ラピッド・プロンプティング・メソッド (Rapid Prompting Method: RPM;ラピッド・プロンプティング法)は、口頭でのコミュニケーションが困難な障害者を支援するために開発された教育法だが[ 1] [ 2] 、科学的に否定されたファシリテイテッド・コミュニケーション (Facilitated Communication: FC)と同様、補助者のキューイングにより障害者の言葉が捏造されるリスクがありエビデンスにも欠けているため、使用せぬよう注意喚起されている[ 3] [ 4] 。RPMは、ラピッド・プロンプティング(Rapid Prompting)、Soma® RPM、インフォ―マティブ・ポインティング(Informative Pointing)、スペリング・トゥ・コミュニケート(Spelling to Communicate: S2C)[ 5] 、スペリング・アズ・コミュニケーション(Spelling as Communication)、タイピング・トゥ・コミュニケート(Typing to Communicate)、アルファベット・セラピー(Alphabet Therapy)、レターボーディング(Letterboarding) などの別名でも知られている[ 3] [ 5] [ 6] [ 7] [ 8] [ 9] [ 10] 。
ラピッド・プロンプティング・メソッド:ファシリテーターが文字盤を掲げる
RPMは自閉症の子供を持つソマ・ムコパディアイ (英語版 ) により開発された[ 1] [ 2] [ 11] 。RPMを使用することで発話困難であった障害者が高度な言語能力を発揮したり問題行動が減少したりすると謳われている[ 1] [ 2] [ 11] 。RPMはファシリテーターが障害者の身体に触れないことをはじめとする複数の点においてFCと異なるものの、ファシリテーターが手で文字盤を空中に掲げているため、FCと同様にファシリテーターのキューイングが障害者の指差しを誘導するリスクがある[ 3] [ 12] [ 13] [ 14] [ 15] 。
RPMの有効性に関する科学的な研究は乏しく、RPMを支持する論文には方法論上の欠陥があり、適切な手順に沿った検証は実施されていない[ 3] [ 16] [ 15] [ 17] 。RPMの支持者たちは、科学的検証を実施することなく、RPMへの批判は自閉症の人々のコミュニケーションの権利を奪うものであると主張し、批判に攻撃的な姿勢をとっている[ 12] 。2019年に刊行されたRPMのレビュー論文は、RPMの安全性と有効性が科学的な方法により証明されない限り、臨床家、教員、保護者は自閉症の子供たちにRPMを使用すべきではないと結論づけた[ 3] [ 13] [ 17] [ 18] 。アメリカ言語聴覚学会 (英語版 ) をはじめとする複数の職能団体がRPM使用に反対する声明を出している[ 19] [ 20] [ 21] [ 22] 。
RPMは、ムコパディアイがインドで重度自閉症の診断を受けた息子ティトを教育する過程で試行錯誤しながら形成された教育法を基に開発され、現在ムコパディアイが常務取締役を務めるテキサス州オースティンに所在するハロー-ソマ研究所(Helping Autism for Learning and Outreach; Halo-Soma Institute)を中心に広められている教育、治療、コミュニケーション技術である[ 1] [ 2] 。自閉症で発話困難な人々の指差しやタイピングなどによる書字ベースのコミュニケーション技能獲得を目的とする[ 1] [ 2] [ 23] [ 24] [ 25] [ 26] 。理論的には、ジャン・ピアジェ の発達心理学[ 27] [ 28] とアンナ・ジーン・エアーズ (英語版 ) の感覚統合理論[ 29] [ 30] に依拠するとしている[ 1] [ 2] [ 11] 。FCの思想と同様にRPMは自閉症を言語表出の障害とみなし知的障害を認めず、重度の自閉症(profound autism) (英語版 ) の人々が喋れないのは、能力が身体に閉じ込められ発揮できないせいだという信条[ 31] に依拠し、障害者に能力があると想定すること(presumed competence) を重視している[ 3] [ 4] 。
Halo-Somaウェブサイトによると、知的障害や発達障害の生徒に、指差し、タイピング、書字によるライティング技能を促進するRPMの教育メソッドは脳科学に基づくと謳われている[ 11] 。RPMの実践では、生徒の自己刺激行動 と競合しタスクへの注意を促すペースでプロンプトが与えられる[ 9] 。ファシリテーターが生徒に教え、その内容に関して生徒に問う「教える‐問う」の試行("teach-ask" trials)の連続で構成されるRPMのトレーニング法[ 1] [ 2] は、一見すると応用行動分析 [ 32] の離散試行型指導法(Discrete Trial Teaching: DTT) (英語版 ) に似ている[ 3] [ 4] 。RPMの「教える‐問う」の試行手順は、二択から答えを選ぶ単純な試行から始まり、徐々に複雑な試行に移行し文字盤の文字を指差し文章を綴れるようにしていく[ 1] [ 2] 。このようなRPMのトレーニング法は、知的障害等で喋れない障害者には隠された言語能力(linguistic competence) (英語版 ) があり言語をシステムとして機能させることができるという能力の想定を前提としている[ 1] [ 17] [ 33] 。現在ではタブレットやキーボードなどのデバイスをファシリテーターが手に持ち使用することもある[ 8] 。
