名古屋工業大学(なごや こうぎょうだいがく、英語: Nagoya Institute of Technology、公用語表記: 名古屋工業大学)は、愛知県名古屋市昭和区御器所町に本部を置く日本の国立大学。1905年創立、1949年大学設置。大学の略称は名工(めいこう)、名工大(めいこうだい)。
- 御器所キャンパス(愛知県名古屋市昭和区御器所町)
- 多治見キャンパス(岐阜県多治見市)
海外事務所を中華人民共和国(北京化工大学内)、マレーシア(マラ工科大学内)、ヨーロッパ(ドイツのエルランゲン・ニュルンベルク大学)に展開している[2]。
- 2022年度以降
- 工学部
- 生命・応用化学科
- 分野:生命・物質化学、ソフトマテリアル、環境セラミックス
- 物理工学科
- 分野:材料機能、応用物理
- 電気・機械工学科
- 分野:電気電子、機械工学
- 情報工学科
- 分野:ネットワーク、知能情報、メディア情報
- 社会工学科
- 分野:建築・デザイン、環境都市、経営システム
- 創造工学教育課程[3]
- コース:材料・エネルギー[注 1]、情報・社会[注 2]
- 基幹工学教育課程
- コース:電気・機械工学、環境都市工学
- 2022年度以前
- 工学部(第一部)
- 生命・応用化学科
- 分野:生命・物質化学、ソフトマテリアル、環境セラミックス
- 物理工学科
- 分野:材料機能、応用物理
- 電気・機械工学科
- 分野:電気電子、機械工学
- 情報工学科
- 分野:ネットワーク、知能情報、メディア情報
- 社会工学科
- 分野:建築・デザイン、環境都市、経営システム
- 創造工学教育課程[3]
- コース:材料・エネルギー[注 1]、情報・社会[注 2]
- 工学部(第二部)※夜間学部、修業年限5年
- 工学研究科(博士前期課程・博士後期課程)
- 2024年度入学生以降
- 博士前期課程
- 工学専攻
- 生命・物質化学プログラム
- ソフトマテリアルプログラム
- 環境セラミックスプログラム
- 材料機能プログラム
- 応用物理プログラム
- 電気電子プログラム
- 機械工学プログラム
- ネットワークプログラム
- 知能情報プログラム
- メディア情報プログラム
- 情報数理プログラム
- 建築・デザインプログラム
- 環境都市プログラム
- 経営システムプログラム
- 未来通信プログラム
- カーボンニュートラルプログラム
- 医学工学プログラム
- 創造工学プログラム(創造工学教育課程からの6年一貫課程)
- 社会人イノベーションプログラム
- 博士後期課程
- 工学専攻
- 共同ナノメディシン科学専攻
- 名古屋工業大学・ウーロンゴン大学国際連携情報学専攻 ジョイント・ディグリープログラム
- 名古屋工業大学・エアランゲンニュルンベルク大学国際連携エネルギー変換システム専攻 ジョイント・ディグリープログラム
- 2020年度入学生以降
- 博士前期課程
- 工学専攻
- 生命・応用化学系プログラム
- 物理工学系プログラム
- 電気・機械工学系プログラム
- 情報工学系プログラム
- 社会工学系プログラム
- 創造工学プログラム(創造工学教育課程からの6年一貫課程)
- 社会人イノベーションコース
- 博士後期課程
- 工学専攻
- 共同ナノメディシン科学専攻
- 名古屋工業大学・ウーロンゴン大学国際連携情報学専攻 ジョイント・ディグリープログラム
従来の縦割り学問分野による学科組織から離れて、異分野の教員が交流する横断的、学際的な研究系組織として、大学院に置かれる。
- おもひ領域
- 「おもひ」は、発想することを意味する。
- しくみ領域
- 「しくみ」は、設計することを意味する。
- つくり領域
- 「つくり」は、制作することを意味する。
- ながれ領域
- 「ながれ」は、運用することを意味する。
- 教育研究センター機構
- 国際交流推進本部
- リサーチ・アドミニストレーション・オフィス
- インスティテューショナル・リサーチ室
- 産学官連携センター
- 工学教育総合センター
- 留学生センター
- 情報基盤センター
- 大型設備基盤センター
- リスクマネジメントセンター
- 若手研究イノベータ養成センター
- 教員再雇用センター
- 男女共同参画推進センター
- ものづくりテクノセンター
- 先進生産技術研究センター[5]
- 先進セラミックス研究センター
- 極微デバイス次世代材料研究センター
- NITech AI研究センター
- 窒化物半導体マルチビジネス創生センター
- 創造工学教育推進センター
- 保健センター
- 附属図書館
- 化学・材料科学
- 環境調和セラミックス科学の世界拠点
JR中央本線鶴舞駅にほど近い良い立地ということもあり、東海地方各地の高校から進学する学生が比較的多い。さらに卒業生のうち多くが大手製造業に就職する。中でも地元企業に強く、トヨタグループまたは関連会社への就職が目立つ。その他、輸送機器、電機、重工業、化学など様々な分野の産業へ就職する。
