ヴァイスシュヴァルツ(Weiß Schwarz)は、ブシロードから発売されているトレーディングカードゲーム。ゲームデザインはプロジェクト レヴォリューション、ディメンションゼロの中村聡が担当、プロジェクト レヴォリューションのような複数作品のTCGとなっている。2010年9月生産分をもって、シリーズの累計生産枚数が2億枚を突破したことが発表された[1]。公式にはヴァイスのように略され、他にもWS、ヴァルツなどと呼ばれる。
ブシロードが展開するトレーディングカードゲームシリーズのひとつで、青少年を中心に人気のアニメ・ゲームキャラクター群が作品の垣根を超えて入り混じるクロスオーバー性が最大の特徴である。「ヴァイス(Weiß)」・「シュヴァルツ(Schwarz)」はドイツ語でそれぞれ「白」と「黒」を意味し、本作品では「ヴァイスサイド」と「シュヴァルツサイド」と二種類のグループ枠が存在している。
「Weiß」のラテン文字表記の4文字目は、しばしばギリシア文字の「β」(ベータ、U+03B2)と誤表記されるが、正しくは「ß」(エスツェット、U+00DF)である[注釈 1]。これは公式サイトでさえ誤表記されている。
2008年から展開し、10年以上継続しているが、2020年度にはブシロードグループのIP別売上2位に浮上しており[2]、2007年創業のブシロードとしては人気のある長寿コンテンツとなっている。
15周年特別企画として、2022年から新ブランド「ヴァイスシュヴァルツブラウ」が展開される。
2025年4月から派生ブランドとして美少女に特化した「ヴァイスシュヴァルツロゼ」が展開される。
イメージキャラクターは「しよ子」である[3]。声は三森すずこが、キャラクターデザインは西あすかが担当している。
キャラクターデザインの西によるコミカライズとして月刊コンプエースにてしよ子といっしょと月刊ブシロードにてカードゲームしよ子を連載している。
2015年4月22日に2015年春のCMソングとしてCD「カードゲームしよ!」をリリースした[4]。
自らをヴァイスシュヴァルツ化し、2016年3月25日に「カードゲームしよ子 アルティメットスターター」(ヴァイス&シュヴァルツサイド)が発売された[5]。
ヴァイスシュヴァルツブラウのイメージキャラクターは「ブラウドッグ」である。
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この項目では主に2008年以降のカードを扱う。2007年に発売された商品については各該当項目を参照。なお、一部商品は、コミックマーケットなどイベントで先行発売の場合もあるが、一般発売開始まで公式イベントは使用できない場合が多い。
構築済みデッキ。カードのプレビューを兼ねている(ゼロの使い魔以降はトライアルデッキ専用カードが封入されている)。
◯・・・ヴァイスサイド
●・・・シュヴァルツサイド
カードの表記や能力などが英語化したトライアルデッキ、デッキ構築は同作品の日本語版トライアルデッキと異なる場合がある。なお、日本国内で開催の公式大会は使用できない[注釈 2]。
基本的な全100種カードに収録のブースターである。
コミックマーケットなどイベントで先行発売され、後に一般販売されたパックとなる。初版のみの販売となっており、基本的に再発売は行われない(「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」のみ、例外として一度だけ再発売が行われる)。
エクストラパックと違い、再発売のあるパックとなる。新規カードの他に、過去に発売されたエクストラパックなどのカードを再録している作品もある。
この一覧では公式サイトなどで参加作品とされる作品を記述するが、その参加作品のアニメ版かゲーム版など関連作品から設定を流用することがある。
下記のリストには記載されていないが、プロモーションカードなど通常のカードセット以外でのみ参加の作品[注釈 3]と英語版ヴァイスシュヴァルツ限定作品が一部存在する。その他、ブシロードのマスコットキャラ「しよ子」が「カードゲームしよ子」名義で独立した参加作品として扱われている。
各作品の所属タイトル・サイド[注釈 4]などの詳細は公式サイトを参照。
★印は日本語と英語版ヴァイスシュヴァルツとも登場する作品。
ヴァイスシュヴァルツブラウ
ヴァイスシュヴァルツロゼ
PlayStation Portable用ゲームソフトの『ヴァイスシュヴァルツ ポータブル』が2011年11月23日に発売された。発売元はバンダイナムコゲームス。
ヴァイス・サヴァイヴは、ブシロード・藤真拓哉による漫画、およびそれを原作とするアニメ作品。
アニメは『ヴァイス・サヴァイヴ』と第2シリーズ『ヴァイス・サヴァイヴR』が、TBSのバラエティ番組『カード学園』(毎週金曜日25:25–25:55)内の「ぷちアニメ」コーナーで2009年から2010年にかけ放送された。
ブシロードがコラボレーションを行ったアキバプロレス、およびブシロードが主催のブシロードレスリングにおいて、オリジナルの覆面レスラー、「ヴァイス」「シュヴァルツ」が登場している。それぞれ白と黒を基調としたコスチュームである。ブシロードレスリングには特別に「“帝王”シュヴァルツ」というレスラーが登場。「“帝王”シュヴァルツ」の正体は高山善廣であり、試合中に自らマスクを脱いで戦った。