RPMではファシリテーターが文字盤を手に掲げるため、生徒が特定の文字を指差すようファシリテーターが無意識に文字盤を動かしてしまうイデオモーター効果 (英語版 ) が生じたり[ 17] [ 33] 、ファシリテーターによる身体的な合図、声掛け、視線などのプロンプティングやキューイングに表出内容が誘導されるリスクが問題視されている[ 17] [ 33] [ 34] 。RPMを実施する様子を流す動画[ 25] [ 26] において、ファシリテーターが障害者が特定の文字を指すよう文字盤を近づけたり、特定の文字を選ばないよう文字盤を素早く引っ込めて選択を阻止したり、文を終わらせたりして操作しているのが同定できると指摘されている[ 35] [ 36] 。RPM推進者たちは、自閉症は自分の望む行動を自ら開始できない障害であると主張し[ 2] [ 1] [ 24] [ 23] 、ファシリテーターが文字盤を掲げるのは、自閉症などで身体が思うように動かせない生徒が文字を指差すのを励まし、援助するためのプロンプティングであると主張している[ 1] [ 2] [ 36] 。しかし、RPMもFCと同様にファシリテーターに依存したテクニックであり、ファシリテーターが触れているのが文字盤であり被介助者の手ではないという議論は筋違いであり、被介助者の手よりも文字盤のほうがファシリテーターにとって動かしやすいという事実にRPM推進者たちが言及しないほうが問題であると指摘されている[ 4] 。障害者が自立してタイピングしているように見えるために言葉の発信者が障害者であると誤認されやすい点において、RPMはFCよりも有害かつ危険である[ 8] 。
ムコパディアイがいない場でティトに読み聞かせられた話についてティトに質問したところ、ティトはひとつも質問に答えられなかった(“Tito could not answer a single question about the story Raj read to him at Merzenich’s lab when Soma wasn’t in the room” [ 37] )とポーシャ・アイバーセンがRPMの本で報告していることからも、FCと同様にRPMでの支援はファシリテーターが答えを知っているときでなければ正確な反応が得られないと考えられる[ 3] [ 38] 。RPMのコントロール試験を行ったところ妥当なコミュニケーションは認められなかったと報告した論文があったが、被験者のインフォームド・コンセント問題で撤回された[ 39] [ 36] 。RPMはまたFCと同様に、オーサーシップの検証試験を実施しないように呼び掛けている[ 40] [ 41] [ 4] 。RPMを支持する論文[ 42] はオーサーシップ検証試験を実施しておらず、その結果はむしろRPMがプロンプトに依存していることを明らかにしていると指摘されている[ 16] 。離散試行型指導法のような介入におけるプロンプティングとRPMで見られるプロンプティングの主な違いは、意図的かつ体系的なプロンプト・フェイディングの有無であり、FCと同様にRPMはプロンプトのフェードアウトの体系が組み込まれていない[ 4] [ 43] 。2012年のHalo-Somaサイトでは、プロンプト依存は反応がないよりも望ましい(“Prompt dependency is preferred to the alternative of allowing no response or no learning to occur”[ 44] )と主張していたことに対して、RPMはプロンプト依存を受け入れプロンプト・フェイディングの欠如を正当化しているため、RPMを通したメッセージのオーサーシップには大きな疑念が生じると指摘された[ 4] [ 43] 。2024年現在のHalo-Somaサイトでは、RPMはプロンプトの段階的フェイディングを目標とするという記述に変更されている[ 45] 。
RPMによるコミュニケーションの有効性を、適切な科学的方法で検証した報告は、2024年現在に至っても存在しない[ 13] 。RPMの効果に関する研究にはエビデンスに基づくものがなく[ 13] [ 17] [ 46] 、包括的なレビューを実施するに足る基準に達している論文もない[ 17] 。米国において特別支援学級を対象に実施された調査によると、RPMはエビデンスに基づく教育支援法であるPECS(Picture Exchange Communication System )やビデオモデリング (英語版 ) よりも多用されていたことが判明し問題視されている[ 47] 。校区のRPM実施コストは初年のみで小学生ひとりにつき32,159ドルとされる[ 48] 。RPMユーザーであるイド・ケダー (英語版 ) の回顧録[ 49] [ 50] によると、ABAのセラピストがRPMに疑いを挟んだことから両親がABAチーム全体を解雇したことや、PECSは簡単すぎると述べるなど、エビデンスに基づく介入法が批判されており、無効な介入法による機会損失を見事に例示していると問題視されている[ 51] 。適切なリサーチデザインの研究により効果が実証されない限り、RPM使用を推奨すべきではない[ 9] 。
RPMは1990年代にムコパディアイがインドにて自閉症の息子のティトに施した教育方法を基に発展した[ 52] [ 33] 。ティトが足し算や引き算の答えを指差す様子を見た専門家達にキューイングの疑惑をかけられたことから、ムコパディアイはティトが自立して書字ができるようになることを目指した[ 52] 。ムコパディアイはティトの指に鉛筆を縛り付けアルファベットをトレースさせ、ティトができるようになるまで食事を与えないことが多かった[ 53] 。ティトは6歳までには自立して書けるようになったとされ[ 17] 、詩、エッセイ、創作を書いたとされる[ 52] [ 53] [ 54] 。英国自閉症協会 (英語版 ) のリチャード・ミルズは1998年にインドでティトに出会い、翌年英国にムコパディアイとティトを招待しティトを西洋に紹介した[ 52] 。1999年、英国自閉症協会の社会コミュニケーション障害センター(Centre for Social and Communication Disorders)の研究者達は、11歳のティトに19歳相当のボキャブラリーがあるとしたが、オーサーシップテストは実施されなかった[ 33] 。その際、終始コミュニケーションを母親のムコパディアイに補助されていたティトを見ていた精神科医のローナ・ウィング は、ティトの表面的無能さと秘められた知的才能の組み合わせは、補助があれば自閉症者は能力を発揮できるとするFCの主張を裏付けているとした[ 55] [ 33] 。2000年、ティトがインドで書いたとされる創作物を集めた書籍『Beyond the Silence』[ 56] 『The Mind Tree: A Miraculous Child Breaks the Silence of Autism』[ 57] (邦訳『声なき声で語る ボクが過ごした日々、その世界と自閉症』[ 58] )がティトを著者として出版され、BBCドキュメンタリー『Inside Story: Tito’s Story』[ 59] が放映された。
