たいきちょう 大樹町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(十勝総合振興局) | ||||
郡 | 広尾郡 | ||||
市町村コード | 01641-1 | ||||
法人番号 | 3000020016411 | ||||
面積 |
815.67km2 | ||||
総人口 |
5,291人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年10月31日) | ||||
人口密度 | 6.49人/km2 | ||||
隣接自治体 | 河西郡中札内村、更別村、中川郡幕別町、豊頃町、広尾郡広尾町、日高郡新ひだか町、浦河郡浦河町 | ||||
町の木 | かしわ | ||||
町の花 | コスモス | ||||
町の鳥 | ひばり | ||||
大樹町役場 | |||||
町長 | 黒川豊 | ||||
所在地 |
〒089-2195 北海道広尾郡大樹町東本通33番地 北緯42度29分51秒 東経143度16分44秒 / 北緯42.49753度 東経143.27889度座標: 北緯42度29分51秒 東経143度16分44秒 / 北緯42.49753度 東経143.27889度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
大樹町(たいきちょう)は、北海道十勝総合振興局南部にある町である。
「宇宙のまちづくり」を標榜し、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致し、主に大樹町多目的航空公園でJAXAや大学などの研究機関が実験を行う。カントリーサインも滑走路を背景とした宇宙往還機らしきものとなっている。ミニバレー発祥の地。
十勝総合振興局の南部に位置。 西部は日高山脈に由来する山岳地帯で日高山脈襟裳十勝国立公園に属しており、東部は平地で太平洋に接する。 沿岸部にはいくつかの沼が点在し、 十勝海岸湖沼群が、環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」(重要湿地)に選定されている[1] 。
太平洋に面しているものの、冬季は非常に寒冷で1月の平均気温は氷点下9度前後、連日氷点下20℃以下の冷え込みが続く。歴舟川ではしばしばダイヤモンドダストが見られる。厳冬期には短時間での気温の変動差が非常に大きい。最高気温極値は35.8℃(2015年8月5日、2023年8月26日)、最低気温極値は-29.8℃(2019年2月8日)である。なお、10分値の計測では2001年2月12日6時40分に-30.4℃を観測している[2]。
大樹町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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大樹(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 9.0 (48.2) |
15.5 (59.9) |
17.0 (62.6) |
29.1 (84.4) |
32.7 (90.9) |
35.2 (95.4) |
34.9 (94.8) |
35.8 (96.4) |
33.4 (92.1) |
28.6 (83.5) |
21.5 (70.7) |
16.3 (61.3) |
35.8 (96.4) |
平均最高気温 °C (°F) | −1.8 (28.8) |
−1.0 (30.2) |
3.3 (37.9) |
10.1 (50.2) |
15.8 (60.4) |
18.3 (64.9) |
21.7 (71.1) |
23.3 (73.9) |
20.8 (69.4) |
15.4 (59.7) |
8.5 (47.3) |
1.0 (33.8) |
11.3 (52.3) |
日平均気温 °C (°F) | −8.8 (16.2) |
−7.8 (18) |
−2.2 (28) |
4.5 (40.1) |
9.9 (49.8) |
13.4 (56.1) |
17.3 (63.1) |
18.8 (65.8) |
15.7 (60.3) |
9.4 (48.9) |
2.7 (36.9) |
−5.3 (22.5) |
5.6 (42.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −16.8 (1.8) |
−16.8 (1.8) |
−9.4 (15.1) |
−1.8 (28.8) |
3.8 (38.8) |
8.8 (47.8) |
13.6 (56.5) |
15.0 (59) |
10.9 (51.6) |
3.4 (38.1) |
−3.4 (25.9) |
−12.3 (9.9) |
−0.4 (31.3) |
最低気温記録 °C (°F) | −29.1 (−20.4) |
−29.8 (−21.6) |
−26.2 (−15.2) |
−16.0 (3.2) |
−5.2 (22.6) |
−1.0 (30.2) |
4.5 (40.1) |
6.2 (43.2) |
−1.1 (30) |
−6.6 (20.1) |
−17.5 (0.5) |
−28.1 (−18.6) |
−29.8 (−21.6) |
降水量 mm (inch) | 33.7 (1.327) |
26.9 (1.059) |
49.2 (1.937) |
71.2 (2.803) |
107.1 (4.217) |
109.0 (4.291) |
132.9 (5.232) |
166.2 (6.543) |
202.2 (7.961) |
128.5 (5.059) |
72.9 (2.87) |
46.3 (1.823) |
1,146 (45.118) |
降雪量 cm (inch) | 162 (63.8) |
139 (54.7) |
130 (51.2) |
44 (17.3) |
3 (1.2) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
25 (9.8) |
123 (48.4) |
627 (246.9) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 5.7 | 5.0 | 7.2 | 8.6 | 9.4 | 8.6 | 10.6 | 11.5 | 11.1 | 9.6 | 8.6 | 6.5 | 102.4 |
平均月間日照時間 | 162.6 | 157.9 | 187.2 | 177.6 | 174.8 | 137.9 | 116.1 | 122.7 | 136.2 | 163.0 | 154.8 | 154.0 | 1,844.8 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[3] |
大樹町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大樹町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大樹町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大樹町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
アイヌ語の「タイキウシイ(tayki-us-i)」(ノミ・多い・ところ)から[4]。由来について1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では次のように紹介している[5]。
この町を貫流している日方川(引用注:歴舟川の別名)の河原は、むかしよく野宿した所であるが、どうしたわけか川原の砂の中にノミが多くいたのでこう名づけたといわれている。
また、アイヌの間では次のような伝説が伝わっている。以下は葛野辰次郎(葛野エカシ)によるものである[4]。
昔、十勝アイヌの村に盗賊団がやってきたとき、ひとりのおばあさんが、ノミの神様に助けて下さいとお祈りしたところ、ノミたちが盗賊達にたかって、盗賊団はみんな逃げ出してしまった。それ以来その村にはノミという名が付いた。
このほか、「大木が群生するところを意味する『タイキウシ』が由来」とするものもあるが、文法上誤りであり疑わしい。
雪印乳業(現・雪印メグミルク)大樹工場が置かれている。なお、2000年の雪印集団食中毒事件はこの大樹工場で発生した。
日本政策投資銀行の試算によれば、新たなロケットの発射場が大樹町に整備された場合、設備投資や観光客の増加などで道内全体に年間267億円の経済効果が及ぶと試算される[8]。
かつては広尾線が通っていたが、1987年(昭和62年)2月2日に廃止されている。町内には十勝東和駅、大樹駅、石坂駅が設置されていた。