『ロック・ザ・ネイションズ』 | ||||
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サクソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | オランダ Wisseloord Studios[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | EMI | |||
プロデュース | ゲイリー・ライオンズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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サクソン アルバム 年表 | ||||
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『ロック・ザ・ネイションズ』(Rock the Nations)は、イングランドのヘヴィメタル・バンド、サクソンが1986年に発表した8作目のスタジオ・アルバム。
オリジナル・ベーシストのスティーヴ・ドーソン脱退後に制作されたアルバムだが、収録曲「ランニング・ホット」の作曲クレジットには、ドーソンの名前が記載されている[6]。ボーカリストのビフ・バイフォードは、本作のレコーディングではベースも兼任したが[7]、本作のクレジットでは、ドーソンの後任ベーシストであるポール・ジョンソンの名前が記載された。
「ロックン・ロール・パーティー」と「ノーザン・レイディ」にはエルトン・ジョンがゲスト参加した[8]。バイフォードによれば、当時ジョンも同じスタジオでレコーディングを行っており、プロデューサーの紹介によって本作のレコーディングに参加したとのことで、後年のインタビューでは「彼のスタイルとは全然違う音楽で演奏してもらえるなんて、クールになるだろうと思ったよ。実際、彼はクールだった」と振り返っている[9]。
全英アルバムチャートでは3週トップ100入りし、最高34位を記録した[3]。本作からの先行シングル「ウェイティング・フォー・ザ・ナイト」は全英シングルチャートで66位に達し、続く「ロック・ザ・ネイションズ」は80位、「ノーザン・レイディ」は91位に達した[10]。
Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け、全体像に関して「前作ほどヘヴィでなく、サクソンの作品の中では特に没個性である」と評し、唯一の聴き所として「ロックン・ロール・パーティー」におけるエルトン・ジョンの演奏を挙げている[1]。また、酒井康は『BURRN!』1986年12月号のレヴューで100点満点中71点を付け「もっと幅広い層にウケたいとうのがミエミエ」「A2では昔の精気みたいなものを取り戻しているとは思うけど、アイアン・メイデンやラットのように、サクソンも定番でいてほしかった」と評している[8]。
特記なき楽曲はビフ・バイフォード、グラハム・オリヴァー、ポール・クィン、ナイジェル・グロックラーの共作。
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