2001年、ムコパディアイとティトは当時アイバーセンとジョン・シェスタックによって運営されていた非営利団体Cure Autism Now(Autism Speaks (英語版 ) の前身)に招かれ、米国カリフォルニアへ渡った[ 33] [ 52] [ 11] 。数年の間ロサンゼルスで、ムコパディアイとティトはアイバーセンとRPMを普及させる活動を行った[ 33] 。メディアは次々にティトを取り上げ、脳神経学者のマイケル・メルゼニク (英語版 ) は、2003年にCBSが放映した『Breaking the Silence』[ 60] にてティトのコミュニケーションは奇跡であり本物だと主張し、同年ABCの『Good Morning America』[ 61] ではティトのような自閉症者が世界にたくさんいるのかもしれないと語った[ 62] 。2005年、ムコパディアイとティトはテキサス州オースティンに移動し、ハロー研究所(現ハロー-ソマ研究所)に加わった[ 33] [ 4] [ 36] 。ハロー研究所でムコパディアイはRPMを使った臨床やワークショップを行い、世界中で講演した[ 33] 。2005年、FCを米国に広めたダグラス・ビクレン (英語版 ) を編者としてノンバーバルの自閉症者たちがFC/RPM/S2Cを通して創作したとする作品を集め出版した書籍『Autism and the Myth of the Person Alone』[ 63] (邦訳『「自」らに「閉」じこもらない自閉症者たち: 「話せない」7人の自閉症者が指で綴った物語』[ 64] )にティトの作品も含まれていた。2008年にはティトを著者とする三冊目の単著書籍『How Can I Talk If My Lips Don't Move』[ 65] が出版された。ムコパディアイは2008年にRPMの教本『Understanding Autism Through Rapid Prompting Method』[ 2] (邦訳『RPMで自閉症を理解する』[ 1] )、2011年にレッスン補助教材『Curriculum Guide For Autism Using Rapid Prompting Method: With Lesson Plan Suggestions』[ 66] を出版した。
日本では、医師であり当事者研究 を専門とする熊谷普一郎 が、2014年自身の博士論文にFCで綴られた言葉を本人の言葉として引用し、RPMの開発者であるムコパディアイについて「自閉症児がもつ社会的な気質を現実化することに一貫して成功を収めてきた」として、肯定的に紹介している[ 67] 。精神科医山登敬之 は、日本児童青年精神医学会 において東田直樹 と対談講演を2015年に行う予定であったが、学会側が呈した東田氏のFC使用疑惑が[ 68] 東田氏側からの講演登壇辞退に発展した件[ 69] について、2017年にビクレン編『「自」らに「閉」じこもらない自閉症者たち』やアイバーセン著『ぼくは考える木』などの複数のFC類推進文献を引用しながらティトを含む複数のFC類ユーザーに言及し、援助者を介さずに自分の言葉を伝えることができる人は何人もいると主張し学会を批判した[ 70] 。社会学者池上英子は2017年刊行の著書『ハイパーワールド: 共感しあう自閉症アバターたち』にて、FCユーザーである東田を「発語が難しい重い自閉症でありながらその独自の感覚と気持ちをその率直な言葉で中学生のときから出版してきた」[ 71] と評し、「ティトのように言葉を話さず一見認知能力が低くみえる古典的自閉症の子供が、実は優れた文章・認知能力を内在させている場合がある」[ 72] として、FCやRPMを介して綴られた言葉を当事者の言葉として扱っている。障害児教育を専門とし日本で指談・筆談と呼ばれるFCを推進してきた柴田保之 は、2023年國學院大學紀要にて、FC/RPM/S2Cを使用することで当事者の言葉として刊行された英語書籍およびFC/RPM/S2Cを支持する研究者による英語書籍計30点と英語圏における15人のFC/RPM/S2Cユーザーの名前をリスト化し紹介することでFC批判への反論を試みたが[ 73] 、「当事者や支援者によって出版された英語の書籍について紹介をするという試みは、本来それらを読破した上でなされるべきものであろう。残念ながら、それを成し遂げる力は私にはなかった」[ 74] と述べ、列挙した英語文献を読んでいないことを明らかにしている。
Cure Autism Nowでムコパディアイから学びティトを観察したアイバーセンは、自身の自閉症の息子にRPMを実践しコミュニケーションができるようになったと主張する書籍『Strange Son』[ 24] (邦訳『ぼくは考える木: 自閉症の少年詩人と探る脳のふしぎな世界』[ 23] )を出版した。アイバーセンはRPMの独自バージョンであるインフォーマティブ・ポインティング・メソッドを開発し、2007年より自身のウェブサイト[ 75] にて宣伝を行っている[ 33] [ 9] 。インフォ―マティブ・ポインティングはRPMの効果に関する論文に適正なリサーチデザインのものがないとしたレビュー研究のサーチワードとしても加えられていた[ 17] 。
アルファベット・セラピー(Alphabet Therapy)[ 編集 ]
RPMから派生したバンダービルト大学のアルファベット・セラピーは、ABAとRPMの手順を組み合わせたもので、アンジェルマン症候群の人々を対象としている[ 76] 。アンジェルマン症候群財団は2006年にバンダービルト大学のアルファベット・セラピー研究に研究資金を提供している[ 77] 。RPMと同様の効果の確認できないセラピーとして知られている[ 33] [ 9] 。
スペリング・トゥ・コミュニケート(Spelling to Communicate: S2C)[ 編集 ]
