マグノリア・ピクチャーズ (Magnolia Pictures) は、アメリカ合衆国の映画配給会社。
トッド・ワグナーとマーク・キューバンの所有する2929エンターテインメントの子会社で、2001年ビリー・バノウスキとイーモン・ボウルズによって設立された。海外の映画や自主映画の配給に特化している。また、これらのジャンル以外にも、マグノリア・レーベルという海外のアクション映画に特化した系列レーベルもある。映画のリリースの最初の1週間はこの会社で配信される映画はキューバンの所有するケーブルテレビ局HDNetで放送されることが多い。 2011年にマーク・キューバンがマグノリア・ピクチャーズを売却しようとしたが、撤回された[1]。
2009年3月、マグノリア・ピクチャーズが『ぼくのエリ 200歳の少女』のDVDとBlu-Rayを北米で発売した際、北米版では原語版音声と英語吹き替え版が収録されていた一方、ヨーロッパ版は原語版と英語による解説が収録されていただけだった。『Icons of Fright』は、北米版が劇場版とは異なる字幕を使用していたことを報じた[5]。出所のはっきりしていないこの字幕は、会話の簡略化や誤訳が数多く見受けられ、ファンは不満を募らせた。DVD視聴者からの苦情を受け、マグノリア・ピクチャーズは、劇場版に手を加えた改良版を出すが、現在出回っているディスクとの交換をするわけではないと発表した。2009年11月現在、DVDには劇場版字幕が収録されているが、Blu-Ray版ではそのようなことがない[6]。この映画を監督したトーマス・アルフレッドソンは、この字幕問題に関して失望しており、問題の字幕をひどい字幕("turkey translation")と評した上、「もしこれを見たら、あまりの質の低さにみんな苛立つだろう」 と話した[7]。
なお、イギリス版には、きちんと劇場版字幕が収録されている。