『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』 | ||||
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ブルース・ディッキンソン の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1999年4月 ブラジル | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | Air Raid Records | |||
プロデュース | ロイ・Z | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ブルース・ディッキンソン アルバム 年表 | ||||
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『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』(Scream for Me Brazil)は、ブルース・ディッキンソンが1999年に録音・発表したライブ・アルバム。1999年4月のブラジル・ツアーにおけるライブ音源を収録している。
ディッキンソンはアルバム『ケミカル・ウェディング』(1998年)発表後、1998年10月から12月にかけてヨーロッパ・ツアーを行うが[1]、この時はロイ・Zが祖父母の体調を理由に不参加となり[2]、リチャード・"グル"・カレットが代役を務めた[1]。そして1999年4月、ロイ・Zが復帰した編成でブラジル・ツアーが行われ、リオデジャネイロ、サンパウロ、クリティーバの3都市で5公演を行う[1]。なお、このブラジル・ツアーが行われた頃には、ディッキンソンとエイドリアン・スミスのアイアン・メイデン復帰が既に決定していた[2]。
アイアン・メイデンの曲や、初のソロ・アルバム『タトゥード・ミリオネア』からの曲は収録されていない[3]。ディッキンソン自身は2000年にMetal-Rules.comのインタビューで「既にアイアン・メイデンにいるんだから、アイアン・メイデンの曲は必要ない」「『タトゥード・ミリオネア』からの曲はもうライブ・ビデオになってるし、それに俺はずっと、俺が作ってきた全部のアルバムの中でも『タトゥード・ミリオネア』は異質だって感じてたんだ。良いアルバムなんだけど、ちょっと奇異なのさ」と語っている[4]。
本作はディッキンソンが新設したレーベル「Air Raid Records」からリリースされた[3]。ただし、同レーベルは既に『ケミカル・ウェディング』、『タトゥード・ミリオネア』、『ボールズ・トゥ・ピカソ』(1994年)の3作の権利も得ており、本作のカタログ番号は「Air CD 4」となった[4]。
Greg Pratoはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「首尾一貫した見事な演奏が聴き所になっている」「メタル史上最も偉大なシンガーの一人のファンであれば誰でも『スクリーム・フォー・ミー・ブラジル』を楽しめるだろう」と評している[3]。
特記なき楽曲はブルース・ディッキンソンとロイ・Zの共作。