S2Cは2015年、エリザベス・ヴォセラーを創始者とするコミュニケーション法である[ 78] 。ヴォセラーは修習生としてムコパディアイからRPMを学んでいた[ 79] [ 36] 。後にヴォセラーはRPMへの言及をすべて削除し、ムコパディアイの方法を「S2C」と改名し、バージニア州ハーンドンにS2Cセンター(Growing Kids Therapy Center )を設立した[ 36] 。RPMと同様、補助者が手にした文字盤を障害者が指すが、S2Cではペンを使って指す[ 80] 。S2CがRPMと微妙に異なるもうひとつの点は、根本的な問題は微細な運動制御にありポインティングが発話の微細運動を粗大運動に変換するというヴォセラーの思想[ 81] [ 82] がS2Cの根底にあることである[ 36] 。ポインティングも微細な運動制御であるのに矛盾していると指摘されている[ 36] 。
以下の職能団体および組織がRPM使用反対を表明している。
アメリカ言語聴覚学会 (American Speech-Language-Hearing Association: ASHA)[ 19] [ 83] [ 84]
拡大・代替コミュニケーション学会 (The International Society for Augmentative and Alternative Communication: ISAAC)[ 22]
米国知的・発達障害協会 (American Association on Intellectual and Developmental Disabilities: AAIDD)[ 85]
アイルランド言語聴覚セラピスト協会 (Irish Association of Speech & Language Therapists: IASLT)[ 86]
プレトリア大学AACセンター (Centre for Augmentative & Alternative Communication, Pretoria University)[ 87]
カナダ言語聴覚協会 (Speech-Language & Audiology Canada)[ 21]
オーストララシア知的障害協会(Australasian Society for Intellectual Disability: ASID)[ 88] [ 89]
米国バージニア州近郊でバス運転手が自閉症の10歳の少年に性的暴行を加えたとして告発された。予備審問において、少年がバス運転手に対する証言をS2Cを使って行うのを見た被告弁護人は、文字盤が明らかに空中で動き回っていたことから疑念を抱き、ASHAに電話をかけ予備審問で目撃したことを伝えた。ASHAはFCを使用した虚偽の告発事件の専門家証人として経験のある心理学者ジェームズ・トッドに弁護人を繋ぎ、弁護人はASHAがS2C仕様に反対する方針声明を出しているという内容の申立てを行った。バス運転手の事件を担当する裁判官は証拠を聴取した後、誰がコミュニケーションを行っているのか、非言語自閉症の少年なのか、それとも彼のコミュニケーション補助者なのかを判断するため、単純な二重盲検法によるオーサーシップ検証テストを命じた。少年の両親はオーサーシップ検証テストへの協力を拒否したため、起訴は証拠不十分により取り下げられた[ 90] 。
2019年、米国ペンシルベニア州ローワーメリオン学区 (英語版)とその学区の公立校に通う児童の保護者との間で、S2Cの使用に関する争議が起きた。保護者は学区がS2Cに基づく教育プログラムへの支払いを拒否したせいで子が無償の教育を奪われたと主張した。同年12月、ペンシルベニア州紛争解決局の審理官は、S2Cによって当該児童のコミュニケーションが可能になったというエビデンスはないと判断し、学区側の勝訴となった[ 91] [ 92] [ 93] 。
審理過程ではS2Cを児童に用いた際のコミュニケーション検証テストが行われた。児童の受講したアメリカ史の授業で実施された中間テストに基づく記述式問題と選択式問題をS2Cを通して回答する課題において、補助者が答えを知らない場合は正答が得られず、補助者が答えを知っていた場合は正答が得られた[ 94] 。
バージニア州言語聴覚士・聴覚学ライセンス委員会は、S2Cの考案者であるエリザベス・ヴォセラーに対し、2004年から2017年まで言語聴覚支援業務を無免許で行っていたことについて8,000ドルの罰金を科した[ 94] 。その後もエリザベス・ヴォセラーは無資格であるにもかかわらず自身を公認言語聴覚士と称し続けている[ 95] 。
^ a b c d e f g h i j k l ムコパディアイ, ソマ 著、鈴木麻子・片瀬,ケイ 訳『RPMで自閉症を理解する』エスコアール、2017年。
^ a b c d e f g h i j k Mukhopadhyay, Soma (2008). Understanding autism through rapid prompting method / [Soma Mukhopadhyay] ; HALO . HALO (Organization). Denver, Colo: Outskirts Press. ISBN 978-1-4327-2928-8
^ a b c d e f g h Todd, J. T. (2021). Rapid Prompting. In F. R. Volkmar (Ed.), Encyclopedia of Autism Spectrum Disorders (pp. 3830–3837). Springer. https://doi.org/10.1007/978-3-319-91280-6
^ a b c d e f g h Tostanoski, Amy; Lang, Russell; Raulston, Tracy; Carnett, Amarie; Davis, Tonya (2014-08). “Voices from the past: Comparing the rapid prompting method and facilitated communication” (英語). Developmental Neurorehabilitation 17 (4): 219–223. doi :10.3109/17518423.2012.749952 . ISSN 1751-8423 . http://www.tandfonline.com/doi/full/10.3109/17518423.2012.749952 .
