ナストロ・ダルジェント作曲賞(伊:Nastro d'Argento alla migliore musica, 英語:Nastro d'Argento Best Score)は、イタリアの映画賞「ナストロ・ダルジェント賞」の部門のひとつである。『アンタッチャブル』(1988年)のようなアメリカ映画であっても、作品に起用されたイタリアの作曲家に対して、同賞は与えられる。
2023年現在、最多受賞回数はエンニオ・モリコーネの9回である。
- 2010年 - リタ・マルコトゥッリ Rita Marcotulli - Basilicata coast to coast(監督:ロッコ・パパレオ)
- 2011年 - ネグラマーロ Negramaro(※イタリアのロック歌手) - Vallanzasca: Gli angeli del male(監督:ミケーレ・プラチド)
- 2012年 - フランコ・ピエルサンティ Franco Piersanti - 『海と大陸』(Terraferma、監督:エマヌエーレ・クリアレーゼ)及び『最初の人間』(Il primo uomo、監督:ジャンニ・アメリオ)の2作に対して
- 2013年 - エンニオ・モリコーネ - 『鑑定士と顔のない依頼人 』(La migliore offerta、監督:ジュゼッペ・トルナトーレ) ※9度目
- 2014年 - ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ Pivio e Aldo De Scalzi - 『僕はナポリタン』(Song'e Napule、監督:マネッティ・ブラザーズ)
- 2015年 - ニコラ・ピオヴァーニ Nicola Piovani – 『ハングリー・ハーツ』(Hungry Hearts、監督:サヴェリオ・コスタンツォ)
- 2016年 - カルロ・ヴィルズィ Carlo Virzì - 『歓びのトスカーナ』(La pazza gioia、監督:パオロ・ヴィルズィ)
- 2017年 - エンツォ・アヴィタービレ Enzo Avitabile - 『切り離せないふたり』(Indivisibili、監督:エドアルド・デ・アンジェリス)
- 2018年 - ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ Pivio e Aldo De Scalzi - 『愛と銃弾』(Ammore e malavita、監督:マネッティ・ブラザーズ)
- 2019年
- ニコラ・ピオヴァーニ Nicola Piovani - 『シチリアーノ 裏切りの美学』(Il traditore、監督:マルコ・ベロッキオ)
- ケッコ・ザローネ Checco Zalone - 『Moschettieri del re - La penultima missione』
- ダニロ・レア Danilo Rea - 『C'è tempo』(監督:ヴァルテル・ヴェルトローニ)
- エンツォ・アヴィタービレ Enzo Avitabile - 『堕ちた希望』(Il vizio della speranza、監督:エドアルド・デ・アンジェリス)
- アンドレア・ファッリ Andrea Farri - 『ザ・グレイテスト・キング』(Il primo re、監督:マッテオ・ロヴェーレ)
- 2020年
- 2021年
- ステファノ・ボッラーニ Stefano Bollani - 『Carosello Carosone』(監督・ルーチョ・ペッレグリーニ)
- ミケーレ・ブラーガ Michele Braga - 『ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~』(L'incredibile storia dell'Isola delle Rose、監督:シドニー・シビリア)および『Shadows』(監督:カルロ・ラヴァーニャ)
- ダヴィデ・カプレッリ Davide Caprelli - 『Est - Dittatura Last Minute』(監督:アントニオ・ピス)
- アンドレア・ファッリ、アンドレア・デ・シーカ Andrea Farri, Andrea De Sica - 『私を殺さないで』(Non mi uccidere、監督:アンドレア・デ・シーカ)
- ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ Pivio e Aldo De Scalzi - 『憎むなかれ』(Non odiare、監督:マウロ・マンチーニ)
- 2022年
- ニコラ・ピオヴァーニ Nicola Piovani – 『遺灰は語る』(Leonora addio、監督:パオロ・タヴィアーニ)および『I fratelli De Filippo』(監督:セルジオ・ルビーニ)
- ミケーレ・ブラーガ、ガブリエーレ・マイネッティ Michele Braga e Gabriele Mainetti - 『フリークスアウト』(Freaks Out、監督:ガブリエーレ・マイネッティ)
- レーレ・マルキテッリ Lele Marchitelli - 『Hand of God -神の手が触れた日-』(È stata la mano di Dio、監督:パオロ・ソレンティーノ)
- ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ Pivio e Aldo De Scalzi - 『ディアボリック』(Diabolik、監督:マネッティ・ブラザース)および『Il silenzio grande』(監督:アレッサンドロ・ガスマン)
- パスクァーレ・シャロ Pasquale Scialò - 『内なる檻』(Ariaferma、監督:レオナルド・ディ・コスタンツォ)
- 2023年
- コラペッシェ・ディマルティーノ Colapesce Dimartino - 『La primavera della mia vita』(監督:ザッヴォ・ニコロージ)
- ステファノ・ボッラーニ Stefano Bollani - 『Il pataffio』(監督:フランチェスコ・ラージ)
- フランコ・ピエルサンティ Franco Piersanti - 『乾いたローマ』(Siccità、監督:パオロ・ヴィルズィ)および『Il sol dell'avvenire』(監督:ナンニ・モレッティ)
- ピヴィオ、アルド・デ・スカルツィ Pivio e Aldo De Scalzi - 『Diabolik - Ginko all'attacco!』(監督:マネッティ・ブラザース)
- テオ・テアルド Teho Teardo - 『デルタ』(Delta、監督:ミケーレ・ヴァンヌッチ)および『Orlando』(監督:ダニエーレ・ヴィカーリ)