フェートン (帆走フリゲート)

フェートン号
艦歴
発注: 1780年3月3日
建造: ジョン・スモールショー造船所
リヴァプール
起工: 1780年6月
進水: 1782年6月12日
竣工: 1782年12月27日
その後: 1828年売却
性能諸元
クラス: ミネルヴァ級フリゲート
全長: 砲列甲板:141ft(43.0m)
全幅: 39ft(11.9m)
喫水: 13ft 10in(4.2m)
機関: 帆走(3本マストシップ
乗員: 280名
兵装: 38門[1]

上砲列:18ポンド(8kg)砲28門
後甲板:9ポンド(4kg)砲8門、
18ポンド(8kg)カロネード6門
艦首楼:9ポンド(4kg)砲2門、
18ポンド(8kg)カロネード4門

フェートンHMS Phaeton)は、イギリス海軍ミネルヴァ級38門5等フリゲート1808年に日本の長崎港への侵入事件(フェートン号事件)を起こしたことでよく知られている。船名はギリシャ神話の登場人物「パエトーン」に由来。

艦歴

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フェートンは1780年から1782年にかけてリヴァプールで建造され、フランス革命戦争ナポレオン戦争において多くの海戦に参加した。また、1805年から1812年の間は太平洋に派遣されていた。イギリス海軍は1827年7月にフェートンを売却しようとしたが契約が成立せず、結局翌年3月27日に売却された。

フェートン号事件

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1808年10月にフェートンが長崎港に侵入し、人質を取って水や食料を要求。兵力の乏しかった長崎奉行は食料を提供、フェートンは湾外に去った。

脚注

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  1. ^ これは公称値である。カロネードは含まれていない。

参考文献

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関連項目

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