^ a b Masinter, Michael R. (2022-12). “Discredited Facilitated Communication returns as Spelling to Communicate” (英語). Disability Compliance for Higher Education 28 (5): 3–7. doi :10.1002/dhe.31403 . ISSN 1086-1335 . https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/dhe.31403 .
^ Travers, Jason C.; Pennington, Robert C. (2023-05). “Supporting Student Agency in Communication Intervention: Alternatives to Spelling to Communicate and Other Unproven Fads” (英語). TEACHING Exceptional Children 55 (5): 384–386. doi :10.1177/00400599231171759 . ISSN 0040-0599 . http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/00400599231171759 .
^ Lilienfeld, Scott O.; Marshall, Julia; Todd, James T.; Shane, Howard C. (2014-04-03). “The persistence of fad interventions in the face of negative scientific evidence: Facilitated communication for autism as a case example” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention 8 (2): 62–101. doi :10.1080/17489539.2014.976332 . ISSN 1748-9539 . http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/17489539.2014.976332 .
^ a b c Travers, J. C. (2020). “Rapid Prompting Method Is Not Consistent with Evidence-Based Reading Instruction for Students with Autism” . Perspectives on Language and Literacy Winter 2020 . https://mydigitalpublication.com/article/Rapid+Prompting+Method+Is+Not+Consistent+with+Evidence-Based+Reading+Instruction+for+Students+with+Autism/3634775/655062/article.html .
^ a b c d e Daly, K., & Celiberti, D. (2021). A treatment summary of Rapid Prompting Method. Science in Autism Treatment , 18(1). https://asatonline.org/for-parents/learn-more-about-specific-treatments/rapid-prompting-method-rpm/
^ Beals, Katharine P. (2024-02). “Can message-passing anecdotes tell us anything about the validity of RPM and S2C?” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention : 1–14. doi :10.1080/17489539.2023.2290298 . ISSN 1748-9539 . https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17489539.2023.2290298 .
^ a b c d e “Halo Soma ”. HALO. 2024年7月2日 閲覧。
^ a b Vyse, Stuart (2018年8月7日). “Autism Wars: Science Strikes Back ”. Skeptical Inquirer Online . Skeptical Inquirer. 2019年3月22日時点のオリジナル よりアーカイブ。28 November 2018 閲覧。
^ a b c d Schlosser, Ralf W.; Prabhu, Anjali (2024-02-27). “Interrogating Neurotypical Bias in Facilitated Communication, Rapid Prompting Method, and Spelling 2 Communicate Through a Humanistic Lens” (英語). Current Developmental Disorders Reports 11 (1): 41–51. doi :10.1007/s40474-024-00296-w . ISSN 2196-2987 . https://link.springer.com/10.1007/s40474-024-00296-w .
^ Boynton, Janyce (2021年3月24日). “Rapid Prompting Method: A new form of communicating? Hardly ” (英語). The Skeptic . 2024年7月2日 閲覧。
^ a b Hemsley, Bronwyn (2016-10). “Evidence does not support the use of Rapid Prompting Method (RPM) as an intervention for students with autism spectrum disorder and further primary research is not justified” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention 10 (3-4): 122–130. doi :10.1080/17489539.2016.1265639 . ISSN 1748-9539 . https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17489539.2016.1265639 .
^ a b Lang, Russell; Harbison Tostanoski, Amy; Travers, Jason; Todd, James (2014-01-02). “The only study investigating the rapid prompting method has serious methodological flaws but data suggest the most likely outcome is prompt dependency” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention 8 (1): 40–48. doi :10.1080/17489539.2014.955260 . ISSN 1748-9539 . http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/17489539.2014.955260 .
^ a b c d e f g h i Schlosser, Ralf W.; Hemsley, Bronwyn; Shane, Howard; Todd, James; Lang, Russell; Lilienfeld, Scott O.; Trembath, David; Mostert, Mark et al. (2019-12). “Rapid Prompting Method and Autism Spectrum Disorder: Systematic Review Exposes Lack of Evidence” (英語). Review Journal of Autism and Developmental Disorders 6 (4): 403–412. doi :10.1007/s40489-019-00175-w . ISSN 2195-7177 . http://link.springer.com/10.1007/s40489-019-00175-w .
