『ホールド・ザット・プレーン![注釈 1]』(Hold That Plane!)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、バディ・ガイが1972年にヴァンガード・レコードから発表したスタジオ・アルバム。
タイトル曲は、本作のクレジットではガイ自身の作詞・作曲と記載されているが、実際にはドクター・クレイトン(英語版)の曲「Hold That Train」のリメイクとみなされている[2][3]。また、「ユー・ドント・ラブ・ミー」はエラス・マクダニエル作とクレジットされているが、実際にはウィリー・コブス(英語版)の曲である[2]。本作のレコーディング・セッションは1969年11月に行われ、ゲイリー・バーツ、ジュニア・マンス(英語版)、バリー・アルトシュルといったジャズ畑のプレイヤーも迎えられた[2]。
Bill Dahlはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「長々とした7曲しか入っていない、精彩を欠いた作品」と評している[4]。
2000年発売のCDボックス・セット『The Complete Vanguard Recordings』のディスク3には、本作の全7曲が収録された[5]。
- ウォーターメロン・マン - "Watermelon Man" (Herbie Hancock) - 5:18
- ホールド・ザット・プレーン - "Hold That Plane" (Buddy Guy) - 4:43
- アイム・レディ - "I'm Ready" (Willie Dixon) - 5:06
- マイ・タイム・アフター・アホワイル - "My Time After Awhile" (Robert Geddins) - 4:17
- ユー・ドント・ラブ・ミー - "You Don't Love Me" (Ellas McDaniel) - 5:33
- カム・シー・アバウト・ミー - "Come See About Me" (B. Guy, Philip Guy) - 8:41
- ハロー・サン・フランシスコ - "Hello San Francisco" (R. Geddins) - 5:24
アディショナル・ミュージシャン
- マーク・ジョーダン - ピアノ (on #6)
- ビル・フォルエル - ベース (on #1)
- フリーボ - ベース (on #6)
- バリー・アルトシュル - ドラムス (on #1)
- デヴィッド・リップ・ストック - ドラムス (on #6)
- ^ 1994年再発CD (KICP-2503)の帯に準拠。日本初回盤LP (SR-821)では『ホールド・ザッツ・プレイン』、1975年再発LP (SR-886)では『ホールド・ザット・プレイン』と表記されていた。
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スタジオ・アルバム | |
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ライヴ・アルバム | |
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コンピレーション・アルバム | |
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コラボレーション・アルバム |
- Buddy and the Juniors(with ジュニア・ウェルズ)
- プレイ・ザ・ブルース(with ジュニア・ウェルズ)
- Live Recording at Yuhbin-Chokin Hall on March-1975(with ジュニア・ウェルズ)
- バディ&フィル(with フィリップ・ガイ)
- ライヴ・イン・モントルー(with ジュニア・ウェルズ)
- Going Back(with ジュニア・ウェルズ)
- ドリンキン・ティー・エヌ・ティー・アンド・スモーキン・ダイナマイト(with ジュニア・ウェルズ)
- The Original Blues Brothers Live(with ジュニア・ウェルズ)
- ラスト・タイム・アラウンド〜ライヴ・アット・レジェンズ(with ジュニア・ウェルズ)
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