反カダフィ勢力(はんカダフィせいりょく、anti-Gaddafi forces)では、リビアのムアンマル・アル=カッザーフィー(以下カダフィ)政権に反対する諸勢力に関して取り上げる。これらの反対勢力には、2011年リビア騒乱に抗議してカダフィ政権から離脱した外交官や軍人など政府高官を含む。
以下はカダフィ政権の統治に反対を主張しているとされる勢力の一覧である。:[要出典]
2月下旬、当初のデモが拡大して内戦突入が避けられなくなった頃、すでに解放されていた東部各地に自治政権が誕生した。その中でも、2月27日にベンガジで結成されたリビア国民評議会は、規模の点でも、代表のムスタファ・アブドルジャリルの知名度の点でも頭一つ飛びぬけた存在であった。
内戦拡大につれて各地の自治政権の統合が進んだ。3月5日にはベンガジで大規模な会合を開き、ほぼ全勢力が国民評議会の傘下に入った。
各勢力から代議員が選ばれ、最高意思決定機関である「評議会」が構成されている。また義勇兵は「軍事委員会」が統率している。異なる勢力の連合体であるため結束力はそれほど強くなく、内戦中には路線対立から軍事委員会の参謀長が暗殺される事件も発生した[4]。