ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ | |
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受賞対象 | UEFAチャンピオンズリーグ優勝チームに授与 |
主催 | UEFA |
初回 | 1956 |
最新受賞者 | レアル・マドリード |
公式サイト | http://www.uefa.com/ |
ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ(英: European Champion Clubs' Cup)は、サッカーのUEFAチャンピオンズリーグ優勝チームに授与されるトロフィーである。把手の形からビッグイヤー(big-ears、「大きな耳」の意)と呼ばれる。現在のトロフィーのデザインは2代目で、2006年から使用されている。
3年連続もしくは5回の優勝で永久保持が許されていたが[1] [2][3]、2008ー09シーズン以降はトロフィーの所有権は永久にUEFAが保有するため、この「永久保持」「新しく作り直される」ことはなくなった。
2009年から、CL準々決勝以降の組み合わせ抽選会場においてトロフィーを返還、代わりにレプリカが授与される規定になっている[4]。1967年、当時のUEFA事務局長ハンス・バンゲルターがデザインを一新することを決めた。ベルンの鋳物職人、ユルグ・シュタデルマンが本体の鋳物作業を行い[5]、彫刻家のフレッド・ベニンガーが仕上げを施して完成させた。製作には340時間掛かった。銀製のトロフィーで、高さは74cm、重さは8kgある。正面にはUEFAのロゴにフランス語で "COUPE DES CLUBS CHAMPIONS EUROPÉENS'"と記載され、裏側には歴代優勝チームが記載されている。
初代優勝トロフィーは1956年にフランスの新聞紙レキップから寄贈されたものであり[5]、1967年3月レアル・マドリードに5連覇を称えて永久保持にすることが決定。レアル・マドリードは現在のトロフィーの最初に授与されたチームとなった。
2000-01シーズンから2020-21シーズンまで、UEFAチャンピオンズリーグカップ永久保持要件を満たしたクラブには、チャンピオンズリーグで着用するユニフォームの左袖にビッグイヤーと優勝回数を掲げたバッジをつけることが許可されていた[2]。2021-22シーズンより、ユニフォーム左袖へのスポンサーロゴ解禁に伴いこのバッジは廃止され、代わりに右袖のチャンピオンズリーグロゴ(スターボール)上に優勝回数を記したバッジを着けることが義務付けられた[6][7]。
※2015年に通算5回目の優勝を果たしたが、前述の通り2009年以降はトロフィーは常にUEFAの管理下にあるため永久保持はしていない。