国道147号(こくどう147ごう)は、長野県大町市から松本市に至る一般国道である。
起点の大町市から南下し、安曇野市を経由して、終点の松本市に至る路線で、北アルプス地域と松本地域を結ぶ主要道として利用されている。
また当路線と、起点の大町市から接続している国道148号の2路線は、千国街道(塩の道)にあたる道筋になっており、これに並行してJR東日本大糸線が走っている。
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
大町市大黒町交差点を起点とし、大町バイパスが大町市旭町交差点まで伸びる。左手に昭和電工大町工場がある。高瀬川を上橋(じょうばし)で渡り、大町市常盤地区に入る。北安曇郡松川村を通り、安曇野市までは右手に北アルプスを見ることができる。
当初はバイパス道路として建設されたが、いずれも現道となっている。
- 大町バイパス
- 大町(おおまち)バイパスは、大町市街地を迂回するバイパス道路である。それぞれ大町市の大黒町交差点を起点とする国道147号と国道148号にまたがっており、一中東交差点を境に南側は旭町交差点までが国道147号、北側は南借馬交差点までが国道148号である。国道147号側は昭和期に建設されており、1974年(昭和49年)7月8日に竣工[8]、国道148号側は1986年(昭和61年)に事業着手[9]し、1995年(平成7年)前後に開通している。
- 穂高バイパス
- 穂高(ほたか)バイパスは、安曇野市穂高常盤町から同市穂高柏矢町の柏矢町南交差点に至るバイパス道路である。千国街道穂高宿の旧宿場町を迂回するかたちで建設され、旧道は安曇野市道および一部は長野県道309号塚原穂高停車場線となっている。
- 高家バイパス
- 高家(たきべ)バイパスは、安曇野市豊科下鳥羽から松本市島内に至る延長4.2 kmのバイパス道路である[12]。拾ヶ堰橋北 - 南中学校南 - あづみの産業団地 -(2007年(平成19年)7月25日供用開始[13][14])-アルプス大橋東 -(2000年(平成12年)12月26日供用開始[15])- 平瀬口の順に構成されており、2007年(平成19年)7月25日に延長278 m[16]のアルプス大橋の完成をもって暫定2車線として全線で供用を開始した[13]。
- バイパスが建設される以前は、拾ヶ堰橋北交差点から南下して梓川を梓橋でまたぎ、新橋交差点で国道19号に達する経路となっていたが、長野県内でも主要な渋滞ポイントとして数えられており[16]、1992年(平成4年)に事業着手した[12]。その後の費用便益分析(B/C)では、6.0が算出されている[17]。また全線供用後は、終点の平瀬口で接続する国道254号松本トンネル有料道路の利用台数が2.5倍に増加した[18]。
- その後、2022年(令和4年)3月よりアルプス大橋東交差点 - 平瀬口交差点の4車線化工事が進められ、同年12月26日に供用開始された[19]。
- 国道148号(大町市・大黒町交差点(起点) - 大町市・一中東交差点)
- 長野県大町市
- 長野県北安曇郡松川村
- 長野県安曇野市
- 長野県松本市
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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