ベロボーグ | |
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光神・太陽神 | |
ベロボーグとチェルノボグによる世界の創造。マキシム・スハレフ画 | |
住処 | |
親 | ロード(推測) |
兄弟 | チェルノボグ(推測) |
子供 | ペルーン(推測) |
ベロボーグ(ウクライナ語: Білобог, Bilobog; ロシア語: Белобог, Belobog)は、スラヴ神話における神であり、昼を司り、人々に対する善き物すべての創造者とされれ、その名は「白い神」を意味する[1]。スヴェントヴィトそのもの、またはその位格の一つである可能性がある。通例では「黒い神」であるチェルノボーグと対立する存在とされる[1]。キリスト教時代においては、この白黒二柱の神の対立は、神とサタン(悪魔)の対立に相当するものと考えられていた。
ベロボーグは伝統的には善性を代表し、一方チェルノボーグは悪性を表す。民俗学的には両者は深く結びついている[2]。
ベロボーグはいくつかの神や英雄とおそらく繋がりがある。たとえば白いパリアニン(ウクライナ語: Білий Палянин)[3]、聖ゲオルギオス、クパーラなどである[4]。
ベロボーグと同一視しうる神はベラルーシ(Бєлун)や南スラブ(білий бог)でも知られている[2]。