^ Zeliadt, Nicholette (2019年8月15日). “Analysis finds no evidence for popular autism communication method ” (英語). The Transmitter: Neuroscience News and Perspectives . 2024年6月21日 閲覧。
^ a b “Rapid Prompting Method (RPM) ” (英語). American Speech-Language-Hearing Association (2018年). 2024年6月21日 閲覧。
^ “Facilitated Communication and Rapid Prompting Method ” (英語). AAIDD_CMS . 2024年6月21日 閲覧。
^ a b “Official Statement from Speech-Language & Audiology Canada: Use of Facilitated Communication and Rapid Prompting Method (2018) ”. Speech-Language & Audiology Canada (2018年). 2024年6月22日 閲覧。
^ a b “ISAAC Position Statement on Facilitated Communication: International Society for Augmentative and Alternative Communication” (英語). Augmentative and Alternative Communication 30 (4): 357–358. (2014-12). doi :10.3109/07434618.2014.971492 . ISSN 0743-4618 . http://www.tandfonline.com/doi/full/10.3109/07434618.2014.971492 .
^ a b c アイバーセン, ポーシャ 著、小川敏子 訳『ぼくは考える木 : 自閉症の少年詩人と探る脳のふしぎな世界』早川書房、2009年。
^ a b c Iversen, P. (2006). Strange son: Two mothers, two sons, and the quest to unlock the hidden world of autism. New York: Riverhead Books.
^ a b Friðriksson, F. Þ. (Director). (2009). Sólskinsdrengurinn [Documentary movie; aka: “The sunshine boy,” “A mother’s courage: Talking back to autism]. Frontier Filmworks in Association with Klikk Productions: Reykjavík: Iceland.
^ a b Friðriksson, F. Þ. (Director). (2010). A mother's courage: Talking back to autism. [Movie]. Iceland: Frontier Filmworks.
^ ピアジェ, J. 著、岸田秀 訳『子どもの因果関係の認識』明治図書、1971年。
^ Piaget, J. (1930). The child’s conception of physical causality. (M. Gabain, Trans.) New York: Harcourt, Brace and Company.
^ エアーズ, A. 著、宮前珠子 訳『子どもの発達と感覚統合』協同医書出版社、1982年。
^ Ayres, A. J. (1979). Sensory integration and the child. Los Angeles: Western Psychological Services.
^ Crossley, R. (1994). Facilitated communication training . Teachers College Press.
^ Maurice, C., Green, G., & Luce, S. C. (1996). Behavioral intervention for young children with autism: A manual for parents and professionals. Austin: Pro-Ed Incorporated.
^ a b c d e f g h i j k l Todd, J. T. (2015). Old Horses in New Stables: Rapid Prompting, Facilitated Communication, Science, Ethics, and the History of Magic. In Controversial Therapies for Autism and Intellectual Disabilities (2nd ed., pp. 372–409). Routledge.
^ Boynton, Janyce (2021年3月24日). “Rapid Prompting Method: A new form of communicating? Hardly ” (英語). The Skeptic . 2024年7月2日 閲覧。
^ Beals, Katharine (2021-01-02). “A recent eye-tracking study fails to reveal agency in assisted autistic communication” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention 15 (1): 46–51. doi :10.1080/17489539.2021.1918890 . ISSN 1748-9539 . https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/17489539.2021.1918890 .
^ a b c d e f g h Beals, Katharine P. (2022). Cutting-edge language and literacy tools for students on the autism spectrum . Hershey, PA: IGI Global. ISBN 978-1-7998-9442-1
^ Iversen, P. (2006). Strange son: Two mothers, two sons, and the quest to unlock the hidden world of autism . Riverhead Books. p. 242
^ Beals, Katharine (2024年). “Actually there are published authorship results for S2C/RPM… and they aren’t good ” (英語). Facilitated Communication: a thoroughly discredited yet persistent . 2024年7月2日 閲覧。
^ Travers, J. C., Ayres, K. M., Trump, C., & Cagliani, R. (2018年). “An experimental analysis of the Rapid Prompting Method for communication ”. Europe PMC. 2024年8月21日 閲覧。
^ Mukhopadhyay, S. (2008). Understanding autism through rapid prompting method. Denver, CO: Outskirts Press. pp. 16–17
^ Iversen, P. (2006). Strange son: Two mothers, two sons, and the quest to unlock the hidden world of autism. New York: Riverhead Books. pp. 242–248
^ Chen, Grace M.; Yoder, Keith J.; Ganzel, Barbara L.; Goodwin, Matthew S.; Belmonte, Matthew K. (2012-02-16). “Harnessing Repetitive Behaviours to Engage Attention and Learning in a Novel Therapy for Autism: An Exploratory Analysis” (English). Frontiers in Psychology 3 . doi :10.3389/fpsyg.2012.00012 . ISSN 1664-1078 . PMC PMC3280620 . PMID 22355292 . https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2012.00012/full .
^ a b Zane, T., Weiss, M. J., Blanco, S., Otte, L., & Southwick, J. (2016). Fads in special education. In Controversial Therapies for Autism and Intellectual Disabilities (2nd edition, pp. 123–153). Routledge, Taylor & Francis Group.
