プリオプラテカルプス

プリオプラテカルプス
組み立てられたプリオプラテカルプスの頭骨。コロラド州ウッドランドパークのロッキー山脈恐竜リソースセンター所蔵
地質時代
後期白亜紀
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
: 有鱗目 Squamata
上科 : モササウルス上科 Mosasauroidea
: モササウルス科 Mosasauridae
亜科 : プリオプラテカルプス亜科 Plioplatecarpinae
: プリオプラテカルプス族 Plioplatecarpini
: プリオプラテカルプス属 Plioplatecarpus
学名
Plioplatecarpus
シノニム
  • Oterognathus Dollo, 1889
  • P. marshi Dollo, 1882 (タイプ種)
  • P. depressus (Cope, 1869)
  • P. primaevus Russell, 1967
  • P. houzeaui (Dollo, 1889)
  • P. peckensis Cuthbertson and Holmes, 2015

プリオプラテカルプス学名: Plioplatecarpus)は、モササウルス科のトカゲの属。他のモササウルス科と同様に後期白亜紀に生息した。

発見

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復元図

プリオプラテカルプスは1882年に古生物学者ルイ・ドロがヨーロッパで初めて発見した。発見された標本は比較的不完全ではあったが、すぐに更なる化石が産出した。北アメリカではエドワード・ドリンカー・コープが別の標本を1869年に発見したが、彼はこれをモササウルスとして同定した。彼が1870年にリオドンとした標本も後にプリオプラテカルプスに再分類される可能性がある。リオドンはプラテカルプス属に再分類された後にプログナトドン属に再分類されたが、プリオプラテカルプス属に位置付けられた標本もある[1][2]

特徴

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現生トカゲ類の頭頂部付近に位置する松果体は、光の感知に役立てられている。これはモササウルス科にも存在し、基盤的な属では現生トカゲ類と同様に頭頂部に位置するが、より派生的なモササウルス科では前方に位置している。また、派生的な属の松果体は基盤的な属のものよりも発達しており、自身よりも浅い水深を泳ぐ獲物の影を敏感に感知したと推測されている。この特徴はプリオプラテカルプスにおいて顕著である[3]

出典

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  1. ^ Mike Everhart (2013年5月10日). “Prognathodon in Kansas?”. Oceansofkansas.com. 2019年9月26日閲覧。
  2. ^ Plioplatecarpus”. fossilworks.org. 2019年9月26日閲覧。
  3. ^ 土屋健『海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲』田中源吾・冨田武照・小西卓哉・田中嘉寛(監修)、文藝春秋、2018年7月20日、129-131頁。ASIN 4163908749ISBN 4163908749NCID BB26567419OCLC 1050222541全国書誌番号:23092762