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テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | TVN[1] |
本社所在地 |
![]() 〒630-8575[1] 奈良県奈良市法蓮佐保山3丁目1番11号[1] |
設立 | 1972年2月7日[1] |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3150001001748 |
事業内容 |
放送法に基づくテレビジョン放送 事業 |
代表者 | 代表取締役社長 長岡雅美[1] |
資本金 | 4億8000万円[1] |
発行済株式総数 | 106万6000株[2] |
売上高 |
18億1788万9000円(2022年度) [2] |
営業利益 | 8980万円(2022年度)[2] |
経常利益 | 8923万3000円(2022年度)[2] |
純利益 | 5586万5000円(2022年度)[2] |
純資産 |
11億3280万8000円 (2023年3月31日現在)[2] |
総資産 |
23億6692万4000円 (2023年3月31日現在)[2] |
従業員数 | 71人(2022年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月 |
主要株主 |
→「§ 資本構成」を参照 |
外部リンク | https://www.naratv.co.jp/ |
奈良テレビ放送 | |
---|---|
英名 | NARA TELEVISION CO.,LTD[1] |
放送対象地域 | 奈良県 |
ニュース系列 | - |
番組供給系列 | 全国独立放送協議会 |
略称 | TVN[1] |
愛称 | 奈良テレビ |
呼出符号 | JONM-DTV |
呼出名称 | TVNデジタルテレビジョン |
開局日 | 1973年4月1日 |
本社 |
〒630-8575[1] 奈良県奈良市法蓮佐保山 3丁目1番11号[1] |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 9[3] |
デジタル親局 | 奈良 29ch |
アナログ親局 | 奈良 55ch |
ガイドチャンネル | 55ch |
主なデジタル中継局 |
→「§ デジタル放送」を参照 |
主なアナログ中継局 |
→「§ アナログ放送」を参照 |
公式サイト | https://www.naratv.co.jp/ |
特記事項: テレビ東京系列の番組を同時・遅れネットで多く放送している。 リモコンキーIDの「9」を使用するのは、当社が西日本で唯一である(TOKYO MX TVと同じ)。 |
奈良テレビ放送株式会社(ならテレビほうそう、Nara Television Co., Ltd.)は、奈良県を放送対象地域としてテレビジョン放送事業を行う特定地上基幹放送事業者である。奈良県が筆頭株主の第3セクターである。通称は奈良テレビ、略称はTVN(TV NARA。通称や英称とは順序が逆)。
1973年4月に開局して以来、コミュニティ放送を除いて唯一の奈良県域の民間放送局。2006年4月1日12時より、地上デジタル放送を開始した(当初は同年10月1日に開始予定だったが、半年前倒しされた)。
開局以来、どの系列にも属さない独立放送局で、全国独立放送協議会に加盟している。しかし、近畿広域圏ではテレビ東京系列局のテレビ大阪の放送対象地域が大阪府のみで、奈良県では生駒市や奈良市など県北西部の一部の地域を除いて同局を受信できない[4]ことから、それを補完するようにテレビ東京系列の番組を大量に購入して放送している(近畿地方では、滋賀県のびわ湖放送や和歌山県のテレビ和歌山も同様)。ただし、『ワールドビジネスサテライト』など少数のネットセールス番組を除いて、同時ネットであってもCMは差し替えている。また消費者金融のCMも流しておらず、ネットセールス番組内に含まれる場合はACジャパンのCMに差し替える。
地上デジタル放送のリモコンキーIDは「9」。この番号は、公式には他に同じ独立局の東京都域放送メトロポリタンテレビでしか使われていないものである[5]。また、地上アナログ放送時代の親局のチャンネル番号である55chも日本で最も高い番号であった[6]。なお、デジタル放送では画素数・1920×1080ピクセルのフルハイビジョン放送を実施している[7]。現在のマスコットキャラクターは、鹿をモチーフにした「たしか君」と「もしかちゃん」(キャラクターデザインは芳岡ひでき)である。キャッチコピーは、2023年に開局50周年を記念して制定された「#なんかええやん奈良テレビ」。
近畿地方では最後に音声多重放送を開始(1997年)した局にして、日本で最後に公式ウェブサイトを開設し、ワンセグ放送を民間放送で最後に開始したテレビ局でもある。なお、過去に『週刊ダイヤモンド』(2007年6月2日号)で掲載された「民放127局経営力ランキング」では規模の小ささゆえに127位(最下位)と評されたものの、近年の決算は、通販番組(テレビショッピング)の収入等で黒字基調で推移しており、独立放送局の中では比較的安定した経営を行っている。