学科にもよるが卒業生の約8割が大学院(博士前期課程)へ進学する。博士後期課程まで進むのは約1割である。
正門付近には、名古屋工業大学で研究している音声言語処理技術をもとに開発された双方向音声案内デジタルサイネージを設置している。大型ディスプレイに登場する3Dキャラクター「メイちゃん」が来校者の音声を認識し学内を案内するという(撤去済)、世界初の全天候型デジタルサイネージである。
大学の土地面積はやや狭く駐車場が小さいため、学生は基本的に自動車では通学できない。最近では学内組織(環境委員会)の働きで学内環境は改善の方向に向かっている。
学生の男女比は、男子が約8割強。女子推薦入学などの影響もあり、近年は女子の割合が増えてきている。
学生食堂は大学会館1階の生協大食堂と、2階のカフェテリアがある。また、大学の周辺には安価な食堂が数軒ある。2005年5月、近辺にイオン千種ショッピングセンター(現・イオンタウン千種。マックスバリュ)ができ、ファストフード店などに行く学生もいる。
学生食堂については、2012年4月に改修された大学会館がオープン。1階の大食堂、2階のカフェテリアともに大幅に席数が増加し、以前のような混雑は解消された。メニューにも学生の声を生かす工夫がされている。学内には大学生協運営のコンビニエンスストアが3つあり、夜10時まで営業。大学会館改修中に1号館内に設置されたミニコンビニも継続している。
また、大学に隣接した場所にコンビニエンスストアがあり、イオンタウン千種も24時間利用できるため、研究室の徹夜組には便利な存在となっている。
東京理科大学や電気通信大学などと並び留年が比較的多い大学とされる。構内には一本松古墳が存在し、その「古墳に登ると留年する(あるいは単位を落とす)」という学生に伝わる伝説がある。
大学のすぐ隣にある鶴舞公園は名古屋でも有数の花見の名所であり、毎年花見のシーズンになると鶴舞公園で宴会を行う学生も多い。研究室に配属されたばかりの4年生は、研究室によっては場所取りをすることもある。
名古屋工業大学の学園祭は工大祭と呼ばれ、2008年までは毎年6月に行われていたが、2009年以降は11月に行われている。各種模擬店や、「名古屋工業大学での研究を一般客に見てもらう」という工大祭の本来の姿であった企画の研究室開放等が催される。
- 名古屋工業大学の全学同窓会
- 最寄駅の鶴舞駅が大学から至近であり交通の便も良く、栄や大須といった繁華街も近い。
- 使用附属施設:先進セラミックス研究センター
- 交通アクセス:JR中央本線多治見駅
- 恒和寮(名古屋市千種区北千種2-5-46)
- 定員:男子116名(個室)
- NITech Cosmo Village(名古屋市昭和区狭間町27の1)
- 寮費(月額)30,000円(引落し手数料が別途必要となります)
- 保証金:15,000円(入寮時のみ必要となり、一回目の寮費支払月に併せてお支払いただきます。保証金退寮時の清掃費等に使用され、返金はされません)
2007年に名古屋市立大学との間で連携・協力に関する基本協定を締結している。
海外の大学・研究機関との学術交流協定締結大学一覧
[編集]
オーストラリア
アメリカ合衆国
ブラジル
NTT西日本と、情報通信技術 (ICT) を使った高齢者向け地域包括ケアの開発で協定を結んでいる[6]。
- 2021年日本経済新聞社と日経HRが実施した、「企業の人事担当者からみたイメージ調査」[7](全上場企業と一部有力未上場企業4,850社の人事担当者を対象に、2019年4月から2021年3月までの間に採用した学生から見た大学のイメージなどを聞いた調査)において、名古屋工業大学は、「全国総合」で788大学[8] 中、第14位[7] にランキングされた。
- ダイヤモンド社の2006年年9月23日発行のビジネス誌『週刊ダイヤモンド』94巻36号(通巻4147号)「出世できる大学」と題された特集の出世力ランキング(日本の全上場企業3,800社余の代表取締役を全調査[9][10])で、名古屋工業大学は、2006年時点で存在する全国の744大学中、第14位にランキングされた[11]。
- ^ a b 2016年入学生用の大学案内によると、生命・物質化学、ソフトマテリアル、環境セラミックス、材料機能、応用物理、電気電子、機械工学の7分野から1分野を1年後期に選択。
- ^ a b 2016年入学生用の大学案内によると、ネットワーク、知能情報、メディア情報、建築・デザイン、環境都市、経営システムの6分野から1分野を1年後期に選択。
- ^ 名古屋工業大学教育研究センター機構規則によると、教育研究センターとして、次世代自動車工学教育研究センター、高度防災工学センター、コミュニティ創成教育研究センター、オプトバイオテクノロジー研究センター、グローバル共生情報研究センター、マルチエネルギーイノベーションセンターを置いている。