^ “"Will RPM cause prompt dependency?" Learning RPM - Frequent Questions ”. Halo-Soma (2012年). 2024年8月26日 閲覧。
^ ““What are prompts?” FAQs ” (英語). Halo Soma . 2024年8月26日 閲覧。
^ Lang, Russell; Harbison Tostanoski, Amy; Travers, Jason; Todd, James (2014-01-02). “The only study investigating the rapid prompting method has serious methodological flaws but data suggest the most likely outcome is prompt dependency” (英語). Evidence-Based Communication Assessment and Intervention 8 (1): 40–48. doi :10.1080/17489539.2014.955260 . ISSN 1748-9539 . http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/17489539.2014.955260 .
^ Knight, Victoria F.; Huber, Heartley B.; Kuntz, Emily M.; Carter, Erik W.; Juarez, A. Pablo (2019-03). “Instructional Practices, Priorities, and Preparedness for Educating Students With Autism and Intellectual Disability” (英語). Focus on Autism and Other Developmental Disabilities 34 (1): 3–14. doi :10.1177/1088357618755694 . ISSN 1088-3576 . http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1088357618755694 .
^ Scheibel, Gretchen; Zane, Thomas L.; Zimmerman, Kathleen N. (2022-04). “An Economic Evaluation of Emerging and Ineffective Interventions: Examining the Role of Cost When Translating Research into Practice” (英語). Exceptional Children 88 (3): 245–262. doi :10.1177/00144029211073522 . ISSN 0014-4029 . http://journals.sagepub.com/doi/10.1177/00144029211073522 .
^ Kedar, I. (2012). Ido in Autismland. Climbing Out of Autism’s Silent Prison . Sharon Kedar.
^ ケダー, イド 著、入江真佐子 訳『自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで』飛鳥新社、2016年。
^ Lutz, Amy S. F. (2024-01-03) (英語). Chasing the Intact Mind: How the Severely Autistic and Intellectually Disabled Were Excluded from the Debates That Affect Them Most (1 ed.). Oxford University PressNew York. doi :10.1093/oso/9780197683842.001.0001 . ISBN 978-0-19-768384-2 . https://academic.oup.com/book/49403
^ a b c d e Mukerjee, Madhusree (2004-06). “A Transparent Enigma” . Scientific American 290 (6): 49–50. doi :10.1038/scientificamerican0604-49 . ISSN 0036-8733 . https://www.scientificamerican.com/article/a-transparent-enigma .
^ a b Blakeslee, Sandra (2002年11月19日). “A Boy, a Mother And a Rare Map Of Autism's World” . New York Times . オリジナル の2012年11月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121108195211/https:/www.nytimes.com/2002/11/19/science/a-boy-a-mother-and-a-rare-map-of-autism-s-world.html
^ Das, Dipannita (2008年12月24日). “Tito Breaks the Silence” . The Times of India . https://timesofindia.indiatimes.com/city/bengaluru/tito-breaks-the-silence/articleshow/3882433.cms
^ Wing, Lorna. (2000/2003). Foreword. In T. R. Mukhopadhyay, The mind tree. A miraculous child breaks the silence of autism (pp. ix–xii) New York, NY: Arcade.
^ Mukhopadhyay, Tito Rajarshi; Wing, Lorna (2000). Beyond the silence: my life, the world and autism . London: The National Autistic Society. ISBN 978-1-899280-31-5
^ Mukhopadhyay, Tito Rajarshi (2000/2003). The Mind Tree: A Miraculous Child Breaks the Silence of Autism . New York, NY: Arcade
^ ムコパディアイ, ティト 著、石田遊子 訳『声なき声で語る ボクが過ごした日々、その世界と自閉症』エスコアール、2024年9月30日。
^ “Tito's Story ”. BBC Programme Index . BBC (2000年5月21日). 2024年8月21日 閲覧。
^ Kohn, David (2003年1月14日). “Breaking The Silence - CBS News ” (英語). www.cbsnews.com . 2024年8月21日 閲覧。
^ News, A. B. C.. “Boy Sheds Light on Autism Mysteries ” (英語). ABC News . 2024年8月21日 閲覧。
^ Howitt, Dan (2021). “The Case of Tito and Soma Mukhopadhyay: Factitious Heroism by Proxy, Factitious Heroism, and Revealing the Deception Thereof for the Future of Autism Treatment” (English). Future Human Image (16): 12–30. ISSN 2311-8822 . https://www.ceeol.com/search/article-detail?id=1018754 .
^ Biklen, Douglas; Attfield, Richard, eds (2005). Autism and the myth of the person alone . New York: New York University Press. ISBN 978-0-8147-9927-7
^ ダグラス・ビクレン 編、鈴木真帆, 日向佑子, 金澤葉子 訳『「自」らに「閉」じこもらない自閉症者たち: 「話せない」7人の自閉症者が指で綴った物語』エスコアール出版部、2009年。
^ Mukhopadhyay, Tito Rajarshi (2008). How can I talk if my lips don't move? inside my autistic mind (1st ed ed.). New York: Arcade Pub. : Distributed by Hachette Book Group USA. ISBN 978-1-55970-859-3 . OCLC 140106420 . https://www.worldcat.org/title/140106420
^ Mukhopadhyay, Soma. (2011). Curriculum Guide for Autism Using Rapid Prompting Method: With Lesson Plan Suggestions. Denver, CO: Outskirts Press.
