三春滝桜 | |
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所在地 | 福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296番地 |
座標 | 北緯37度24分28.94秒 東経140度29分59.38秒 / 北緯37.4080389度 東経140.4998278度座標: 北緯37度24分28.94秒 東経140度29分59.38秒 / 北緯37.4080389度 東経140.4998278度 |
樹種 | エドヒガン (C.spachiana) |
管理者 | 国の天然記念物 |
ウェブサイト | 三春滝桜 |
三春滝桜(みはるたきざくら)は、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保に所在する推定樹齢1000年超の国の天然記念物の枝垂れ性のサクラの巨木。三春の滝桜、また単に滝桜とも呼ばれる。品種はエドヒガン系の栽培品種のベニシダレ(紅枝垂桜)。
日本五大桜または三大巨桜の1つとして知られる。2012年時点で推定樹齢1000年超、樹高12m、根回り11m、幹周り9.5m、枝張り東西22m・南北18m。
三春町の滝地区に所在すること、毎年4月中・下旬に四方に広げた枝から薄紅の花が流れ落ちる滝のように咲き匂うことから、この名がある。毎年全国から30万人の観光客が訪れる[1]。
天保の頃、加茂季鷹の詠歌「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」によってその名を知られ、三春藩主の御用木として保護された。
1960年頃に柳沼吉四郎と木目沢伝重郎が三春滝桜とその周囲にある枝垂桜の伝承・由来などの調査を行った結果、田村郡内では三春滝桜の半径10キロ以内に、根廻り1メートル以上の枝垂れ桜が420本以上分布していることがわかった。またこれらの枝垂れ桜は滝桜から同心円状に広がり、遠ざかるほど幹が細くなり本数も減少する傾向があり、これらは滝桜の子孫樹であることがわかった[6]。
また柳沼吉四郎が三春滝桜の種を日本全国に普及させたことで、日本各地で滝桜の子孫樹が植樹されるきっかけとなった。2010年時点で三春町では接ぎ木などの方法も含めて7軒の農家が滝桜の生産を行っている[6]。
なお、開花期には周辺の道路の渋滞が激しくなるので注意が必要。
・曲 幻想滝桜(作詞あがさクリスマス・作曲こなんドレミ)