2024年4月8日から一部の自社制作番組について、在京民放キー局5社が共同運営している動画配信サービス「TVer」への供給を開始した[8]。
企業・団体は当時の名称。出典:[2][11][12][13]
筆頭株主は15%を出資する奈良県。次いで、近鉄グループもグループ3社(近畿日本鉄道・奈良交通・近畿日本ツーリスト)の合計で15%弱を出資する。設立に携わった近鉄は天気予報など、複数の番組でしばしばスポンサーとなるなど関係が深い。奈良県の地場企業では、南都銀行が関連会社(南都商事)名義を合わせて約14%弱を出資している。
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|---|---|
5億3300万円 | 1,066,000株 | 63 |
株主 | 株式数 | 比率 |
---|---|---|
奈良県 | 160,000株 | 15.00% |
南都商事[14] | 96,000株 | 9.00% |
天理教 | 76,000株 | 7.12% |
産業経済新聞社 | 72,000株 | 6.75% |
関西電力 | 60,000株 | 5.62% |
近畿日本鉄道 | 52,000株 | 4.87% |
南都銀行 | 52,000株 | 4.87% |
近畿日本ツーリスト | 52,000株 | 4.87% |
奈良交通 | 52,000株 | 4.87% |
奈良県農業協同組合 | 48,000株 | 4.50% |
前述の通り、現在は奈良県内におけるテレビ東京系列局のような位置付けにある。一方で、1990年代までは自社制作の番組は少なく、歴史・教養番組に力を入れていた。
これは、設立目的の1つに学校などに向けた教育放送を行うことが盛り込まれていたためで、かつてはNHK教育テレビジョン(Eテレ)のような教育番組を自社制作していた[15](現在は行っていない)。当初は小学3 – 6年生の算数[16]と4年生の社会(奈良県について)の2科目で、算数は岩波映画製作所が制作し、川久保潔や堀絢子などの声優が顔出しで出演していた。その後、教育課程の変更により新しく制作された番組や小学2年の算数の番組は、エキスプレスなどの大阪府の制作会社が制作を担当した。この教育放送は、原則として毎週月・水曜の午前中と金曜の14時台に放送されていた。こういった事情から、開局して数年は『週刊TVガイド』に番組表を掲載していなかった。
また開局当初の年末年始には、当時マイクロウェーブ回線が十分に整備できず、東京12チャンネル他からの同時ネットができないなどから、実勢放送時間がわずか30分強[17]など、極端に短時間の放送で終わった例もあった。
1984年(昭和59年)11月からは、日中の放送休止時間帯を利用して共同通信社から配信された文字ニュースを、『UTN文字ニュース』のタイトルで日本で初めて実施した(それまではカラーバーやテストパターン映像が放送されていた。文字ニュースは後にKBS京都、三重テレビ、岐阜放送、群馬テレビなどの各局でも放送された)。
2003年(平成15年)6月に弓場季彦が代表取締役社長に就任してからは自社制作が増え始め、ニュース番組が昼間にも放送されるようになったほか、平日夕方と夜のニュース番組も徐々に拡大されていった。弓場季彦の社長就任後にスタートした番組には、弓場本人が実質的に直接制作に関与しており、自ら出演するレギュラー番組も5本あった(著名人へのインタビューや深夜の映画番組での解説役など)。ニュースや地域情報番組へのゲスト出演や、改編期などの宣伝番組でも進行役を務めたりと、積極的に顔を出していた。他に、弓場は複数の自著を出版しており、その書籍のCMも放送された。また、地域情報番組『ざっくばらん』の後番組として放送されていた『気になる時間』で、「奈良倉健」名義で司会を務めていた山根康広が歌うエンディングテーマのPVにも出演していた。なお、弓場は2008年(平成20年)、3期満了(任期・1期2年)により社長を退任した。
KBS京都、三重テレビなど隣接する独立局とは異なり自社制作の番組を他局に販売するレギュラー番組はこれまで皆無に等しかったが2022年(令和4年)3月に開局したBSよしもととの共同制作で『笑い飯哲夫のおもしろ社寺めぐり』が放送開始。全国どこでもテレビを通じて当局制作の番組が視聴できるようになった。
自社およびテレビ東京以外が制作しているものには、制作局を表記した。なお、重大な災害等が発生しテレビ東京で報道特別番組が組まれた場合は、番組を中断・休止して同時ネットすることがある。
現在の番組の詳細は、公式サイトの番組一覧あるいは週間番組表を参照。
前述のように、デジタル放送の開始当初(2006年(平成18年)6月まで)は時差ネットのみハイビジョンで放送されていた。
