ベクテミル・ロズマトジョン・オグリ・メリクジエフ(ウズベク語: Bektemir Roʻzmatjon oʻgʻli Meliqoʻziyev, ラテン文字転写: Bektemir Rozmatjon Ogli Meliqoziyev、1996年4月13日 - )は、ウズベキスタンのプロボクサー。ショイムベク出身。リオデジャネイロオリンピック銀メダリスト[1]。
2014年4月、AIBA世界ユース選手権の69kg級に出場し、金メダルを獲得した[2]。
2015年10月、カタールで開催されたAIBA世界ボクシング選手権の75kg級に出場し、2回戦でクリスチャン・エンビリに勝利するも、決勝でアーレン・ロペスに敗れ、銀メダルを獲得した[3]。
2016年8月、リオデジャネイロオリンピックの75kg級に出場し、準決勝でミサエル・ロドリゲスに勝利するも、決勝でアーレン・ロペスに敗れ、銀メダルを獲得した[4]。
2017年9月、ドイツで開催されたAIBA世界ボクシング選手権の81kg級に出場し、準決勝でジョー・ウォードに敗れ、銅メダルを獲得した[5]。
2019年6月13日、ロサンゼルスのアヴァロン・ハリウッドでプロデビュー[6]。
2019年11月14日、ワールド・ボクシングと共同プロモーションの形で、オスカー・デ・ラ・ホーヤのゴールデンボーイ・プロモーションズと契約[7]。
2019年12月13日、ファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ内スペシャル・イベント・センターでヴァウグフン・アレクサンダーとWBAアメリカ大陸スーパーミドル級王座決定戦を行い、10回3-0(3者共100-90)の判定勝ちを収め王座を獲得した[8]。
2020年10月30日、ファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ内スペシャル・イベント・センターでアラン・カンパとWBOインターコンチネンタルスーパーミドル級王座決定戦を行い、3回21秒KO勝ちを収め王座を獲得した[9]。
2021年1月30日、モスクワでセルゲイ・コバレフと対戦する予定だったが[10]、試合2週間前にファンタジー・スプリングス・リゾート・カジノ内スペシャル・イベント・センターに変更したものの[11]、最終的にコバレフからテストステロンの陽性反応が出た為興行自体が中止になった[12][13]。
2021年6月19日、エルパソのドン・ハスキンス・センターでガブリエル・ロサドとメリクジエフが保持するWBAアメリカ大陸王座の防衛戦と空位のWBOインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦を行い、3回1分21秒KO負けを喫しWBAアメリカ大陸王座は初防衛に失敗、WBOインターナショナル王座の獲得に失敗した[14]。
2021年12月17日、タシュケントのホテル・レナイサンスでセルゲイ・エキモフと対戦し、8回3-0(2者が80-71、80-72)の判定勝ちを収めた。尚この興行がメリクジエフにとって母国での初の試合となり、同じリオデジャネイロオリンピックでメダルを獲得したハサンボイ・ドゥスマトフ(ライトフライ級金メダリスト)、シャハラン・ギヤソフ(ウェルター級銀メダリスト)に加えてイスラエル・マドリモフら母国のボクサーたちと共演した[15]。
2023年1月28日、イングルウッドにあるSoFiスタジアムの隣にあるYouTubeシアターでウリセス・シエラとWBOグローバルスーパーミドル級王座決定戦を行い、3回2分59秒KO勝ちを収め王座を獲得した[16]。
2023年4月22日、ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたジャーボンテイ・デービス 対 ライアン・ガルシア戦の前座でガブリエル・ロサドとの1年10ヶ月振りの再戦を、WBAインターコンチネンタルスーパーミドル級王座決定戦として行い、10回3-0(3者共99-91)の判定勝ちを収め王座を獲得した[17]。
- ^ “Rio Olympics 2016: Arlen Lopez wins Cuba's third boxing gold at Rio Games”. bbc.co.uk. https://www.bbc.co.uk/sport/olympics/36691440 11 November 2019閲覧。
- ^ “4.AIBA Youth World Championships Armeyets Arena, Sofia, Bulgaria April 14-24, 2014”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “18.World Championships Ali Bin Hamad Al-Attiyah Arena, Doha, Qatar October 6-15, 2015”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “31.Olympic Games Riocentro Pavilion 6, Rio de Janiero, Brazil August 6-21, 2016”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “19.World Championships Alsterdorfer Sports Hall, Hamburg, Germany August 25 - September 2, 2017”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2023年7月24日閲覧。
- ^ “Seniesa Estrada, Azat Hovhannisyan Get Wins at Avalon Hollywood”. BoxingScene.com. 2019年6月13日閲覧。
- ^ “Bektemir Melikuziev Inks Co-Pact With Golden Boy, World of Boxing”. BoxingScene.com. 2019年11月14日閲覧。
- ^ “Bektemir Melikuziev Boxes Past Vaughn Alexander Over Ten”. BoxingScene.com. 2019年11月14日閲覧。
- ^ “Soto, Munguia And Melkuziev Victorious In WBO Championship Bouts”. wboboxing.com. https://www.wboboxing.com/news/boxing-news/soto-munguia-and-melkuziev-victorious-in-wbo-championship-bouts/ 22 December 2020閲覧。
- ^ “Sergey Kovalev vs. Bektemir Melikuziev on January 30 in Crossroads Battle”. BoxingScene.com. 2020年12月16日閲覧。
- ^ “Kovalev-Melikuziev Relocates From Moscow To Fantasy Springs Casino in Indio, California”. BoxingScene.com. 2021年1月14日閲覧。
- ^ “Sergey Kovalev Tests Positive For Synthetic Testosterone, Putting Jan. 30 Bout in Jeopardy”. BoxingScene.com. 2021年1月14日閲覧。
- ^ “Sergey Kovalev-Bektemir Melikuziev card canceled after positive drug test result | DAZN News UK”. DAZN. 2021年6月19日閲覧。
- ^ “Video: Gabriel Rosado knocks Bektemir Melikuziev out in major upset”. Bad Left Hook (2021年6月19日). 2021年6月19日閲覧。
- ^ “Shakhram Giyasov, Bektemir Melikuziev, Hasanboy Dusmatov Get Wins in Tashkent”. BoxingScene.com. https://www.boxingscene.com/shakhram-giyasov-bektemir-melikuziev-hasanboy-dusmatov-get-wins-tashkent--162839 2021年12月17日閲覧。
- ^ “Bektemir Melikuziev Floors Ulises Sierra Twice For 3rd Round Knockout Win”. BoxingScene.com. https://www.boxingscene.com/bektemir-melikuziev-floors-ulises-sierra-twice-3rd-round-knockout-win--172119 2023年1月28日閲覧。
- ^ “Bektemir Melikuziev: The Goal Was To Showcase My Skills, Box, Punish Rosado”. Boxing Scene.com (2023年4月24日). 2022年8月14日閲覧。