シルキン男爵(英: Baron Silkin)は、イギリスの男爵、貴族。連合王国貴族爵位。2002年以降、爵位一代放棄中である。
労働党の政治家ルウィス・シルキン(1889-1972)は、都市農村計画相を辞した1950年7月4日にロンドン州ダリッチのシルキン男爵(Baron Silkin, of Dulwich in the County of London)に叙せられた[1][2]。彼が1972年に没すると、長男アーサーが爵位を相続した。
2代男爵アーサー(1916-2001)は襲爵と同時に、1963年貴族法に基づいて爵位一代放棄を行った[1][3]。アーサーには子がなかったため、彼の死去ののちは甥(初代男爵の次男サミュエルの子)にあたるクリストファーが爵位を襲った。
しかし、現当主である第3代男爵クリストファー(1947-)もまた父同様に爵位一代放棄を行ったため、シルキン男爵位は現在も爵位一代放棄中である[1][4]。
なお、3代男爵クリストファーの父サミュエル(1918-1988)は、初代男爵と同じく労働党の政治家で、1985年5月13日に一代貴族としてオックスフォードシャー州ノースリーの,ダリッチのシルキン男爵(Baron Silkin of Dulwich, of Northleigh in the County of Oxfordshire)に叙せられている[1][5]。
推定相続人は、現当主の従兄弟であるローリー・ルウィス・シルキン(1954-)。