ラスマス・フェイバー Rasmus Faber | |
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![]() 2009年 | |
基本情報 | |
生誕 | 1979年5月16日(45歳)[1] |
出身地 |
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ジャンル |
ハウス ジャズ ニュージャズ |
職業 |
音楽プロデューサー 作曲家 編曲家 プログラマー キーボーディスト D.J. |
担当楽器 |
ターンテーブル ピアノ キーボード |
活動期間 | 2002年 - |
レーベル | Farplane Records |
公式サイト | farplane.com |
ラスマス・フェイバー(Rasmus Faber、1979年5月16日[1] - )は、スウェーデン・ストックホルム出身のミュージシャン。音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、プログラマー、キーボーディスト、D.J.などをこなす。
ジャズピアニストをベースとしながら、ハウス系プロデューサーとして活躍し、日本のアニメ音楽にも関与するなど、ジャンルを超えた音楽活動を行っている。
父親のグンナール・ベリスティーン (Gunnar Bergsten) は1995年度のGrammis(スウェーデン版グラミー賞)にてジャズ部門を受賞した経歴をもつバリトンサックス奏者である[2]。
息子であるラスマスも7歳からピアノを弾き始め[3]、音楽学校で演奏技術や音楽理論を学んだ。17歳の頃よりプロミュージシャンとして活動し[3]、ジャズやポップスのプロデュースを手掛けていたが、友人のハウスミュージシャンのレコーディングに参加したことをきっかけに、自身もハウスミュージックを制作するようになった。
2002年にデビューシングル"Never Felt So Fly"をリリースし、イギリスのディフェクテッド・レコード (Defected Records) とマネジメント契約を結ぶ。2003年に自身のレーベルFarplane Recordsを設立し、レーベル第一弾の"Ever After"が世界各地のクラブシーンでヒットした。日本では"So Far"(2006年)を始めとするシングルコレクションをリリースし、「乙女ハウスブームの立役者[4]」「ハウスシーンの貴公子[5]」とも呼ばれる。
2008年には自身初のオリジナルアルバム"Where We Belong"を発表し、Rafa Orchestraを率いてのバンド公演活動も行っている。また、Myspaceで偶然見つけたという女性シンガーフリーダのプロデュースを行っている[6]。
幼少期より日本のアニメ音楽に影響を受けており、2009年より日本のアニメソングをジャズアレンジした『プラチナ・ジャズ』シリーズを発表。iTunesアルバムチャート・Amazonジャズチャート・Billboard JAPANジャズアルバムチャートで1位を獲得し[7]、動画共有サイトで公開した「はじめてのチュウ」が180万回「星間飛行」のライブ映像が100万回の再生回数を記録する[8]など反響を呼んだ。「星間飛行」を歌う声優の中島愛については「歌声に惚れ込んでいた[9]」と語っており、互いの音楽活動に協力し合っている。2015年は『学戦都市アスタリスク』において、アニメ作品の劇伴を初担当した。
クラブにおけるDJアクトでは、キーボードとCDJ3台を駆使する独自のスタイルをみせる。
度々日本ツアーを行う親日家であり、日本語用Twitterアカウント(外部リンク)でファンに向けてメッセージを発している。2011年3月、東日本大震災後に海外アーティストの公演中止が相次ぐ中、「『いま日本は危ない』という外からの一方的なイメージを吹き飛ばすためにも、僕のようなアーティストが日本中をツアーして世界中に『日本は復興に向けて頑張っている』ことを伝える必要がある[10]」との思いから、日本ツアーを決行した。
日本のアニメとの出会いは、幼稚園の頃に観た『風の谷のナウシカ』(スウェーデン語吹き替え付き)[11]。17・18歳の頃に観た『マクロスプラス』は自分の人生を変えたともいえると述べている[12][13]。ほかに好きな日本のアニメ作品としては『うさぎドロップ』『ノエイン もうひとりの君へ』『STEINS;GATE』『DEATH NOTE』『鋼の錬金術師』『ファンタジックチルドレン』「マクロスシリーズ」といったタイトルを挙げている[12]。作曲家では坂本龍一、久石譲、菅野よう子、梶浦由記、上野耕路、植松伸夫、浜渦正志らが好きだという[13]。
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