザニラが選ばれた[22]。
2019年10月26日、ネバダ州リノのリノ‐スパークス・コンベンションセンターにて、オスカル・バルデスの王座返上に伴いWBO世界フェザー級2位のジョエト・ゴンサレスとWBO世界フェザー級王座決定戦を行い、12回3-0(3者とも119-109)の判定勝ちで王座を獲得した[23][24][25]。
2020年6月9日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランド内バブルにて新型コロナ禍後初のボクシング興行で、フェリックス・カラバロとスーパーフェザー級契約ノンタイトル10回戦で対戦し、6回KO勝ちを収めた。この試合でスティーブンソンは40万ドル(約4300万円)、カラバロは5万ドル(約530万円)のファイトマネーを稼いだ[26]。
2020年7月10日、スーパーフェザー級転向に伴いWBO世界フェザー級王座を返上した[27]。
2021年6月12日、ネバダ州ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスにてWBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦で同級2位のジェレミア・ナカティラと対戦し、12回判定勝ちを収め、暫定王座を獲得した。
2021年10月23日、ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナにてWBO世界スーパーフェザー級王者ジャメル・ヘリングと団体内王座統一戦で対戦し、10回TKO勝ちを収め、団体内王座統一及び初防衛に成功した。
2022年4月30日、ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて、WBC世界スーパーフェザー級王者オスカル・バルデスと対戦。6回にダウンを奪い、12回3-0(2者118-109、117-110)の判定勝ちを収め、WBO王座の2度目の防衛とWBC王座獲得に成功した。
2022年9月23日、プルデンシャル・センターにてロブソン・コンセイソンと対戦し、12回3-0(2者が117-109、118-108)の判定勝ちを収めた[28]。尚スティーブンソンは前日に行われた計量で1.6ポンドの体重超過を犯し再計量のため2時間の猶予が与えれるが、スティーブンソンが再計量を拒否してWBC・WBO世界スーパーフェザー級王座を剥奪されたため[29]、コンセイソンが勝てば新王者となり、スティーブンソンが勝てば両王座が空位となる条件で試合が行われた[30]。
2023年1月、スティーブンソンのWBC世界ライト級挑戦者決定戦の対戦相手として、WBCライト級ランキング2位のイサック・クルス、4位のウィリアム・セペダ、5位のジョージ・カンボソス・ジュニアがいずれも対戦を拒否したため、6位の吉野修一郎に指名が回ってきたことが報じられた[31][32]。
2023年4月8日、プルデンシャル・センターにてWBCライト級4位の吉野修一郎とWBCライト級挑戦者決定戦を行い、6回TKO勝ちを収めた[33]。
2023年9月5日、WBCライト級1位のワシル・ロマチェンコは年内は休養するとして拒否、3位のイサック・クルスも拒否したため、同級4位のフランク・マーティンとのWBC世界ライト級王座決定戦の入札が行われる予定だったが、入札の直前となる数時間前に双方が合意に達し入札がキャンセルされた[34]。しかし、その4日後に契約書が送付されると、マーティンは自身とスティーブンソンのファイトマネーの額に差がありアンフェアだとして試合を拒否した[35][36][37]。その後、5位のウィリアム・セペダは既に試合が決まっていたため、6位のエドウィン・デ・ロス・サントスと対戦することが決定した[38]。
2023年11月16日、ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにてWBC世界ライト級6位のエドウィン・デ・ロス・サントスとWBC世界同級王座決定戦を行い、12回3-0(115-113、2者が116-112)の判定勝ちを収め王座獲得に成功し、3階級制覇を達成した[39]。しかし、お互いにリスクを避け距離を取って手数の少ない戦法に終止し、この攻防のほとんどない凡戦に試合序盤からブーイングが鳴り止まず、試合後にはスティーブンソン自身も「悪いパフォーマンスだった」と認め、次に対戦したい相手を質問された際には「このパフォーマンスの後では誰の名前も呼びかけることはできない」と述べた[40]。
2024年1月29日、スティーブンソンは自身のSNSでボクシングから引退すると表明、今後は指導者としてボクシングに携わると投稿したが[41][42]、2週間後にSNSで引退を撤回した[43][44][45][46]。
2024年7月6日、ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターに8,412人の観衆を動員して、WBC世界ライト級7位のアルテム・ハルチュニャンとWBC同級タイトルマッチを行い、12回3-0(119-109、118-110、116-112)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。この試合でトップランクとの契約が満了となったが、スティーブンソンは5試合で1500万ドル(約24億900万円)の再契約オファーを断ったことを明らかにし、プロデビューから約7年間・22試合に渡って所属していたトップランクを離れフリーエージェントになった[47][48]。
2024年8月22日、エディー・ハーンのマッチルーム・スポーツ・USAと複数試合契約を結んだ事を発表した[49]。
2024年10月12日、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナにてアルツール・ベテルビエフ対ディミトリー・ビボルの前座のWBC世界ライト級タイトルマッチとしてWBC世界同級13位ならびに元IBF世界スーパーフェザー級王者のジョー・コルディナと対戦する予定だったが、スティーブンソンがスパーリング中に右手の外側側副靱帯および矢状索を断裂して手術を受けたため試合が中止になったことが同年9月11日に発表された[50]。
