『声とギター ジル・ルミノーゾ』 | ||||
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ジルベルト・ジル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1999年 | |||
ジャンル | MPB | |||
時間 | ||||
レーベル | Biscoito Fino | |||
プロデュース | ベネー・フォンテレス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジルベルト・ジル アルバム 年表 | ||||
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『声とギター ジル・ルミノーゾ』(原題:Gil Luminoso - Voz & Violão)は、ブラジルのミュージシャン、ジルベルト・ジルのスタジオ・アルバム。元々は1999年に録音され、同年発売の書籍『GiLuminoso』に付属していたCDが初出で、2006年に単体のアルバムとして発売された[3]。
ジルが1969年から1990年代にかけて発表した曲を、ギター弾き語りで再録音した内容である[3]。ただし、「オ・ソン・ダ・ペッソーア(人の響き)」の作曲は、書籍『GiLuminoso』を監修した美術家ベネー・フォンテレスにより、フォンテレスはボーカルでも参加している[3]。また、「ヴォセ・イ・ヴォセ(あなたとあなた)」はガル・コスタのアルバム『チェシャ猫の微笑』(1993年)に提供された曲で、ジル自身による録音は本作が初となる[3]。
ジル自身は本作について「このアルバムを発案し、プロデュースした私の友人は、私のレパートリーの中でも特に神秘的・精神的な指向の曲に焦点を当てようとしていたから、そういう方向性のアルバムになった」「とても宗教的だ」と説明している[4]。
アメリカでは『ビルボード』のワールド・ミュージック・アルバム・チャートで15位を記録し[5]、第50回グラミー賞で最優秀コンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバム賞にノミネートされた[6]。
Jeff Tamarkinはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ジルの柔和で穏やかな声と抑制的なギターは、とても温かくソウルフルな印象を醸し出し、その他の伴奏がないにもかかわらず、彼が過去に作り上げてきた音楽と同様に完成されている」と評している[7]。
特記なき楽曲はジルベルト・ジル作。