ピカタ

イタリアのミラノ料理で一般的な仔牛肉のピッカータ

アメリカなどで好まれるチキンピカタ

ピカタ（イタリア語: piccata）は、イタリア・フィレンツェを発祥とする料理^[1]。ピッカータとも呼ばれる^[1]。

概要

薄切りにした肉に小麦粉をまぶしてバター焼きした料理である^[2]。イタリアでは仔牛肉や仔羊肉が用いられることが多い^[2][3]。

日本においては、豚肉を用い、下味を付けた後に小麦粉を付けて、粉チーズを混ぜた溶き卵を絡ませてソテーした料理として認識されている^[2]。また、日本では牛、羊、豚肉以外にも鶏肉、魚や野菜でピカタを作ることもある^[2][3]。

名称の由来

ピカタは「槍の一突き」の意味^[1]。

薄い肉を1回裏返すだけで直ぐに焼き上がることから名づけられた^[1][2]。

日本のピカタ

上述のように日本ではピカタに卵液を用いる^[4]。

日本で卵液を用いるようになったのはホテルニューグランド（横浜市）の初代総料理長・サリー・ワイルのレシピが広まったものとされる^[4]。

出典

1. ^ “豚肉のピッカータ マイタケのロースト”. ひろしま満点ママ!!. テレビ新広島 (2019年9月24日). 2024年8月16日閲覧。
2. ^ “ピカタの語源、ピッカータは”槍の一突き””. ふーちゃん通信. ふたば産業株式会社 (2019年11月29日). 2024年8月16日閲覧。
3. ^ nyaimoi13 (2023年3月27日). “「ピカタ」とはどんな料理か説明できる？人気レシピも紹介！”. macaro-ni. 2024年8月16日閲覧。
4. ^ 青空繭子 (2022年12月17日). “【乾物イタリアン】巨匠・日高シェフ考案の“とろろ昆布”で「チキンピカタ」作ってみた！うま味が倍増してる！”. あたらしい日日. 2024年8月16日閲覧。