2018年7月1日、フロリダ州マイアミビーチの立体駐車場にて被害者グループに性的な言葉を投げかけるなどちょっかいを掛けてから、スティーブンソンが倒れて四つん這いになっていたグループの男性にアッパーを連打で浴びせるなど、ボクサー仲間のデビッド・グレイトンと一緒になって暴行を働き、警察が到着する前に逃走したもののホテルで逮捕され、3つの軽暴行容疑と1つの重暴行容疑で起訴された[57]。
2019年6月18日、1年間の保護観察、50時間の社会奉仕、被害者の治療費の支払いを命じられた[57]。
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2017年4月22日 | ☆ | 6R | 負傷判定 3-0 | エドガー・ブリトー | アメリカ合衆国 | プロデビュー戦 |
2 | 2017年5月20日 | ☆ | 1R 2:35 | TKO | カルロス・ガストン・スアレス | アルゼンチン | |
3 | 2017年8月19日 | ☆ | 6R | 判定 3-0 | ダビド・ミチェル・パス | アルゼンチン | |
4 | 2017年12月9日 | ☆ | 2R 1:38 | TKO | オスカー・メンドーサ | アメリカ合衆国 | |
5 | 2018年2月16日 | ☆ | 8R | 判定 3-0 | ファン・タピア | アメリカ合衆国 | |
6 | 2018年4月28日 | ☆ | 2R 1:35 | TKO | パトリック・ライリー | アメリカ合衆国 | |
7 | 2018年6月9日 | ☆ | 2R 1:45 | TKO | エリオ・メスキータ | ブラジル | |
8 | 2018年8月18日 | ☆ | 8R | 判定 3-0 | カルロス・ルイス | メキシコ | |
9 | 2018年10月13日 | ☆ | 9R 終了 | TKO | ビオレル・シミオン | ルーマニア | |
10 | 2019年1月18日 | ☆ | 4R 1:29 | TKO | ジェシー・クリス・ロサレス | フィリピン | IBFインターコンチネンタルフェザー級王座決定戦 WBCアメリカ大陸フェザー級王座決定戦 |
11 | 2019年4月20日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | クリストファー・ディアス | プエルトリコ | NABO北米フェザー級王座決定戦 IBFインターコンチネンタル防衛1 |
12 | 2019年7月13日 | ☆ | 3R 2:37 | KO | アルベルト・ゲバラ | メキシコ | NABO防衛1 |
13 | 2019年10月26日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | ジョエト・ゴンサレス | アメリカ合衆国 | WBO世界フェザー級王座決定戦 |
14 | 2020年6月9日 | ☆ | 6R 1:31 | KO | フェリックス・カラバージョ | プエルトリコ | |
15 | 2020年12月12日 | ☆ | 10R | 判定 3-0 | トカ・カーン・クラリー | アメリカ合衆国 | |
16 | 2021年6月12日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | ジェレマイア・ナカティラ | ナミビア | WBO世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦 |
17 | 2021年10月23日 | ☆ | 10R 1:30 | TKO | ジャメル・ヘリング | アメリカ合衆国 | WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦 WBO防衛1 |
18 | 2022年4月30日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | オスカル・バルデス | メキシコ | WBC・WBO世界スーパーフェザー級王座統一戦 WBC獲得・WBO防衛2 |
19 | 2022年9月23日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | ロブソン・コンセイソン | ブラジル | 体重超過により王座剥奪 |
20 | 2023年4月8日 | ☆ | 6R 1:35 | TKO | 吉野修一郎(三迫) | 日本 | WBC世界ライト級挑戦者決定戦 |
21 | 2023年11月16日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | エドウィン・デ・ロス・サントス | ドミニカ共和国 | WBC世界ライト級王座決定戦 |
22 | 2024年7月6日 | ☆ | 12R | 判定 3-0 | アルテム・ハルチュニャン | ドイツ | WBC防衛1 |
テンプレート |
空位 前タイトル保持者 オスカル・バルデス |
WBO世界フェザー級王者 2019年10月26日 - 2020年7月6日 (返上) |
空位 次タイトル獲得者 エマヌエル・ナバレッテ |
暫定王座決定戦 対戦者 ジェレマイア・ナカティラ |
WBO世界スーパーフェザー級暫定王者 2021年6月21日 - 2021年10月23日 |
次暫定王者 王座統一戦により消滅 |
前王者 ジャメル・ヘリング |
WBO世界スーパーフェザー級王者 2021年10月23日 - 2022年9月22日 (剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 エマヌエル・ナバレッテ |
前王者 オスカル・バルデス |
WBC世界スーパーフェザー級王者 2022年4月30日 - 2022年9月22日 (剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 オシャキー・フォスター |
空位 前タイトル保持者 デヴィン・ヘイニー |
WBC世界ライト級王者 2023年11月16日 - 現在 |
次王者 N/A |