フレドリク・ファイヴィ・ブルース (Frederic Fyvie Bruce、F.F.ブルース、1910年 10月12日 - 1990年 9月11日 )は、イギリスの福音主義 の新約 学者。考古学誌、神学誌、聖書 注解の編集に携わった。所属団体はプリマス・ブレズレン 。同団体内においては、比較的保守的なエクスクルーシブブレズレンにも、比較的寛容なオープンブレズレンからも、彼の学識と霊性の深さが認められている。その一方で、プリマス・ブレズレンの一部に支持されているディスペンセーション主義 神学について、彼は一貫して容認しなかった。
『The Act of the Apostle(使徒の働き)』,1951
『Commentary on the Book of the Apostle』,1955(邦訳「使徒行伝」聖書図書刊行会、1958年)
『Second Thoughts on the Dead Sea Scroll(死海写本についての再考)』,1956
『The Defence of the Gospel in the New Testament(新約聖書の福音の弁護)』,1959
『Biblical Exegesis in the Qumran Text(クムランテキストの聖書的解釈),1959
『Are the New Testament Documents reliable』[ 1] ,1959(邦訳『新約聖書は信頼できるか』、聖書図書刊行会、1959年)
『The dawn of christianity』,1950(邦訳『初代キリスト教の歴史』、聖書図書刊行会、1961年)
^ 2006年、アメリカの福音派雑誌クリスチャニティ・トゥディ 上において、「福音主義を形成した書籍ベスト50」のうちの一冊として選ばれている。(Grass, Tim (2012). F. F. Bruce: A Life. Milton Keynes: Paternoster. p. 40. ISBN 978-0-8028-6723-0 .)