| この項目「 リチウムイミド」は翻訳されたばかりのものです。不自然あるいは曖昧な表現などが含まれる可能性があり、このままでは読みづらいかもしれません。(原文: en: Lithium Imide)
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リチウムイミド (英: lithium imide) とは、化学式 Li2NH で表わされる無機化合物である。白色を呈する固体であり、リチウムアミドと水素化リチウムとの反応により生成される[1]。
- LiNH 2 + LiH→Li 2 NH + H 2
生成物は光に対し不安定であり、不均化を経て特徴的な赤色の窒化リチウムを生成しうる。
- 2 Li 2 NH→LiNH 2 + Li 3 N
リチウムイミド結晶は Fm3m 空間群を持つ単純な面心立方構造を持つと考えられている。N-H 結合長は 0.82(6) Å、H-N-H結合角は109.5°であり、リチウムアミドと類似した構造をとる[2][3]。
リチウムイミドは強塩基性を示し、メタンやアンモニアなどの非常に弱い酸をも脱プロトン化する。この性質は、−2の形式電荷をもつ窒素上に強く局在化した負電荷に由来する。有機化学および有機金属化学において試薬として利用される。また、水素貯蔵材料としての用途も検討されている[1]。
- ^ a b Ichikawa, Takayuki; Hanada, Nobuko; Isobe, Shigehito; Leng, Haiyan; Fujii, Hironobu (June 2004). “Mechanism of Novel Reaction from LiNH2 and LiH to Li2NH and H2 as a Promising Hydrogen Storage System”. The Journal of Physical Chemistry B 108 (23): 7887–7892. doi:10.1021/jp049968y.
- ^ Ohoyama, Kenji; Nakamori, Yuko; Orimo, Shin-ichi; Yamada, Kazuyoshi (15 January 2005). “Revised Crystal Structure Model of Li2NH by Neutron Powder Diffraction”. Journal of the Physical Society of Japan 74 (1): 483–487. arXiv:cond-mat/0406025. Bibcode: 2005JPSJ...74..483O. doi:10.1143/JPSJ.74.483.
- ^ Noritake, T.; Nozaki, H.; Aoki, M.; Towata, S.; Kitahara, G.; Nakamori, Y.; Orimo, S. (May 2005). “Crystal structure and charge density analysis of Li2NH by synchrotron X-ray diffraction”. Journal of Alloys and Compounds 393 (1–2): 264–268. doi:10.1016/j.jallcom.2004.09.063.