ダウリシン | |
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4-{[(1R)-6,7-dimethoxy-2-methyl-1,2,3,4-tetrahydroisoquinolin-1-yl]methyl}-2-(4-{[(1R)-6,7-dimethoxy-2-methyl-1,2,3,4-tetrahydroisoquinolin-1-yl]methyl}phenoxy)phenol | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 524-17-4 |
PubChem | 73400 |
ChemSpider | 66117 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL442717 |
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特性 | |
化学式 | C38H44N2O6 |
モル質量 | 624.77 g mol−1 |
密度 | 1.186 g/mL |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ダウリシン(Dauricine)は、フェノール、芳香族エーテル、イソキノリンアルカロイドに分類される植物代謝物である[1]。どちらもコウモリカズラ属のつる植物であるアジアのMenispermum dauricumと北米のMenispermum canadenseから単離された[2]。日本の亀谷哲治と福本圭一郎により、アーント・アイシュタート合成とビシュラー・ナピエラルスキー反応を用いて、1964年に初めて合成された[3]。がん細胞の成長阻害[4][5][6][7] や心臓の膜貫通Na+、K+、Ca2+イオン電流の遮断作用[8] についての研究がin vitroで行われている。