バタ足(バタあし)とは、クロールや背泳ぎで用いられる、両足を交互に上下動させる下半身の動作の事。フラッター・キック(flutter kick)とも呼ぶ。
バタフライや平泳ぎとは異なり、クロールや背泳ぎでは推進力の大部分は上半身が生み出し[1]、バタ足は推進力の補助及び姿勢(ストリームライン)制御を目的として使用される。 体力の消耗という観点からは不経済な動作でもあり、これが特に大きな問題となる長距離競泳では、バタ足の回数が少ない2ビートのクロールが採用される傾向にある[2]。
一方で、ダイビングなど足にフィン(足ひれ)を装着できる状況では、バタ足は推進力に大きく貢献する。