三環式化合物

ジベンザゼピン
フェノチアジン

三環式化合物 (さんかんしきかごうぶつ、英語: Tricyclic compound) は、3つの接続した環を含む環式化合物である。ただし薬理学においては、伝統的に複素環式化合物の薬剤を表すのに用いられる。これらには、抗うつ薬抗精神病薬抗てんかん薬抗ヒスタミン薬抗アレルギー薬乗り物酔い薬、かゆみ止め薬睡眠薬鎮静薬)等が含まれる。

歴史

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  • 1847年にハルミンは、伝統的儀式や医薬品に用いられてきた植物であるPeganum harmalaの種子から初めて単離された[1]

ギャラリー

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自然界に存在

ハルミン

抗うつ薬

イミプラミン

アミトリプチリン

ミルタザピン

イプリンドール英語版

チアネプチン英語版

抗精神病薬

クロルプロマジン

チオリダジン

クロルプロチキセン英語版

ロキサピン英語版

クロザピン

抗ヒスタミン薬

プロメタジン

シプロヘプタジン

ラトレピルジン英語版

ロラタジン

ルパタジン英語版

その他

カルベジロール

シクロベンザプリン

ピゾチフェン英語版

モナテピル英語版

出典

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  1. ^ Patel, K; Gadewar, M; Tripathi, R; Prasad, SK; Patel, Dinesh Kumar (2012). “A review on medicinal importance, pharmacological activity and bioanalytical aspects of beta-carboline alkaloid “Harmine””. Asian Pacific Journal of Tropical Biomedicine 2 (8): 660–664. doi:10.1016/S2221-1691(12)60116-6. PMC 3609365. PMID 23569990. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3609365/. 
  2. ^ “Loratadine: a non-sedating antihistamine. Review of its effects on cognition, psychomotor performance, mood and sedation”. Clin. Exp. Allergy 29 Suppl 3: 147–50. (July 1999). PMID 10444229. https://onlinelibrary.wiley.com/resolve/openurl?genre=article&sid=nlm:pubmed&issn=0954-7894&date=1999&volume=29&issue=&spage=147.