マイク・マシーニー

マイク・マシーニー
Mike Matheny
セントルイス・カージナルスでの監督時代
(2015年12月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国オハイオ州コロンバス
生年月日 (1970-09-22) 1970年9月22日(54歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1991年 MLBドラフト8巡目
初出場 1994年4月7日
最終出場 2006年5月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督歴

マイケル・スコット・マシーニーMichael Scott Matheny, 1970年9月22日 - )はアメリカ合衆国オハイオ州コロンバス出身の元プロ野球選手捕手)、監督。右投右打。

経験に裏打ちされた巧みなリードとゴールドグラブ賞を4回受賞した堅実な守備と強肩に定評があった。

端正な顔立ちでもあり、ハンサムな監督としても名高い[1]

経歴

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プロ入り前

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地元オハイオ州レイノルズバーグ高等学校英語版を卒業後、ミシガン大学に進学。1年次の1988年MLBドラフト31巡目(全体810位)でトロント・ブルージェイズから指名されたものの、入団には至らなかった。

プロ入りとブルワーズ時代

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大学4年次の1991年MLBドラフト8巡目(全体208位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズ英語版でプロデビュー。1992年にA+級ストックトン・ポーツ1993年にAA級エルパソ・ディアブロスと順調に昇格し、1994年4月7日にメジャーデビューした。1995年は正捕手のジョー・オリバー英語版とほぼ併用となった。1996年からは正捕手として活躍した。

ブルージェイズ時代

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1999年にはブルージェイズで、ダリン・フレッチャー英語版の控えとして出場した。

カージナルス時代

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セントルイス・カージナルス時代
(2004年8月7日)

1999年12月15日にセントルイス・カージナルスにへ移籍した。2001年にはわずか4票差でゴールドグラブ賞の受賞を逃した。2002年から2004年まで252試合(1565守備機会)連続無失策のMLB歴代最多記録保持者である。盗塁阻止率は2000年に52.7%(ヘンリー・ブランコに次ぐリーグ2位)、2001年に48.3%(ジェイソン・ラルーに次ぐリーグ2位)と好成績を記録。2000年には自身最高の打率.261を記録。2003年には規定打席到達に迫る自身最多の498打席出塁率が自身最高の.320を記録。

ジャイアンツ時代

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サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2005年8月20日)

2004年12月13日にサンフランシスコ・ジャイアンツと3年契約を結んだ。2005年にはいずれも自身最高の34二塁打、13本塁打OPS.701を記録。2006年5月31日の試合中にファウルチップがキャッチャーマスクに直撃し、脳しんとうを起こした。

引退

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2007年2月1日に脳しんとうの後遺症によるめまい記憶障害を理由に現役引退を発表した。

監督時代

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2011年11月14日、ワールドシリーズ優勝後に勇退した古巣カージナルスのトニー・ラルーサの後任として2012年より監督に就任した。

2015年、就任から4年連続ポストシーズン進出を果たしたMLB史上初の監督となった[2]

2018年7月14日、ジョン・メイブリー打撃コーチ、ビル・ミラー打撃コーチ補佐と共に解任された[3]。47勝46敗で地区首位から7.5ゲーム差の3位だった。全7シーズンで勝率5割以上だったものの、最優秀監督賞を受賞することはなかった。

カージナルスの監督解任後はカンザスシティ・ロイヤルズの球団アドバイザーを務めた。2020年シーズンからはロイヤルズの監督を務める[4]。2022年、3シーズン連続負け越しの責任を取り解任された。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
1994 MIL 28 59 53 3 12 3 0 1 18 2 0 1 1 0 3 0 2 13 1 .226 .293 .340 .633
1995 80 181 166 13 41 9 1 0 52 21 2 1 1 0 12 0 2 28 3 .247 .306 .313 .619
1996 106 341 313 31 64 15 2 8 107 46 3 2 7 4 14 0 3 80 9 .204 .243 .342 .584
1997 123 356 320 29 78 16 1 4 108 32 0 1 9 3 17 0 7 68 9 .244 .294 .338 .631
1998 108 341 320 24 76 13 0 6 107 27 1 0 3 0 11 0 7 63 6 .238 .278 .334 .612
1999 TOR 57 179 163 16 35 6 0 3 50 17 0 0 2 1 12 0 1 37 3 .215 .271 .307 .578
2000 STL 128 464 417 43 109 22 1 6 151 47 0 0 7 4 32 8 4 96 11 .261 .317 .362 .679
2001 121 424 381 40 83 12 0 7 116 42 0 1 8 3 28 5 4 76 11 .218 .276 .304 .581
2002 110 363 315 31 77 12 1 3 100 35 1 3 8 6 32 6 2 49 3 .244 .313 .317 .630
2003 141 498 441 43 111 18 2 8 157 47 1 1 8 3 44 16 2 81 11 .252 .320 .356 .676
2004 122 419 385 28 95 22 1 5 134 50 0 2 5 3 23 7 3 83 12 .247 .292 .348 .640
2005 SF 134 485 443 42 107 34 0 13 180 59 0 2 3 4 29 10 6 91 11 .242 .295 .406 .701
2006 47 177 160 10 37 8 0 3 54 18 0 0 3 3 9 2 2 30 7 .231 .276 .338 .613
MLB:13年 1305 4287 3877 353 925 190 9 67 1334 443 8 14 65 34 266 54 45 795 97 .239 .293 .344 .637