テレビ東京で字幕放送を行っている番組は字幕放送を行っている。また、ゴールデンタイム(主に19・20時台)の番組については自主編成等で臨時非ネットとすることがある[27]。
制作局不明の番組も含む。
いずれも、『ゆうドキッ!』の放送開始に伴って設置された。当初はハイビジョン非対応だったが、後にハイビジョン対応の機種に更新されている。
これにより結果的に、アナログ放送よりも北方向(大阪府北東部や京都府南部など)へ受信可能エリアが広がった。また栃原中継局は、和歌山県北東部(橋本市・紀の川市等)も受信可能エリアとなった(しかし、あくまでも放送対象エリアの免許は奈良県域である)。
親局送信所が移転した理由として、アナログ放送時代に、当社はUHFで送信しているにもかかわらず、奈良盆地ではVHFアンテナしか設置されていない世帯や、UHFアンテナを設置していても、神戸方面(サンテレビジョン)や京都方面(KBS京都)へのスピルオーバー狙いの世帯が多く、視聴者確保で苦労したからである[3]。
デジタル放送開始に備え、奈良市内に古都・奈良ならではの歴史的建築物をイメージした新社屋を建設。2004年(平成16年)10月22日に竣工し、同年11月1日に本社機能を新社屋へ移転、2005年(平成17年)4月1日に放送センターも新社屋へ移転した。また、自社でハイビジョン対応の中継車を導入した。こちらも参照)。
2005年(平成17年)12月2日3時には、試験電波の発射を開始。試験放送中は、テレビ東京発の番組は遅れネット分を含めて全て画面比4:3の標準画質での放送だったが、『ニュースONステージ』や『ざっくばらん』などのメインスタジオを使用する生放送の番組はこの頃からハイビジョン放送となった(特に『ざっくばらん』は、すでにこの頃からVTRもほとんどがハイビジョン化されていた)。2006年(平成18年)4月の本放送開始後は、一部のCMやテレビ東京などの他局の制作番組も遅れネット分が、翌7月の中継回線デジタル化以降は大半の番組がハイビジョン化され、同時にデータ放送も開始した。
リモコンキーIDは近畿総合通信局から「9」が割り当てられた。全国的にみても地上波無線放送局で「9」はTOKYO MXと本局のみ。
中継局に関しては、アナログ放送時代は最大で50局が設置されていたが、デジタル放送では難視聴地域において他の中継局やケーブルテレビを活用してカバーすることになり、わずか8局の設置に留まり、地上波放送のテレビ局としては全国最少[51]の数となった。これは、県北西部(奈良盆地)に県内人口の9割が集中しており、これらの世帯のほとんどが生駒親局か栃原局のどちらかを受信できることや、残り1割の人口が散在している吉野・大和高原地域をカバーするには、アナログ放送と同等の数十か所もの中継局の開設が必要となり、経営を圧迫することが勘案されたためである。アナログ時代の両地域の中継局の中には、共聴設備への導入や過疎化などで直接受信世帯が皆無になった局もあり、地デジへの完全移行よりも前に廃止されたところもある。
一方で、県中部に位置する栃原局や五条丹原局以南の地域には一切中継局が設置されておらず(ミニサテライト局を含む[52])、これらの地域では『こまどりケーブル』における再放送をもって代替することになった[53][54]。
公式サイト内の送信所一覧図によると、奈良県内のほぼ全域のほか、その周辺の京都府南部[55]、和歌山県北東部[56]、大阪府東部の一部[57]、三重県伊賀地域の一部などをサービスエリアとしている。
2011年7月24日をもって終了。開局当初は松尾山親局、奈良西、栃原岳の3か所のみで、奈良北西部エリアである奈良市、生駒市、桜井市、大和高田市、吉野町をはじめとした地域、並びに近県では京都府京都市・宇治市・城陽市、大阪府枚方市・高槻市、和歌山県橋本市・かつらぎ町・粉河町(現紀の川市)などの一部地域が想定サービスエリアとされ、奈良東部や奈良南部は事実上視聴することができなかった。[18]
JONM-TV[58](出力は親局を除き映像出力。音声出力は映像出力の4分の1)
空中線電力 | 実効輻射電力 | |
---|---|---|
映像 | 1kW | 8.3kW |
音声 | 0.25kW | 2.08kW |
下記の中継局以外にも多数中継局が存在した。複数掲載されているものは、アナアナ変更前によりチャンネルが変更された。
以下の奈良県外のケーブルテレビでは、区域外再放送が行われている。
2024年(令和6年)7月現在、奈良テレビの公式ページで紹介しているのは以下の4人[65]。過去には、番組単位で出演契約を結んでいたアナウンサーも「TVNアナウンサー」と称していた。
過去に奈良テレビの公式ページで「TVNアナウンサー」として紹介されていた人名を記載。特記以外は全員奈良テレビ社員である。
○:2017年4月時点で奈良テレビ制作の番組にキャスターとして出演。
全国紙は除く。いずれもハーフサイズで、NHKや在阪局と同じフルサイズで掲載されている新聞は存在しない(2011年4月現在)。ただし、かつては朝日新聞(奈良版)に限り最終面にフルサイズで掲載されていた時期があった。