枢密書記官長 (すうみついんしょきかんちょう、英語 :Clerk of the Privy Council 、仏語 :Greffier du Conseil privé )は、カナダ 政府 の上級官僚 である。正式な呼称と地位は「枢密院 書記官 長および内閣 書記官 (Clerk of the Privy Council and the Secretary to the Cabinet)」である。書記官長は、首相 の助言のもと、カナダにおける国王 の代理である総督 によって任命される。
枢密院書記官長は首相に対する次官として首相に公平な助言を与えるとともに、枢密院事務局を担当する。内閣書記官としては、枢密院書記官長は大臣に公平な助言を与え、内閣 や委員会に与えられた助言や支援を監督する。官僚 の首席として書記官長は、他の次官たちを監督し、政府全体に対して党派に偏らない立場から専門的な助言を与える責任をもっている[ 1] 。
両端に書記官長経験者が写っている。 (左から)ノーマン・ロバートソン 駐英高等弁務官、マッケンジー・キング 首相 、ブルック・クラックストン 国防相、アーノルド・ヒーニー 枢密院書記官長 (パリ講和会議 、1946年)
William Henry Lee (1867–1872)
William Alfred Himsworth (1872–1880)
Joseph Olivier Côté (1880–1882)
John Joseph McGee (1882–1907)
Rodolphe Boudreau (1907–1923)
アーネスト・ジョセフ・ルメール (1923–1940)
アーノルド・ヒーニー (1940–1949)
ノーマン・ロバートソン (1949–1952)
ジャック・ピッカースギル (1952–1953)
ロバート・ブライス (1954–1963)
Robert Gordon Robertson (1963–1975)
Peter Michael Pitfield (1975–1979, 1980–1982)
Marcel Massé (1979–1980)
Gordon Osbaldeston (1982–1985)
Paul M. Tellier (1985–1992)
Glen Shortliffe (1992–1994)
Jocelyne Bourgon (1994–1999)
Mel Cappe (1999–2002)
Alexander Himelfarb (2002–2006)
Kevin G. Lynch (2006–2009)
Wayne Wouters (2009- 現在)