『レノン』 (LENNON) は、1990年にリリースされた、ジョン・レノンのソロ公式発表曲、73曲を収録したCD4枚とカラーブックレット付きのボックス・セットである。ジョンの没後10周年盤として発売された、 英米でチャート・インを果たせなかったが、 日本ではオリコンのアルバムチャートで最高53位記録している。 現在廃盤となっている。日本でのカタログ・ナンバーはTOCP-6281〜84(9800円(税込み))。
ボックスジャケットには、「LENNON」と強いボールドのかかったゴシック体のロゴが左側に縦に横書きされている。
ボックスジャケット写真にはジョンが旧軽井沢に滞在していたときに西丸文也[1]により撮影されたもので、麦わら帽子に丸形サングラスの姿で顎に手を当ててポーズを取っている。それぞれのCDにはバミューダなどの別々の写真が使われている。
日本語タイトルは現在使われているものとは多少異なる表記がされている楽曲も存在するが、本記事では当時のタイトルを採用している。
アルバム『ジョンの魂』収録曲からは全曲、『イマジン』と『心の壁、愛の橋』は大半の楽曲が収録されている。スタジオ録音アルバム中、最も少ない選曲となった『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』は、シングル曲とレノン単独作が選ばれている。『ダブル・ファンタジー』『ミルク&ハニー』は、ジョンのヴォーカル曲のみが全曲収録された。
1969年のライヴ盤『平和の祈りをこめて』収録の4曲は、本BOXセット発売時点では初CD化音源であり、オーディエンス・ノイズが重ねられた別編集版で収録。死後DJMより発売されたエルトン・ジョンとの共演ライヴEPの3曲(本BOXセットDisc 3 の最後の3曲)と、「Every Man Has a Woman Who Loves Him」(ヨーコの曲をカヴァー)はレノン名義のアルバムとしては初収録(前者は初CD化)。
当初「ラヴ」は1982年のリミックス・シングル・バージョン、「スターティング・オーヴァー」はプロモーション用12"収録のロング・バージョンを収録予定だったが、実現されなかった。Disc 4には、先立って1988年に『イマジン (オリジナル・サウンドトラック)』で発表されていた「リアル・ラブ」も収録し、当時発表されている1980年録音の音源を網羅するという予定もあったが、同じく実現しなかった。
- 平和を我等に - Give Peace A Chance
- ブルー・スウェード・シューズ - Blue Suede Shoes
- マネー - Money(That's What I Want)
- ディジー・ミス・リジー - Dizzy Miss Lizzy
- ヤー・ブルース - Yer Blues
- 冷たい七面鳥 - Cold Turkey
- インスタント・カーマ - Instant Karma!
- 母 - Mother
- しっかりジョン - Hold On
- 悟り - I Found Out
- 労働階級の英雄 - Working Class Hero
- 孤独 - Isolation
- 思い出すんだ - Remember
- 愛 - Love
- ウェル・ウェル・ウェル - Well Well Well
- ぼくを見て - Look At Me
- 神 - God
- 母の死 - My Mummy's Dead
- パワー・トゥ・ザ・ピープル - Power To The People
- ウェル(ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー) - Well(Baby Please Don't Go)
- イマジン - Imagine
- クリップルド・インサイド - Crippled Inside
- ジェラス・ガイ - Jealous Guy
- イッツ・ソー・ハード - It's So Hard
- 真実が欲しい - Give Me Some Truth
- オー・マイ・ラヴ - Oh My Love
- 眠れるかい? - How Do You Sleep?
- ハウ? - How?
- オー・ヨーコ - Oh Yoko!
- ハッピー・クリスマス(戦争は終った) - Happy Xmas(War Is Over)
- 女は世界の奴隷か! - Woman Is The Nigger Of The World
- ニューヨーク・シティ - New York City
- ジョン・シンクレア - John Sinclair
- カム・トゥゲザー - Come Together
- ハウンド・ドッグ - Hound Dog
- マインド・ゲームス - Mind Games
- あいすません - Aisumasen (I'm Sorry)
- ワン・デイ - One Day (At A Time)
- インテューイション - Intuition
- アウト・ザ・ブルー - Out The Blue
- 真夜中を突っ走れ - Whatever Gets You Thru The Night
- 愛を生きぬこう - Going Down On Love
- 枯れた道 - Old Dirt Road
- 果てしなき愛 - Bless You
- 心のしとねは何処 - Scared
- 夢の夢 - #9 Dream
- 予期せぬ驚き - Surprise,Surprise (Sweet Bird Of Paradox)
- 鋼のように、ガラスの如く - Steel And Glass
- 愛の不毛 - Nobody Loves You (When You're Down And Out)
- スタンド・バイ・ミー - Stand By Me
- エイント・ザット・ア・シェイム - Ain't That A Shame
- 踊ろよベイビー - Do You Want To Dance
- スウィート・リトル・シックスティーン - Sweet Little Sixteen
- スリッピン・アンド・スライディン - Slippin'And Slidin'
- エンジェル・ベイビー - Angel Baby
- ジャスト・ビコーズ - Just Because
- 真夜中を突っ走れ (ライブ・ヴァージョン) - Whatever Gets You Thru The Night (Live)
- ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ - Lucy In The Sky With Diamonds
- アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア - I Saw Her Standing There
- スターティング・オーヴァー - (Just Like) Starting Over
- クリーンアップ・タイム - Cleanup Time
- アイム・ルージング・ユー - I'm Loosing You
- ビューティフル・ボーイ - Beautiful Boy (Darling Boy)
- ウォッチング・ザ・ホイールズ - Watching The Wheels
- ウーマン - Woman
- 愛するヨーコ - Dear Yoko
- アイム・ステッピング・アウト - I'm Stepping Out
- アイ・ドント・ウォナ・フェイス・イット - I Don't Wanna Face It
- ノーバディ・トールド・ミー - Nobody Told Me
- ボロウド・タイム - Borrowed Time
- マイ・リトル・フラワー・プリンセス - (Forgive Me) My Little Flower Princess
- ジョンとヨーコの仲間たち - Every Man Has a Woman Who Loves Him (Yoko Ono)
- グロウ・オールド・ウィズ・ミー - Grow Old With Me
- ^ レノン一家の手伝い兼、一家専属カメラマンとして同行していた。写真集『ジョン・レノン 家族生活』ISBN 978-409-381001-2 参照。
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シングル |
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生前 |
1969年 (1969) | |
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1970年 (1970) | |
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1971年 (1971) | |
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1972年 (1972) | |
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1973年 (1973) | |
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1974年 (1974) | |
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1975年 (1975) | |
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1977年 (1977) | |
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1980年 (1980) | |
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死後 |
1981年 (1981) | |
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1982年 (1982) | |
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1984年 (1984) | |
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1985年 (1985) | |
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1986年 (1986) |
- "Rock and Roll People" (promo)
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1998年 (1998) | |
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アルバム | |
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ライブ・アルバム | |
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ベスト・アルバム | |
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未発表音源集 | |
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ボックス・セット | |
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映像作品 | |
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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カテゴリ |