梁容銀

 梁 容銀 (Y・E・ヤン) 
Yong-Eun YANG
基本情報
名前 梁 容銀 (Y・E・ヤン)
生年月日 (1972-01-15) 1972年1月15日(52歳)
身長 177 cm (5 ft 10 in)
体重 88 kg (194 lb)
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 済州特別自治道済州市
経歴
プロ転向 1996年
メジャー選手権最高成績
(優勝: 1)
マスターズ 8位: 2010
PGA選手権 優勝: 2009
全米オープン 3位: 2011
全英オープン 16位: 2011
成績
優勝回数 米国2・日本4・アジア1
初優勝 2004年(サン・クロレラクラシック
テンプレートを表示

梁 容銀ヤン・ヨンウン양용은、英語転写:Yong-Eun Yang1972年1月15日-)は、大韓民国済州出身の男子プロゴルファー。アジア男子選手初のメジャー選手権優勝者。

日本ゴルフツアーでは「Y・E・ヤン」の登録名だったため、この呼び名でよく知られている。

経歴

[編集]

19歳の時に友人の勧めによりゴルフを始める。1996年に24歳でプロ入りし、2000年キリン・オープンで日本ツアーデビューを果たす。それから4年後の2004年にはサン・クロレラクラシックアサヒ緑健よみうりメモリアルに優勝し、日本ツアーで年間2勝を挙げた。更に2005年コカ・コーラ東海クラシック2006年サントリーオープンで優勝している。

2006年11月9日-12日に中国上海での「HSBC選手権」では並み居る強豪たちを相手に初優勝を決めた(参考リンク )。この時に上位に入った選手は、2位がタイガー・ウッズ、3位がレティーフ・グーセン南アフリカ、全米オープンゴルフ2001年・2004年優勝)、4位がマイケル・キャンベルニュージーランド、2005年全米オープンゴルフ優勝者)であった。翌2007年にはヨーロッパツアーにフル参戦し、賞金ランキング28位に入る。2008年以後はアメリカPGAツアーに本格参戦するようになり、2009年3月初頭の「ホンダ・クラシック」で米国ツアー初優勝を果たす。

2009年にアメリカ・ミネソタ州チャスカで行われた全米プロゴルフ選手権では、第3ラウンドで67(5アンダー)をマーク。最終日の最終組でタイガー・ウッズと一緒に回った。3日目終了時点では首位のウッズに2打差の2位だったが、梁は最終ラウンドを70(2アンダー)で回り、75(3オーバー)でスコアを崩したウッズを逆転して優勝を飾った。梁の4日間のスコアはトータル8アンダーパー(73+70+67+70=280ストローク)だった。それまでのウッズは、過去14回のメジャー大会ではいずれも最終日首位スタートから逃げ切るパターンで勝利を重ねてきたが、梁が初めてこのパターンを崩した。こうして「アジア男子選手初のメジャー大会優勝者」になり、同時に「メジャー大会の最終日にウッズを逆転で破った最初の選手」となった。これが決め手となり、同年のプレジデンツカップ世界選抜に選出されている。

プロ優勝 (18)

[編集]

PGAツアー (2)

[編集]
Legend
Major championships (1)
Other PGA Tour (1)
No. Date Tournament 優勝スコア 打差 2位
1 8 Mar 2009 ザ・ホンダ・クラシック −9 (68-65-70-68=271) 1打差 アメリカ合衆国の旗 ジョン・ロリンズ英語版
2 16 Aug 2009 全米プロゴルフ選手権 −8 (73-70-67-70=280) 3打差 アメリカ合衆国の旗 タイガー・ウッズ

ヨーロピアンツアー (3)

[編集]
Legend
Major championships (1)
Other European Tour (2)
No. Date Tournament 優勝スコア 打差 2位(タイ)
1 12 Nov 2006(2007シーズン) HSBCチャンピオンズ
(アジアンツアー共催)
−14 (66-72-67-69=274) 2打差 アメリカ合衆国の旗 タイガー・ウッズ
2 16 Aug 2009 全米プロゴルフ選手権 −8 (73-70-67-70=280) 3打差 アメリカ合衆国の旗 タイガー・ウッズ
3 18 Apr 2010 ボルボ中国オープン
(ワンアジアツアーとの共催)
−15 (68-66-68-71=273) 2打差 ウェールズの旗 リス・デービス英語版ウェールズの旗 スティーブン・ドッド英語版

日本ツアー (6)

[編集]
Legend
Major championships (1)
Other Japan Tour (5)
No. Date Tournament 優勝スコア 打差 2位(タイ)
1 8 Aug 2004 サン・クロレラクラシック −13 (67-70-69-69=275) 3打差 ニュージーランドの旗 デビッド・スメイル中華民国の旗 葉偉志
2 7 Nov 2004 アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープンゴルフトーナメント −17 (69-78-69-65=271) 2打差 日本の旗 片山晋呉
3 9 Oct 2005 コカ・コーラ東海クラシック −18 (66-72-65-67=270) 4打差 日本の旗 手嶋多一
4 10 Sep 2006 サントリーオープンゴルフトーナメント −14 (67-68-68-63=266) 6打差 日本の旗 星野英正日本の旗 谷口徹
5 16 Aug 2009 全米プロゴルフ選手権 −8 (73-70-67-70=280) 3打差 アメリカ合衆国の旗 タイガー・ウッズ
6 29 Apr 2018 中日クラウンズ -12(67-67-67-67=268)[1] 4打差 大韓民国の旗 黄重坤英語版(ハン・ジュンゴン)
オーストラリアの旗 アンソニー・クワイエル

アジアンツアー (2)

[編集]
No. Date Tournament 優勝スコア 打差 2位
1 24 Sep 2006 韓国オープン −14 (65-67-68-70=270) 3打差 大韓民国の旗 姜志満(カン・ジマン)
2 12 Nov 2006 HSBCチャンピオンズ
(ヨーロピアンツアー共催)
−14 (66-72-67-69=274) 2打差 アメリカ合衆国の旗 タイガー・ウッズ

ワンアジアツアー (2)

[編集]
No. Date Tournament 優勝スコア 打差 2位(タイ)
1 18 Apr 2010 ボルボ中国オープン
(ヨーロピアンツアーとの共催)
−15 (68-66-68-71=273) 2打差 ウェールズの旗 リス・デービス/ウェールズの旗 スティーブン・ドッド
2 10 Oct 2010 コロン韓国オープン −4 (74-71-69-66=280) 2打差 大韓民国の旗 崔虎星(チェ・ホソン)/大韓民国の旗 キム・ビーオ英語版

韓国ツアー (3)

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 中日クラウンズ 最終スコア”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2018年4月29日). 2018年4月29日閲覧。

外部リンク

[編集]