プロビデンス・パーク Providence Park | |
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施設情報 | |
所在地 | アメリカ合衆国 ポートランド |
位置 | 北緯45度31分17秒 西経122度41分30秒 / 北緯45.52139度 西経122.69167度座標: 北緯45度31分17秒 西経122度41分30秒 / 北緯45.52139度 西経122.69167度 |
起工 | 1926年5月6日 |
開場 | 1926年10月8日 |
修繕 | 1956年、1982年、2001年、2011年、2019年 |
所有者 | ポートランド市 |
運用者 | ペレグリン・スポーツLLC |
グラウンド | 人工芝 |
ピッチサイズ | 105 x 68m |
設計者 |
A.E.ドイル モリス・H.ホワイトハウス |
建設者 | ハンセン=ハモンド・カンパニー |
旧称 | |
マルトノマ・フィールド(1983年-1926年) マルトノマ・スタジアム(1926年-1965年) シビック・スタジアム(1966年-2000年) PGEパーク(2001年-2010年) ジェルド=ウェン・フィールド(2011年-2014年) | |
使用チーム、大会 | |
ポートランド・ティンバーズ(2011年-) ポートランド・ソーンズFC(2013年-) エルパソ・チワワズ(1956年-1972年) | |
収容人員 | |
25,218人 | |
アクセス | |
プロビデンス・パーク駅より徒歩1分 |
プロビデンス・パーク(Providence Park)は、アメリカ合衆国のオレゴン州ポートランドにあるサッカー専用スタジアム。
サッカー専用スタジアムであり、過去には野球、アメリカンフットボールに使用されていた。1893年頃からこの地に草野球の野球場があり、そこに1926年競技場が建設された。建設主はマルトノマ・スポーツクラブである。そのため、当初はこのクラブの名前をとってマルトノマ・スタジアムと名付けられた。現在の収容人数は25,218人である。
2001年、3850万ドルをかけて大改修工事が行われ、新たに特別席やクラブ席をバックネット裏に設けた。球場名は、ポートランド・ジェネラル・エレクトリック社が命名権を購入したため、同社の名にちなんでPGEパークとなった。PGEパークは、大リーグ球団をポートランドに誘致しようと運動している。観客席に2階席を設けるなどの改築案があり、それらの改築がなされた暁にはいずれかのチームの誘致が実現するのではないかと関係者は期待を寄せていた。2019年に改修工事がなされたが、皮肉にも野球ではなくサッカー専用スタジアムとしての改修工事であった。
サッカーでは、メジャーリーグサッカーのポートランド・ティンバーズがここを本拠地にしている。2014年にはMLSオールスター戦がバイエルン・ミュンヘンを迎えて行われた。女子サッカーのポートランド・ソーンズFCも本拠地としている。FIFA女子ワールドカップ2大会(1999年大会、2003年大会)で開催地に選ばれ、特に2003年大会では準決勝2試合が開催された。1990年にはオージーフットボールのエキシビションマッチも行われたことがある。
過去にアメリカンフットボール(USFL)ではポートランド・ブレイカーズ、野球ではサンディエゴ・パドレス傘下AAA級ポートランド・ビーバーズが本拠地にしていた。ビーバーズは2010年にアリゾナ州ツーソンへ移転した[1](その後2014年にテキサス州エルパソへ再び移転し、エルパソ・チワワズとなった)。スタジアムはポートランド州立大学のアメリカンフットボールチームも、1999年にポートランド市郊外のヒルズボロに移転するまで使用していた。かつて州内の高校のアメリカンフットボールのチャンピオンシップが戦われる3つのスタジアムの1つでもあった(他の2つは、オレゴン州立大学のレーザー・スタジアムと、オレゴン大学のオーツェン・スタジアムである)。
1926年、マルトノマ・アスレチック・クラブ所有の「マルトノマ・フィールド」を取り壊し、その跡地に「マルトノマ・スタジアム」として開場。
1966年、マルトノマ・アスレチック・クラブがポートランドに210万ドルで売却。「シビック・スタジアム」に改名。
2001年、3850万ドルで改装。ポートランド・ゼネラル・エレクトリック(PGE)が命名権を買収し、「PGEパーク」に改名。
2011年、球技専用に改修。ジェルドウェン社が命名権を買収し「ジェルドウェン・フィールド」に改名。
2014年、プロビデンス・ヘルスアンドサービス社が命名権を買収し「プロビデンス・パーク」に改名。