梁偉鏗

梁 偉鏗（りょう いこう、リャン・ウェイケン、英: Liang Weikeng、2000年11月30日 - ）は、中華人民共和国の男子バドミントン選手^[1]。BWF世界ランキング最高位は1位。2024年パリオリンピックの銀メダリスト。

梁 偉鏗
基本情報
生年月日	(2000-11-30) 2000年11月30日（23歳）
性別	男性
国籍	中国
出身地	広東省
身長	176cm
選手情報
利き腕	右
種目	男子ダブルス
主な戦績
世界ランク（最高）	1位
国際大会	パリオリンピック 銀メダル（2024年） 世界選手権 3位（2023年） アジア選手権 優勝（2024年） パリオリンピック 準優勝（2024年） ワールドツアー 通算7タイトル BWFワールドツアーファイナルズ 準優勝（2023年） インドネシア・オープン 優勝（2024年） 中国オープン 優勝（2023年） マレーシア・オープン 優勝（2024年） アジアジュニア選手権 準優勝（2018年）
獲得メダル 男子バドミントン 中国 オリンピック 銀 2024 パリ 男子ダブルス 世界選手権 銅 2023 コペンハーゲン 男子ダブルス スディルマン杯 金 2023 蘇州 混合団体 トマス杯 金 2024 成都 男子団体 アジア競技大会 金 2022 杭州 男子団体 アジア選手権 金 2024 寧波 男子ダブルス ワールドツアーファイナルズ 銀 2023 杭州 男子ダブルス 世界ジュニア選手権 銅 2018 マーカム 男子ダブルス 金 2018 マーカム 混合団体 アジアジュニア選手権 銀 2018 ジャカルタ 男子ダブルス 金 2018 ジャカルタ 混合団体
BWFプロフィール

経歴

ジュニア時代

商亦辰とペアを組み、世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。アジアユースU19選手権では、決勝で同胞の王昶 / 邸子健ペアに敗れて準優勝となった。

2022年

しばらく期間が空いた2022年から、王昶とペアを組み、同年6月のインドネシア・マスターズでは早くも決勝まで駒を進める。しかし決勝でインドネシアのファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントペアに敗れ、準優勝となる。しかしその3ヶ月後のジャパン・オープンで、決勝でデンマークペアを下して優勝を果たす^[2]。

2023年

年明け最初の大会であるマレーシア・オープンでは、準決勝でサトウィクサイラジ・ランキレッディ / チラグ・シェッティを破り決勝に進むも、ファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントに敗れ、ワールドツアースーパー1000のタイトルを逃した。しかし1週間後のインド・オープンでは2週連続で決勝に進出し、第3シードのアーロン・チア / ソー・ウーイックを破り優勝を果たした。

3月の全英オープンでは、準決勝で第3シードのモハマド・アッサン / ヘンドラ・セティアワンと15-21, 21-19, 27-29に及ぶ激戦の末、敗れて3位となった。

5月のスディルマン杯では、中国代表チームの第2ダブルスとして出場し、中国チームの優勝に貢献した。また、2週間後のタイ・オープンでは、インドネシアのペアを3試合連続で破って優勝した^[3]。

6月のシンガポール・オープンでは、前週に続き連続で決勝に進出。しかし決勝で保木卓朗 / 小林優吾に敗れ準優勝となる。翌週のインドネシア・オープンでは、準々決勝でプラムデャ・クスマワルダナ / イェレミア・ランビタンにファイナルで敗れて敗退した。

8月の世界選手権では、準決勝まで駒を進めるも、キム・アストルプ / アンダース・スカールプ・ラスムセンに21-17, 18-21, 19-21と、ファイナル2点差の接戦で敗れ敗退。決勝進出はならなかったが、初出場にして世界選手権銅メダルを獲得する結果となった。

9月の中国オープンでは、準決勝で保木卓朗 / 小林優吾に21-16, 20-22, 22-20とファイナルデュースの接戦を勝利し、シンガポール・オープンのリベンジを果たす。決勝ではアーロン・チア / ソー・ウーイックをストレートで下し優勝。ワールドツアースーパー1000初のタイトル獲得となった。