^ 熊谷, 晋一郎 (2014). 当事者研究に関する理論構築と自閉症スペクトラム障害研究への適用 . https://ci.nii.ac.jp/naid/500000978426 .
^ “日本児童青年精神医学会 2016.08.08第57回日本児童青年精神医学会総会 教育セッション <当事者との対話>「東田直樹氏+山登敬之先生」について ”. child-adolesc.jp . 2024年8月28日 閲覧。
^ “日本児童青年精神医学会 教育セッション「東田直樹氏(発達障害)+山登敬之先生(東京えびすさまクリニック)」の中止について ”. child-adolesc.jp . 2024年8月28日 閲覧。
^ 山登, 敬之 (2017). “喋れなくても言葉はある,わからなくても心はある” . 児童青年精神医学とその近接領域 58 (4): 507–513. doi :10.20615/jscap.58.4_507 . https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscap/58/4/58_507/_article/-char/ja/ .
^ 池上, 英子『ハイパーワールド:共感しあう自閉症アバターたち』NTT出版、2017年3月3日、54頁。ISBN 978-4-7571-4347-0 。
^ 池上, 英子『ハイパーワールド:共感しあう自閉症アバターたち』NTT出版、2017年3月3日、297頁。ISBN 978-4-7571-4347-0 。
^ 柴田, 保之、シバタ, ヤスユキ「〔資料紹介〕英語圏における介助つきコミュニケーションの現在 : 当事者みずからの著作を中心に 」『國學院大學人間開発学研究』第14巻、2023年2月、103–115頁、doi :10.57529/0002000008 。
^ 柴田, 保之、シバタ, ヤスユキ「〔資料紹介〕英語圏における介助つきコミュニケーションの現在 : 当事者みずからの著作を中心に 」『國學院大學人間開発学研究』第14巻、2023年2月、114頁、doi :10.57529/0002000008 。
^ “The Informative Pointing Method ”. Iversen, Portia. 2024年8月28日 閲覧。
^ Valle, C., Johnson, M., Huffsmith, B., Rossi, L. C., Freitas, L., O’Dowd, L., Rabbitt, C., & Bichell, T. J. (2008, May). Alphabet therapy: A novel way to teach academic skills to children with Angelman syndrome. Workshop presented at the convention of the Association for Behavior Analysis International, Chicago, IL.
^ “Alphabet Therapy: A Novel Way to Teach Children With Angelman Syndrome and Measure Their Academic Abilities – Angelman Syndrome Foundation ”. www.angelman.org . 2024年8月29日 閲覧。
^ “What is S2C? | Spelling to Communicate | I-ASC ” (英語). https://i-asc.org/ . 2024年8月28日 閲覧。
^ “Inaugural RPM Professional Development Conference ”. www.linkedin.com . 2024年8月29日 閲覧。
^ Vyse, Stuart. “When Silence Speaks: The Harmful Pseudoscience of Facilitated Communication ” (英語). www.realityslaststand.com . 2024年8月28日 閲覧。
^ “Growing Kids Therapy Center ” (英語). 2024年8月29日 閲覧。
^ Handley, J. B., & Handley, J. (2021). Underestimated: An autism miracle. Skyhorse.
^ “FAQs: Practice Implications for ASHA's Position Statements on Facilitated Communication (FC) and the Rapid Prompting Method (RPM) ” (英語). American Speech-Language-Hearing Association . 2024年8月20日 閲覧。
^ “ASHA Warns Against Rapid Prompting Method or Spelling to Communicate ” (英語). American Speech-Language-Hearing Association . 2024年8月20日 閲覧。
^ “Facilitated Communication and Rapid Prompting Method ” (英語). AAIDD_CMS . 2024年8月26日 閲覧。
^ “IASLT Position Statement on the Rapid Prompting Method ”. Irish Association of Speech & Language Therapists (2017年). 2024年8月26日 閲覧。
^ “Position statement on expressive methods of communication for persons with limited speech that require the input of a trained supporter ” (英語). www.up.ac.za . 2024年8月20日 閲覧。
^ “Position Statements ” (英語). Australasian Society for Intellectual Disability . 2024年9月28日 閲覧。
^ “AISD position statement on Facilitated Communication and Rapid Prompting Method: Plain Language Version ”. Australian Society for the Study of Intellectual Disability. 2024年9月28日 閲覧。
^ Vyse, Stuart (2024年8月19日). “A Life Shattered by Pseudoscience | Skeptical Inquirer ” (英語). 2024年9月26日 閲覧。
^ “Pennsylvania Special Education Hearing Officer Final Decision and Order ”. The Office for Dispute Resolution. 2024年9月26日 閲覧。
^ “Decision Against Spelling to Communicate – A Small Victory for Science | Science-Based Medicine ” (英語). sciencebasedmedicine.org (2019年12月18日). 2024年9月26日 閲覧。
^ “Science prevails in another victory for a Pennsylvania school district ” (英語). Facilitated Communication . 2024年9月26日 閲覧。
^ a b “J.L. v. Lower Merion Sch. Dist., Civil Action 20-1416-KSM | Casetext Search + Citator ”. casetext.com . 2024年9月26日 閲覧。
^ “Typing & Spelling to Communicate with Dr. Barry Prizant ”. Autism Digest. 2024年9月26日 閲覧。