年度別守備成績

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捕手(C) 一塁(1B)
































1994 MIL 27 81 8 1 1 .989 4 14 5 .471 -
1995 80 261 18 4 2 .986 10 27 9 .250 -
1996 104 475 40 8 5 .985 3 52 25 .325 -
1997 121 697 58 5 6 .993 7 69 37 .349 2 0 0 0 0 ---
1998 107 570 45 8 9 .987 6 68 21 .236 -
1999 TOR 57 346 33 2 8 .995 2 40 20 .333 -
2000 STL 124 803 75 5 7 .994 4 44 49 .527 8 12 1 0 0 1.000
2001 121 772 69 4 9 .995 6 30 28 .483 2 7 0 0 2 1.000
2002 106 562 64 4 6 .994 5 43 23 .348 1 1 0 0 1 1.000
2003 138 774 49 0 7 1.000 5 40 15 .273 4 7 0 0 1 1.000
2004 122 742 58 1 10 .999 2 38 16 .296 1 1 0 0 0 1.000
2005 SF 132 784 77 1 13 .999 4 63 39 .382 -
2006 46 250 19 1 2 .996 2 24 11 .314 -
MLB 1285 7117 613 44 85 .994 60 552 298 .351 18 28 1 0 4 1.000

年度別監督成績

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年度 球団 地区 年齢 試合 勝利 敗戦 勝率 順位/チーム数 備考 プレーオフ勝敗
2012 STL NL 中 42 162 88 74 .543 2 / 6 NLCS敗退 7勝6敗
2013 43 162 97 65 .599 1 / 5 WS敗退 9勝8敗
2014 44 162 90 72 .556 1 / 5 NLCS敗退 4勝5敗
2015 45 162 100 62 .617 1 / 5 NLDS敗退 1勝3敗
2016 46 162 86 76 .531 2 / 5
2017 47 162 83 79 .512 3 / 5
2018 48 93 47 46 .505 3 / 5 途中解任
2020 KC AL 中 50 60 26 34 .433 4 / 5
2021 51 162 74 88 .457 4 / 5
2022 52 162 65 97 .401 5 / 5
MLB:10年 1449 756 693 .522 21勝22敗

年齢は、その年の満年齢で表記。
順位の太字ポストシーズン進出(ワイルドカードを含む)。

表彰

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記録

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  • シーズン守備率10割:(2003年、捕手として100試合以上出場した選手としては史上3人目)※バディ・ローザル英語版(1946年)、チャールズ・ジョンソン(1997年)に次ぐ
  • 連続無失策試合数:252(2002年 - 2004年、捕手として歴代最長)
  • 監督就任から4年連続ポストシーズン進出(史上初)

背番号

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  • 15(1994年 - 1994年途中)
  • 22(1994年 - 1999年、2000年途中 - 2006年、2012年 - 2018年、2020年 - )
  • 44(2000年 - 2000年途中)

脚注

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  1. ^ メジャーのイケメン監督1位は?米メディアがランク付け
  2. ^ With Giants loss, Cardinals back in postseason”. セントルイス・カージナルス (2015年9月19日). 2018年7月15日閲覧。
  3. ^ MLBカージナルス、監督ら首脳陣3人を電撃解任 13~15年に地区3連覇”. デイリースポーツ (2018年7月15日). 2018年7月15日閲覧。
  4. ^ Jeffrey Flanagan (2019年10月31日). “Matheny on KC: 'This is where I'm meant to be'” (英語). MLB.com. 2019年11月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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