わづかちょう 和束町 | |||||
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和束茶の茶畑 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 近畿地方 | ||||
都道府県 | 京都府 | ||||
郡 | 相楽郡 | ||||
市町村コード | 26365-6 | ||||
法人番号 | 3000020263656 | ||||
面積 |
64.93km2 | ||||
総人口 |
3,102人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 47.8人/km2 | ||||
隣接自治体 |
木津川市、相楽郡笠置町、南山城村、綴喜郡宇治田原町、井手町 滋賀県甲賀市 | ||||
町の木 | スギ | ||||
町の花 | 茶の花 | ||||
町の鳥 | キジ | ||||
和束町役場 | |||||
町長 | 馬場正実 | ||||
所在地 |
〒619-1295 京都府相楽郡和束町釜塚字生水14番地2 北緯34度47分44秒 東経135度54分18秒 / 北緯34.79564度 東経135.90489度座標: 北緯34度47分44秒 東経135度54分18秒 / 北緯34.79564度 東経135.90489度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
和束町(わづかちょう)は、京都府の南部に位置する町。煎茶の日本一の産地である[1]。相楽郡に属す。
奈良時代には聖武天皇が造営した恭仁京と紫香楽宮を結ぶ恭仁京東北道が通る交通の要衝であった[2][1]。平安時代から鎌倉時代には、奈良の興福寺や京都の北野天満宮の荘園が置かれ、和豆香杣之荘、和束荘などと呼ばれた[2]。
江戸時代に将軍徳川秀忠の娘が天皇の中宮となったときには、この地が化粧料として朝廷へ献上され、皇室の直轄地「禁裏御料地」となった[2]。
京都府最大の茶産地で日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」の認定を受けている8市町村の一つである[1]。「人が輝き美緑(みりょく)あふれる郷 和束」を町の標語に掲げている。
京都府の南東側に位置する町であり、和束川沿いに市街地を形成している。
平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、10.30%減の4,483人であり、増減率は府下26市町村中23位、36行政区域中33位。
和束町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 和束町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 和束町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和束町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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京都府第6区(宇治市、城陽市、八幡市、京田辺市、木津川市、久世郡、綴喜郡、相楽郡) | 山井和則 | 立憲民主党 | 8 | 選挙区 |
和束町には2015年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。
主産業は農業(茶業)である[2]。工業では2018年(平成30年)の事業所数は13件となっている[2]。
和束での茶の生産は鎌倉時代末期に始まり、歴史的には京都御所に納められるほどであった[2]。しかし、明治時代においては宇治や宇治田原の茶よりも品質は下位とみられており、「山間地域にある茶産地のひとつに過ぎなかった」と和束町のウェブサイトには記載されている[9][リンク切れ]。明治後期には府下でトップの生産を誇る地域になったものの、依然として品質面では後塵を拝していた[10][リンク切れ]。その後、施肥の改善や品評会への参加、製茶機械の導入などにより、品質の改善が図られた。
2008年1月24日には、「宇治茶の郷 和束の茶畑」が京都府景観資産登録地区の第1号に認定された[11]、 「茶源郷としての茶畑と瓦屋根の集落景観」と、「鎌倉時代から継承する茶文化」が評価され、2013年10月4日には和束町として「日本で最も美しい村連合」にも加盟している[12]。
和束で生産される大部分の茶は、茶問屋を通じて宇治茶として出回るため、「和束」の名は一般には広く知られていない。 しかし茶の生産量は京都府内でもっとも多く、煎茶についてはその47%を占める[13]。
碾茶の生産量も増加し、2010年代半ばには全国トップクラスの生産量となった[1]。
2017年(平成29年)時点の京都やましろ農業協同組合(JA京都やましろ)和束支店の茶の取扱高は約30億円(約1,200t)で、茶問屋が直接生産者から買い付ける相対販売も入れると40億円の市場となる[1]。
市外局番は、0774(市内局番は20~99)となっている。 なお、NTT西日本では市内局番78と99(6000~6999)を和束町の一般加入電話に割り当てている。
相楽郡では唯一、町内を鉄道が通過していない。鉄道を利用する場合、駅から町内への路線バスが通じている最寄り駅はJR西日本関西本線(大和路線)加茂駅である。町北東端部の湯船地区の一部は加茂駅より信楽高原鐵道信楽駅のほうが近く、また町南東端の木屋地区は加茂駅より関西本線笠置駅のほうが近い。
現在は町内に道の駅はない。1993年4月22日に京都府下の登録第1号として道の駅茶処 和束が登録されたが、2004年に登録抹消され、全国初の道の駅登録抹消となった。
現在は町内の茶農家などが中心となって運営する和束茶カフェが、茶農家直売のお茶や、地元主婦グループが作るお茶を使った佃煮やスイーツなどを販売しながら、町内の見どころ案内などもしており、情報発信や観光の拠点としての役割を担っている[14]。