世界ランク1位達成

10月31日更新のBWF世界ランキングで、サトウィクサイラジ・ランキレッディ / チラグ・シェッティを抜いて1位に上り詰めた。22歳にして、ペア結成から約1年5ヶ月ほどで世界ランク1位を達成した。

11月の中国マスターズでは、決勝で第1シードのサトウィクサイラジ・ランキレッディ / チラグ・シェッティに21-19, 18-21, 21-19 で勝利し、第2シードから優勝した^[4]。

12月のBWFワールドツアーファイナルズでは、グループリーグを2位通過し、準決勝でファジャル・アルフィアン / ムハマド・リアン・アルディアントを破って決勝に進出。決勝では韓国の姜敏赫 / 徐承宰に敗れ準優勝となった。

2024年

4月のアジア選手権では、決勝でゴー・ジーフェイ / ヌル・イズディンを破って優勝し、金メダルを獲得した。

成績

世界選手権

年	開催地	パートナー	対戦相手	スコア	結果
2023	コペンハーゲン	王昶	キム・アストルプ アンダース・スカールプ・ラスムセン	21-17, 18-21, 19-21	3 ３位

アジア選手権

年	開催地	パートナー	対戦相手	スコア	結果
2024	寧波	王昶	ゴー・ジーフェイ ヌル・イズディン	21-17, 15-21, 21-10	1 優勝

BWFワールドツアー

年	大会	レベル	パートナー	対戦相手	スコア	結果
2024	インドネシア・オープン	スーパー1000	王昶	マン・ウェイチョン ティー・カイウン	19-21, 21-16, 21-12	1 優勝
2024	マレーシア・オープン	スーパー1000	王昶	サトウィクサイラジ・ランキレッディ チラグ・シェッティ	9-21, 21-18, 21-17	1 優勝
2023	BWFワールドツアーファイナルズ	ファイナルズ （スーパー1000）	王昶	姜敏赫 徐承宰	17-21, 20-22	2 準優勝
2023	中国マスターズ	スーパー750	王昶	サトウィクサイラジ・ランキレッディ チラグ・シェッティ	21-19, 18-21, 21-19	1 優勝
2023	中国オープン	スーパー1000	王昶	アーロン・チア ソー・ウーイック	21-12, 21-14	1 優勝
2023	シンガポール・オープン	スーパー750	王昶	保木卓朗 小林優吾	13-21, 18-21	2 準優勝
2023	タイ・オープン	スーパー500	王昶	ムハマド・ショヒブル・フィクリ バガス・マウラナ	21-10, 21-15	1 優勝
2023	全英オープン	スーパー1000	王昶	モハマド・アッサン ヘンドラ・セティアワン	15-21, 21-19, 27-29	3 ３位
2023	インド・オープン	スーパー750	王昶	アーロン・チア ソー・ウーイック	14-21, 21-19, 21-18	1 優勝
2023	マレーシア・オープン	スーパー1000	王昶	ファジャル・アルフィアン ムハマド・リアン・アルディアント	18-21, 21-18, 13-21	2 準優勝
2022	ジャパン・オープン	スーパー750	王昶	キム・アストルプ アンダース・スカールプ・ラスムセン	21–18, 13-21, 21-17	1 優勝

脚注

1. LIANG Wei Keng - BWF
2. "Badminton: China's Liang Weikeng, Wang Chang win men's doubles title at Japan Open" - CGTN（2022年9月5日）
3. "China's Liang, Wang claim men's doubles title at badminton's Thailand Open" - XINHUA NET（2023年6月4日）
4. "チームヨネックスが5種目制覇！ リャン・ウェイケン＆ワン・チャンペアは新ラケット ナノフレア800で頂点へ　中国マスターズ" - YONEX（2023年11月27日）

外部リンク

• 梁偉鏗 - 世界バドミントン連盟のプロフィール （英語）
• 梁偉鏗 (@liangweikeng1130) - Instagram